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▼ サラトガ on FLY-4
- ジャンル:釣行記
- (サラトガ (アロワナ))

釣り雑誌 「鱒の森」で活躍するYMDさんが来た。
シドニーからブリスベン遠征は3度目だ。
サラトガを釣りたい・・・そんな始まりだったけど、
いつも行く湖は水の問題で2度もCLOSEDだった。
それでも、ブリスベンのソルトはおおらかに彼を迎え、
50㎝弱の真鯛が釣れ、マグロやターポンに悶絶させられた。
今回で3度目、しかし2度あることは・・・とはよく言ったもので、
またもや湖は閉ざされていた。
他の場所でも釣れないことはない、
でも数が少ないから坊主の可能性も十分ある。
延期したほうが良い旨を伝えたが、それでも来るという気迫に感心した。
空港で彼をピックアップし、久々の再開に話が弾んだ。
朝早いからはやく寝るつもりだったのに、結局寝たのは1時近かった。
2時半に起き出発する。YMDさんもほとんど寝ていないようだった。
車中でも話ははずみ、結局2時間の運転も全く苦にならずに到着。
あたりはまだ真っ暗で日が上るまでゆっくりと準備をした。
草に覆われ、リリーパットのような藻が岸際を埋め尽くしている。
バスバクを投げれば、パットの隙間からバコッ!!
っとサラトガかオージーバスが食いついてくるイメージがすぐに湧いてきた。

ボートを走らせ、いかにも釣れそうなポイントに
バスバクやウィードガード付きのバッタフライなどを投げる。
たまに、ボシュ!という捕食音が聞こえる。
これは・・・釣れるな。
ちょっと興奮し始めた。 しかし・・・
投げ始めて2時間。。。アタリすらない。
空と同じような暗雲が僕らの心にも漂い始めていた。
ポイントを移動し、ここかな? ここでしょ? ここで釣れなきゃ?
ジワリとくる焦りと闇雲に打つフライは虚しさをまとい始めた。
僕は竿を置いてポカーンと空を眺め久々に味わう自由を噛みしめた。
横ではまったくアタリもないのに、マシーンのようにキャストし続けるYMDさん。
そんな彼を眺めること2時間近く・・・湖は沈黙を保ったままだった。
遠征という限られた時間で、難易度の高い魚を釣るというプレッシャーを感じた。
生命感のない湖にこれ以上時間を使うのがもったいない・・・
引きあげましょう。というと、YMDさんは何かから解放されたような、
でも残念な表情だった。
ボートランプへ戻る道中YMDさんはコクリコクリと落ちていた。
湖を後にし、グーグルマップを開けいくつかの選択肢をあげた。
サラトガを諦めて、汽水域でトレバリーやマゴチ、ターポン、MJを狙うか、
何度かサラトガをサイトはしているが、まだ釣果はない川を攻めるか。
最悪、バラマンディの釣り堀もある・・・
やっぱ魚が多い汽水かな? と思っていたが、YMDさんは迷うことなく
「サラトガで!!」と答えた。
昼食をFFで済ませ、宿泊場にチェックINして少し休憩した。
真夏の強烈な陽射しとUVは危険なほどだった。
少し日が傾いたころ川へ向かった。

ポイントへ着き、下流へと歩く。
YMDさんがキャストを始め、僕はその上流で始めた。
この時間帯ならシェードだろう、そう思って投げたフライに数匹の影がついてきた。
過去この川でオージーバスは何度も釣っているため、迷いなくバスだと思っていた。
バイトがなかったため、シェードのさらに奥へとフライを入れた。
お気に入りのSTPフロッグを1、2ポップさせ、ドリフトさせるとバコッと出た。
すかさず合わせると、ビュン!とジャンプした。ヒラヒラとした魚体が見えた。
あれ? まさか・・・
抵抗する隙を与えないほど素早くフライラインを引いてくると、魚が見えた。

あ、サラトガだ。
すぐにランディングして、YMDさんを呼んだ。

久しぶりに見たサラトガはやっぱり美しかった。
写真を撮り、その周辺を投げたけれど、反応はなかった。
とりあえずサラトガはいる事が確認できた。

やる気になったYMDさんはどんどん下流を釣っていった。
何度かサラトガをサイトしたり、怪しいバイトはあったものの、
なかなか思うようには行かなかった。
あまりに熱いため一度宿へ戻り休憩した。
勝負は夕マズメだな。そう思っていた。
夕マズメのいい時間になった。
さっき釣れた場所をもう一度やってみるも、かわいいバイトがあっただけだった。
でも、まだ先にいいポイントがある。
そこが今日の勝負どころだな。
ポイントの近くまで来た、
その時さっきまで元気そうに見えたYMDさんがぐったりとしていた。
激しい頭痛と吐き気がするという。
顔色もよくない。まさか脳梗塞? それとも熱中症?
携帯電話が繋がらないこんな場所で、なにかあったら命が危ないかも・・・
本人は涼しいところで座っていれば大丈夫と言うが、心配だ。
なにかあったらすぐに街へ行き、000だな。
少し休むとYMDさんはフーっと大きく息をついた。
目の前には夕マズメのいい時間帯にいいポイントが広がる。
涼しい場所に座り、水面を眺める。
ゆっくりと時間は過ぎ、結局竿を振ることはなく宿に戻った。
宿へ着いた後、爆睡するYMDさんは朝まで起きることはなかった。
昼間がウソのようにヒンヤリとした空気が漂うバルコニーで
一人食べるバーガーもなかなか乙だった。
つづく
- 2016年3月8日
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