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▼ 微笑みの国の雷神 ~其の壱~
―prologue―
海外へ行くという発想は、実はかなり前からあった。
日本縦断釣行を終えた後に何をしようかと考えたら、当然のように「海外」の二文字が浮かんだ。
だから去年、日本縦断釣行を1年前倒しで決行した。
でも、具体的な発想は全くなかった。
考えていたことは、初めての海外釣行を自転車で行くのは怖いかな、ということくらい。
しかし、転機は訪れた。
縦断中に聞かせてもらったタイの話が、何気なく手に取った怪魚マガジンと繋がった時、全てが動き出した。
まさしく、運命。
夏の終わりの小さな冒険から始まった物語が、新しい物語へと繋がった。
さあ、旅を始めよう。
狙うは、微笑みの国・タイの「雷神」、シャドー。
RUN THROUGH 2nd stage スタート。
3月4日。
とうとう出発の日がやってきた。
たくさんの釣り具を入れたバックパックは10キロもあったけど、それが気にならないくらい、心が軽かった。
まずは自宅を出発し、電車で羽田空港へ。
受付カウンターで今回の同行者であるnaoくんとshoshoくんと合流する。

そして受付へ。
が、しかしここで最初の問題が発生。
「お客様の飛行機は上海で乗り換えです。上海では到着の虹橋空港から浦東空港への移動があります。そうですね、日本で言うと羽田―成田間ほどの距離だと思います。交通手段に関しては、現地で聞いてみてください。」
・・・
は?
乗り換えなのは知ってたけど、空港まで違うの!?
改めてe-チケットをよく見てみると、やはりそうらしい。
はあ....
人民元持ってないし、中国語喋れないし、大丈夫かな??
まあ、なんとかするしかないか。
もうどうしようもないので、後は成り行きだ(笑
荷物を預け、不安だらけのまま飛行機へと乗り込んだ。
2時間後。
はじめて見る上海は異様な光景だった。

見渡す限り、同じカタチの建物だった。
しかも、スモッグ?(たぶんPM2.5)で空が覆われ、雲一つないのに全てが霞んでいた。
入国審査を済ませて荷物を受け取ったところで、まずはインフォメーションセンターへ。
3人とも英語はほとんどダメなので、3人分の英語力をかき集めて移動の方法を尋ねる。
すると
「あなたたちのフライト時間は早いので、急がないと間に合わないです。すぐに両替をしてバスに乗り込んでください。」
(たぶん意訳)
・・・
は??
とりあえず深く考えないようにして、サクッと両替を済ます(笑
そして教えてもらったシャトルバス乗り場へ。
すると、なんと丁度バスが出発するところではないか!
ヤバい!
全員でダッシュしてバスに走り寄る。
すると親切なおばさんがバスを止めてくれて、無事乗り込むことができた。
セーフ.....
そして今度は別のターミナルまで移動して有料バスに乗り換え。
ここでも時間がないようなので、重いバッグと水道管を手に走り回る。
するとしばらくしてバス乗り場を発見。
息を切らして運転手に出発時間を確認すると、
「あと1分だ。」
との回答。
せ、セーフだぁ....
これ、間に合わなかったらどうなってたんだろう??
考えたくもない....
そしてバスで夜の上海を移動。

意外と何もないんだな、という印象だった。
しかし、道路の方は色々あった(笑
高速なのに中央分離帯を人が歩いてたり、事故が起きないのが不思議に思えるレベルの割り込みをしてたり、車と車がすれ違う時の距離が5センチくらいだったり.....
ま、気にしない気にしない(爆
しばらくして到着。

なんか、中は天井が凄かった。

今度は特に大きな問題もなく、荷物を預けて飛行機に乗り込む。
途中で日付が変わり、3月5日になる。
19歳の誕生日は、おそらくタイ上空の飛行機の中で迎えた。
「楽な‘道’より 楽しい‘未知’を」
そんな風に、最後の十代は過ごしたい。
いや、その先もだけれど(笑
そんなことを考えていたら、飛行機はタイに到着したようだった。
機体から一歩外へ踏み出すと、体を生暖かい空気が包んだ。
とうとうタイまで来たのか。
そう実感させる風だった。
その日は深夜の到着ということもあったので、中級ホテルを空港のレセプションで予約し、タクシーで向かった。

到着したのは確か午前3時過ぎで相当遅かったが、これからの日々を思うと興奮してなかなか寝つけなかった。
翌日。
朝飯の調達がてら、歯磨き粉がなかったのでコンビニへ行くことに。

だが、タイでのトラブル第一弾はここで始まった。
3人でセブンイレブンに入ろうとすると、いきなり中年の女の人が僕に腕を組んできたのだ(笑
そしてしきりに商品を指さしている。
おすすめでも教えてくれてるのかな?と思ったが、やっぱり雰囲気が違う。
全くタイ語が喋れない僕が戸惑っていると、さすがに痺れを切らしたのか、離れて商品を漁りはじめた。
まあ、これは関わらない方がいいだろうと思い、自分用の歯磨き粉を選ぶ。
するとその最中に女の人がやってきて僕の肩をたたき、レジを指さした。
....さっき指さした商品が会計されていた。
どうやら「お金を払って」、と言いたいらしい。
どう考えても意味わからんし、タイ語でしきりにせかしてくるが分からないし。
ま、こういう時はあれだ、やられた事をやりかえせばいい(笑
ということで
「あんた誰だよ、なんで俺が支払うんだよ、ワケわからねーよ」
と日本語でまくしたてる。
すると理解できない言語に戸惑ったのか、またタイ語で何か言ってくるが、ひたすら日本語で罵声を浴びせる(笑
すると、2分程続いたところで肩をすくめて帰っていった。
はぁ、疲れた....
タイ人との初めてのコミュニケーションがこれとは....
とりあえず気を取り直して屋台へと向かう。
途中、なんだか怪しいナマズが売っていたので、みんなで買って食べてみた。

美味しかったけど、まさか横のドブ川でとったヤツじゃないよね?まさか......(笑
朝飯を食べた後は、カオサン通りという有名な通りに行きがてら、日用品の買い出し。



そしてこの日の目的地、ブンサムランへ向かった。
タイは魚の養殖が盛んで、そのおかげでたくさんの釣堀がある。
そして、バラマンディーやらピラルクーやら何でも養殖してしまうのだ(笑
ブンサムランは、メコン川に住む世界最重量級ナマズ「メコンオオナマズ」(プラー・ブク)の釣堀。
絶滅危惧種を釣堀にしちゃうなんて、ぶっ飛んでるよなぁ(笑

池の風景。
それほど広くもない池だけど、水面でライズするのはあり得ないサイズの魚たち。
早速、釣り開始。
かなり大きな吸い込み仕掛けを特大ダンゴで包み、投入する。
まずはshoshoくんがヒット。

本人いわく、腕がパンパンらしい。
が、容赦なく次の魚がかかる(笑
お次にnaoくん

こちらもお疲れな感じ。
そして2人が釣る中、全く反応がなかった僕にもヒット。

いやーホント、筋肉痛になります(笑
そして夜。
夕飯を注文しに行く人を決める早掛け対決で、3人の中で最初にアタリが。
最後の最後に最大サイズをキャッチ!

お、重たい...
これにて釣りは終わり。
夕飯は激辛のトム・ヤムクンとその他。

確かに、うまい。
ただホントに辛い...
そしてこの日は、ブンサムランの釣具屋で働いているセーヤさんとお会いし、翌日とその翌日の釣りを案内して頂けることに。
ありがとうございます。
ちなみに、このブンサムランにある釣具屋はタイで一番の品揃えだそうで、大量の日本製ルアーが置いてある。
値段は日本の価格がそのまま、という感じ。
それだけあれば4・5日は食べていけるタイ人からすれば、日本の釣り具は超高級品。
タイ人にとって、釣りは富裕層の遊びなのだ。
こうしてタイの初日は終了。
翌日からの釣りに思いを馳せて準備をしつつ、夜が更けていった。
其の弐に続く。
(コメント欄はラストにて)
海外へ行くという発想は、実はかなり前からあった。
日本縦断釣行を終えた後に何をしようかと考えたら、当然のように「海外」の二文字が浮かんだ。
だから去年、日本縦断釣行を1年前倒しで決行した。
でも、具体的な発想は全くなかった。
考えていたことは、初めての海外釣行を自転車で行くのは怖いかな、ということくらい。
しかし、転機は訪れた。
縦断中に聞かせてもらったタイの話が、何気なく手に取った怪魚マガジンと繋がった時、全てが動き出した。
まさしく、運命。
夏の終わりの小さな冒険から始まった物語が、新しい物語へと繋がった。
さあ、旅を始めよう。
狙うは、微笑みの国・タイの「雷神」、シャドー。
RUN THROUGH 2nd stage スタート。
3月4日。
とうとう出発の日がやってきた。
たくさんの釣り具を入れたバックパックは10キロもあったけど、それが気にならないくらい、心が軽かった。
まずは自宅を出発し、電車で羽田空港へ。
受付カウンターで今回の同行者であるnaoくんとshoshoくんと合流する。

そして受付へ。
が、しかしここで最初の問題が発生。
「お客様の飛行機は上海で乗り換えです。上海では到着の虹橋空港から浦東空港への移動があります。そうですね、日本で言うと羽田―成田間ほどの距離だと思います。交通手段に関しては、現地で聞いてみてください。」
・・・
は?
乗り換えなのは知ってたけど、空港まで違うの!?
改めてe-チケットをよく見てみると、やはりそうらしい。
はあ....
人民元持ってないし、中国語喋れないし、大丈夫かな??
まあ、なんとかするしかないか。
もうどうしようもないので、後は成り行きだ(笑
荷物を預け、不安だらけのまま飛行機へと乗り込んだ。
2時間後。
はじめて見る上海は異様な光景だった。

見渡す限り、同じカタチの建物だった。
しかも、スモッグ?(たぶんPM2.5)で空が覆われ、雲一つないのに全てが霞んでいた。
入国審査を済ませて荷物を受け取ったところで、まずはインフォメーションセンターへ。
3人とも英語はほとんどダメなので、3人分の英語力をかき集めて移動の方法を尋ねる。
すると
「あなたたちのフライト時間は早いので、急がないと間に合わないです。すぐに両替をしてバスに乗り込んでください。」
(たぶん意訳)
・・・
は??
とりあえず深く考えないようにして、サクッと両替を済ます(笑
そして教えてもらったシャトルバス乗り場へ。
すると、なんと丁度バスが出発するところではないか!
ヤバい!
全員でダッシュしてバスに走り寄る。
すると親切なおばさんがバスを止めてくれて、無事乗り込むことができた。
セーフ.....
そして今度は別のターミナルまで移動して有料バスに乗り換え。
ここでも時間がないようなので、重いバッグと水道管を手に走り回る。
するとしばらくしてバス乗り場を発見。
息を切らして運転手に出発時間を確認すると、
「あと1分だ。」
との回答。
せ、セーフだぁ....
これ、間に合わなかったらどうなってたんだろう??
考えたくもない....
そしてバスで夜の上海を移動。

意外と何もないんだな、という印象だった。
しかし、道路の方は色々あった(笑
高速なのに中央分離帯を人が歩いてたり、事故が起きないのが不思議に思えるレベルの割り込みをしてたり、車と車がすれ違う時の距離が5センチくらいだったり.....
ま、気にしない気にしない(爆
しばらくして到着。

なんか、中は天井が凄かった。

今度は特に大きな問題もなく、荷物を預けて飛行機に乗り込む。
途中で日付が変わり、3月5日になる。
19歳の誕生日は、おそらくタイ上空の飛行機の中で迎えた。
「楽な‘道’より 楽しい‘未知’を」
そんな風に、最後の十代は過ごしたい。
いや、その先もだけれど(笑
そんなことを考えていたら、飛行機はタイに到着したようだった。
機体から一歩外へ踏み出すと、体を生暖かい空気が包んだ。
とうとうタイまで来たのか。
そう実感させる風だった。
その日は深夜の到着ということもあったので、中級ホテルを空港のレセプションで予約し、タクシーで向かった。

到着したのは確か午前3時過ぎで相当遅かったが、これからの日々を思うと興奮してなかなか寝つけなかった。
翌日。
朝飯の調達がてら、歯磨き粉がなかったのでコンビニへ行くことに。

だが、タイでのトラブル第一弾はここで始まった。
3人でセブンイレブンに入ろうとすると、いきなり中年の女の人が僕に腕を組んできたのだ(笑
そしてしきりに商品を指さしている。
おすすめでも教えてくれてるのかな?と思ったが、やっぱり雰囲気が違う。
全くタイ語が喋れない僕が戸惑っていると、さすがに痺れを切らしたのか、離れて商品を漁りはじめた。
まあ、これは関わらない方がいいだろうと思い、自分用の歯磨き粉を選ぶ。
するとその最中に女の人がやってきて僕の肩をたたき、レジを指さした。
....さっき指さした商品が会計されていた。
どうやら「お金を払って」、と言いたいらしい。
どう考えても意味わからんし、タイ語でしきりにせかしてくるが分からないし。
ま、こういう時はあれだ、やられた事をやりかえせばいい(笑
ということで
「あんた誰だよ、なんで俺が支払うんだよ、ワケわからねーよ」
と日本語でまくしたてる。
すると理解できない言語に戸惑ったのか、またタイ語で何か言ってくるが、ひたすら日本語で罵声を浴びせる(笑
すると、2分程続いたところで肩をすくめて帰っていった。
はぁ、疲れた....
タイ人との初めてのコミュニケーションがこれとは....
とりあえず気を取り直して屋台へと向かう。
途中、なんだか怪しいナマズが売っていたので、みんなで買って食べてみた。

美味しかったけど、まさか横のドブ川でとったヤツじゃないよね?まさか......(笑
朝飯を食べた後は、カオサン通りという有名な通りに行きがてら、日用品の買い出し。



そしてこの日の目的地、ブンサムランへ向かった。
タイは魚の養殖が盛んで、そのおかげでたくさんの釣堀がある。
そして、バラマンディーやらピラルクーやら何でも養殖してしまうのだ(笑
ブンサムランは、メコン川に住む世界最重量級ナマズ「メコンオオナマズ」(プラー・ブク)の釣堀。
絶滅危惧種を釣堀にしちゃうなんて、ぶっ飛んでるよなぁ(笑

池の風景。
それほど広くもない池だけど、水面でライズするのはあり得ないサイズの魚たち。
早速、釣り開始。
かなり大きな吸い込み仕掛けを特大ダンゴで包み、投入する。
まずはshoshoくんがヒット。

本人いわく、腕がパンパンらしい。
が、容赦なく次の魚がかかる(笑
お次にnaoくん

こちらもお疲れな感じ。
そして2人が釣る中、全く反応がなかった僕にもヒット。

いやーホント、筋肉痛になります(笑
そして夜。
夕飯を注文しに行く人を決める早掛け対決で、3人の中で最初にアタリが。
最後の最後に最大サイズをキャッチ!

お、重たい...
これにて釣りは終わり。
夕飯は激辛のトム・ヤムクンとその他。

確かに、うまい。
ただホントに辛い...
そしてこの日は、ブンサムランの釣具屋で働いているセーヤさんとお会いし、翌日とその翌日の釣りを案内して頂けることに。
ありがとうございます。
ちなみに、このブンサムランにある釣具屋はタイで一番の品揃えだそうで、大量の日本製ルアーが置いてある。
値段は日本の価格がそのまま、という感じ。
それだけあれば4・5日は食べていけるタイ人からすれば、日本の釣り具は超高級品。
タイ人にとって、釣りは富裕層の遊びなのだ。
こうしてタイの初日は終了。
翌日からの釣りに思いを馳せて準備をしつつ、夜が更けていった。
其の弐に続く。
(コメント欄はラストにて)
- 2013年3月23日
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