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高知遠征記part3

高知に着いた後はチェックインまでの時間ファミレスで過ごすことにした。


すると丁度良いタイミングで携帯が鳴った。


大野さんに紹介してもらった常光健さんからだった。


とりあえずチェックインしたら釣りに出ることを伝えると、宿泊場所の目の前がメジャースポッ


トだと教えてもらった。


そして仕事が終わり次第ポイントを案内してもらうことに。


ありがとうございますm(_ _)m


ということでまずは最寄りの川へ。


行ってみると岸際からかなり浅い水深で沖まで続いている。


バイブレーションを投げて着底させてみると流芯も深くはないようだった。


とりあえずぶらぶら歩きながら川を見ていくと、岸際が少しえぐられている所に立つ橋脚を発


見。


距離も岸から10メートルほどで狙いやすい。


かなり水がきれいなので見切られないようにブラストをダートさせて通してみる。


するとまさかの1投目でガツンとHIT!


橋脚に巻かれたくないのでゴリ巻きでランディングする。


なんかエラ洗いしないなぁと思っていたら案の定キビレでした。





しかも44センチと良いサイズ。


あれ高知ってまさか楽勝??


一瞬そんなこと考えてしまうくらい幸先のいいヒットだった。


これから物凄く苦労するとはこの時の僕に当然知る由もない。




そのあとは地形を探りながらキャストしてみたが無反応だった。


夕飯はひろめ市場に行ってみる。



当然お目当ては鰹のたたき。





ホント高知来てよかったです(笑


ちなみに個人的には塩が一番好きでした。




そして夜になって常光さんと初対面する。


車に乗せてもらって浦戸湾のポイントを教えてもらいながらいろいろと釣りのお話をさせても


らった。


初対面なのに本当にありがとうございます。




この日は疲れていたので下見の後はぐっすり眠った。








翌日は10時くらいまで寝ていた。


まぁ長い距離だったしこれはしょうがない。

 

昼飯を食べて昨日と同じ河川で釣りをしてみる。


チヌがいるのは分かったので今度はポッパーで探っていく。


しかし、かなり歩いていろんな所を打ったが魚は出なかった。




夜になって昨日案内してもらったとある水域のポイントを回ってみる。


しかしどこもベイトの気配が薄く、良さそうな気配はなかった。


そこで教えてもらった違う水域の排水溝へと向かう。


こちらはベイトがそこそこいるようだった。


見てきた限りここが一番良さそうなので朝まで粘ることにする。




しかしイナッコは追われる気配もなく静かに泳ぐだけだった。


朝方になって一度突き上げバイトがあったが、結局それも単発で終わった。


日が昇ったところでこの日は終了。






次の日も遅くまで寝ていた。


起きてからは前日と同じように川を見に行く。



岸際に何匹かフッコクラスが入っていたが釣ることはできなかった。



そんなときに常光さんからメール。


今日の夜は一緒に行こうというお誘いをいただいた。




ちょうどきりが良かったので日中の部は終了。


夜に備えた。



19:30分頃に常光さんが迎えに来てくれた。


道具一式を積み込ませてもらい、まずは夕食へ。


とんかつのお店に連れて行ってもらったのだが、名物がチキン南蛮だったことを思い出して


チキン南蛮を注文する。




そして食べ終えてからまずは河川の中流域へ。




着いた先はアユが釣れるような清流域。


瀬から淵へ繋がるようなポイントへ連れて行ってもらう。




最初は激流の中を通すイメージが掴めなかったが、次第に慣れてきてルアーを把握できるよ


うになってきた。


そして反転流が渦巻く1級スポットに入る。




流れの変化を感じながら様々な角度でルアーを通してみるが、バイトは得られなかった。




次はその少し下流の橋の明暗狙い。


ベイトが入っていていい感じだったがここでもバイトは出なかった。



ここで川を見切りサーフへ。


しかし着くとかなり荒れていて波が高いようだった。


なので波の影響を受けにくいポイントに入る。


サーフは初めてだったので全くわからなかったが、すぐにバイトが出た。





あの、ルアー15センチなんですけど(笑


極小だったがとりあえずはこっちでの初シーバス。


しかも初めてのヒラだった。




とりあえずすぐ近くまで魚が入っていると分かったので安心してキャストを続ける。


しかしこの後バイトはでなかった。





次は静かな内湾へ。


着くと明暗でボイルしている様子。


朝まで時間が無いので、ここで勝負をかけることにする。




見るとかなり明るくて浅いところまで魚が入ってボイルしている。


根がかりに気をつけながら様々なルアーを流していくと、CD-7に変えたところで待望のバイ

ト。


しかしフックアップせず。




すると次第に周りが明るくなってきた。


焦りながらレンジバイブに変えて広い範囲を探ってみる。



しかし一通り探ったがバイトが出ない。



諦めかけて投げ続けると、ボトムをとった瞬間にバイトが出た。


ようやくのヒット。


大事に大事に寄せてくる。


が、まさかのエソ(泣



これでこの日は終了。
 

 









翌日は常光さんが来れないらしいので一人で釣行。


まずは腹ごしらえ。



醤油ぶっかけうどん。


歯ごたえがすごかったので大盛りで頼んだら全然食べ終わらなかった。


味のほうは美味しかったです。


そして食べ終わってすぐに出撃。







ポイントに着くとかなりのイナッコがいた。


しかも何かに怯えているようだった。




とりあえずキャストを始めると、20分くらいしたところでイナッコが急にざわめきだした。


そしていたる所で突き上げボイルが連発し始める。




アカメだ




そう直感した。


アドレナリン全開でキャストを繰り返す。


表層からボトム、スローからファスト、ただ巻きからジャークとできる全てを駆使して迎え撃つ




しかし一向に反応はない。


だがボイルは上げ潮がはじまるとともにさらに活発になってきた。



信じてキャストを繰り返すが、時間は刻々と過ぎていく。


そして次第にボイルも沈静化してしまった。




残念。


この日はかなりの悔しさの中眠りについた。







 





最後の夜。


この日は常光さんがまた釣りに連れて行ってくれた。


まずは夕マズメに河川の堰へ向かう。


上げ潮とともに魚が入るそうなのだが常光さんに1バイトあったのみ。




諦めて夕食へ向かう。


この日は有名店のチキン南蛮。




とってもおいしかった。


ごちそうさまですm(_ _)m


そして前夜アカメと思われるボイルがあったポイントへ。







しかし今日は雰囲気が全くない。


最後の夜なのでここで過ごすか迷う。




するとここで常光さんに電話が。


仲間の方がなにか巨大な魚をかけたそうなので応援に行くことに。



着いて合流すると、竿の曲がりが半端じゃない。


そしてファイトタイムは1時間をとっくに過ぎているという。


どんな魚が上がってくるのかドキドキした。




丁度その時雨が降り始めた。


カッパをとりに行こうと思ったその時だった。


ライトの照らす向こうに巨大な魚体と赤く光る眼があった。




アカメだ。




しかも相当デカイ。


ランディングした瞬間歓声があがった。


122センチ、20キロオーバー。


初めて見るアカメにしては巨大すぎた。


もはや神々しいとしか言いようがない。


釣り上がる瞬間が一生に一度見れるか見れないかいうサイズ。


ホントに凄かった。


 



ランディングを手伝った後は釣った方たちとともにサーフへ移動。


最後の決戦を挑む。




しかしまだ波が高くなかなかうまくルアーを通せない。


後ろで3人が見つめる中黙々とキャストを続ける。




途中で常光さんが長いロッドを貸してくれた。


8フィートだった自分の竿よりだいぶ飛距離が出せる。


ルアーは大野さんから受け取ったZBLシステムミノー15F。


もし魚に縁があるとしたらこのタックルで絶対来るはず。


もはや神様に祈るようにキャストを続ける。




30分、1時間、1時間30分と時間は刻々と過ぎていく。




途中で常光さんがちょっとロッド貸してというのでお渡しする。


そしてキャスト。


すると自分のやっていたポイントから1投目でヒットさせた。


これには唖然。


途中でバレてしまったが、腕の差をまざまざと見せつけられた。




魚はすぐそこに居る。


だけど食ってくれない。


再び祈るようにキャストを続ける。




















どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。


時計を見ていなかったので分からないが、タイムリミットが迫っていることは明白だった。


僕はキャストしながらずっとこの旅について考えていた。




きっかけは小さな1歩からだった。


一人ぼっちではじめた冒険だった。


だけど冒険の途中でいろんな人に出会い、たくさんの事を学んだ。


応援してくれる人もでてきた。


だからその声に応えようとして、そして自分でも楽しいことがしたくてもっと先へ進んだ。


気づいたらもう僕は一人ぼっちじゃなかった。


応援してくれる人みんなの思いを背負った、一人だけど一人じゃない旅。


だからこそ進めた。


本当にいい旅だった。






 星空を見上げながら、全てに感謝していた、その時だった。



ゴンッ!!!



突然ロッドに衝撃が走った。


反射的に体がアワセを入れる。


ついに来た!


アドレナリン全開でファイトを開始する。


どうやらすぐ近くでかけたようなので、波の力で一気に寄せてくる。


そして波打ち際に銀色の魚体が浮かび上がった。


しかし直後に波が来て持っていかれてしまう。


なにしろサーフでのランディングは初めてなので全く分からない。


するとどうやら次の大きな波で魚が近くまで寄ってきた。




走れ!!




上から声が飛んできた。


その言葉に従って僕は砂浜を駆けのぼった。


そしてようやくランディング。


よっしゃぁぁぁ!!!!!!!!!!







77センチ!!


もう泣きそうなのと喜びで顔がグシャグシャだった。




旅路の果てにこんなドラマが待っているとは......


しかもルアーは戴いた15F





頭からガッツリ丸呑み。


まさに運命が導いた魚だったと思う。



この後は雷が近づいてきてすぐに退散。


本当に最後の最後のドラマだった。





















 

宿に帰って帰りの準備を始めた。


ウェーダーやベストは濡れたままだったがこの際しょうがない。


サクッと全てを片づけて2時間ほど仮眠した。




そして起きてからはすぐに高知駅へ。






最後の最後まで指が....(笑


また来ることを誓いながら自転車をたたむ。


すると常光さんが見送りに来てくれて、ヒラの写真を焼いたCDとルアーを2つくれた。


本当に最後までありがとうございました。


今度は上手になってアカメを釣りに来ます。


自分の恵まれている環境に感謝しながら電車に乗り込んだ。




しばらく乗っていると途中で面白い駅を発見。






どっかで見た気がするなぁ.....


そこからまたしばらく乗っていると阿波池田に到着。


ここで予讃線から徳島線に乗り換える。


そして四国名物と対面。




ちょっと乗りたい気もするが特急列車だった。


ここは我慢して各駅停車で行くことにする。




徳島線の車内





のんびりしてていい感じ。


気持良いので少し眠る。






起きて気がつくとちょうど徳島だった。


危ない危ない。


自転車を組み立て宿泊場所へ。








チェックインをすますと暇になったので周辺をぶらぶらする。


すると隣ににラーメン屋があったので入ってみた。


まぁ美味しかったが量が少なさすぎ。


結局おかわり無料のごはんに無料の生卵をかけまくって食べた(笑






翌日は9時半くらいから徳島港へ向かう。


受付で乗船手続きを済ませ、時間が来るのを待つ。







そしていよいよ乗船











出船した時は雨だったが、途中から晴れてきた。










台風の影響もなく船は順調に東京に到着した。











こうして長い長い旅がようやく終わった。


決して一人の力では達成できなかっただろう。


たくさんの人の思い、願い、そして応援があったからこそたどり着くことができた。


僕はそのたくさんの人に向けて何かを返せるだろうか。




今でもその答えはわからない。


だけど、また思いを背負って走ることが一つの答えだと思っている。


もしかしたら僕が新しい場所に到達するのを夢見てくれている人が居るかもしれない。


そんな人のために走り続けていくのがきっと僕の道なんだろう。






























みなさん本当にありがとうございましたm(_ _)m


今後ともよろしくお願いします。



 

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