月末月初の仕事が落ち着いて久々の釣行。
夜遅くに運河のポイントに到着。期待通りアングラーは少なく、目当ての一級ポイントは無人。
風はほとんどなく水面は平穏。水面が炸裂するのがトップの醍醐味ですが、鏡のような静かな水面が突然破裂するとその興奮もひとしおで期待が膨らみます。
一級ポイントと言っても1～2投で勝負が決まる小場所。静かにポイントに近づいて壁沿いにペンシルベイトをキャスト。慎重にドッグウォークさせるとすぐにバフッ！と出ましたがミスバイト。そのままドッグウォークを継続させると背後が大きく波打ってバシュッ！と出ましたが、一瞬重みを感じたものの、すぐにすっぽ抜けて魚は大きな引き波を立てて派手に逃走。その後は反応はありませんでした。
仕方がないのでポイント移動。まったく反応のないポイントもありましたが、場所によっては水面を意識した魚がきっちり付いており、岸沿いで4バイト出ましたが全てミスバイト。スト際でようやくヒットさせましたが数秒でフックオフ。それでもここ暫くの渋さに比べると驚くほどの好反応で、久々に水面炸裂を何度も味わうことができました。
一回りして、この調子ならと期待して最初の一級ポイントへ。幸い周囲にアングラーの姿はなく、岸際の魚に気づかれないように水面から少し下がった位置で背をかがめてペンシルベイトをキャスト。壁沿いにドッグウォークさせましたが無反応。再度同じコースを早いピッチで通すと水際の数ｍ手前でパァン！と水面が派手に破裂してヒット！
手前でガッチリ喰ったので少しラインを出して沖に走らせてから30秒ほど慎重にやり取りし、主導権を握ろうとドラグを絞ったところでまさかのラインブレイク…orz
16ポンドのフロロリーダーが根元の方からブッツリ。下手くそなスト狙いを繰り返したので傷ついていたのかもしれません。リーダーの先の傷は気にしていましたが、根元の傷には気づきませんでした。
ようやくヒットさせたグッドフィッシュを取り逃がしたショックとリーダーが付いたままのルアーを魚の口に残してしまったダブルショックで暫し呆然。まだ狙えるポイントはありましたが、心の糸まで切れたので撤収。調子が良かっただけに興奮と落胆が入り混じる複雑なノーフィッシュ釣行となりました。
果敢に水面を割って出た勇敢なシーバスには本当に申し訳ないことをしてしまいました。バーブは潰してあるので外れてくれることを祈ります。


※画像は今回の釣行場所ではありません