毎年恒例の元旦フィッシング。

いつの頃からか、元旦は高校時代からの友人達と釣りへ行くと決まっている。
本来なら四人のはずが、一人はニュージーランドで暮らしている為、ここ数年は三人での釣行が多い。

今年は何を釣りに行こうか悩んだが、やはりこの時期のコブダイを狙いに行くことに。

朝の７時頃、いつものメンバーKとSに迎えに来てもらい、淡路島へ向けて出発。

車内では年に数回しか釣りをしないSが、異常なハイテンションでよく喋り、脳ミソが破壊されそうだった。

朝の八時過ぎにポイントへ到着。

潮はいい感じに流れている。

早速、仕掛けをぶっこむ。

するとすぐにSの竿に反応が。
しかし、一瞬で張りつかれ、ゲットならず・・・
この日、Sは秘かに、ガマン汁ではなくて「グレにこれだ！！」とかいう液体に、餌を一晩漬けてきたらしい。



オキアミの10倍濃縮強力エキス配合・・・なにやら釣れそうな気配ムンムンの液体だが、果たして効果はあるのだろうか・・・
一晩漬け込まれたSの餌はピンク色に染まり、よっちゃんイカのような臭いがプンプンした。

その後、各自に小さなアタリはあるが、何事もなく時間だけが過ぎ去っていく。

潮の流れも悪くなってくる。
恐らく勝負は14時以降になるだろうと思い、それまでの間ガシラ等と戯れたりして時間を潰す。

そうこうしていると、14時を過ぎ、潮がいい感じに流れ始めたので、小まめに仕掛けを打っていく。

するとサーペントライジングにつけていた鈴が、ヒステリックに鳴り響く。
急いで渾身のフッキング、ロッドでためて、底を切る。
ムキムキのオッサンが糸を引っ張っているような、トルクフルな引きが伝わってくる。
とりあえず張りつかれないように、主導権を一切与えず、全力で寄せる。

あがってきたのは、70cmオーバーのコブダイ。



数枚写真を撮り、素早くリリース。

その後すぐにSの漬け込まれた餌にもヒット。



今回の釣果やアタリの数から、餌を漬け込んできた効果はそれほど感じられなかったが、釣れそうなオイニーはプンプンした。
イカ臭い小生も気が向いたら１度は試してみようかと思う。