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▼ 釣りに出会うまでの話しでも。　その２

  • ジャンル:日記/一般
  • (昔話)


http://www.fimosw.com/u/naou/vfiff5kkxckbrf
（その１）



僕には、バンド活動を始めた時から決めていた事がありました。



香川にいた17歳の頃から本格的にバンド活動を開始。

そしてその時、10年後（27歳になった時）に音楽で飯が食えている、もしくはそれが約束されているような状況に自分がなっていなければ・・・



きっぱり音楽は辞める。



とにかく自分が楽しめる事をモットーに音楽をやってきましたが、自分の才能ではスポットを浴びる事は到底叶わないと気付いたのが、たしか24歳くらいの頃。

それからは、こいつに付いていこうって素直に思える男にも出会えた。

音楽の才能はもちろん、先を見据える事にも長けていたし、何より僕が・・・えっと、こういう場では詳しく書けないんですが(笑)法律的によろしくない部分から救ってくれた・・・と、書いておきます（爆）

正直、趣味ではない食っていくための音楽活動をしていくうえで、尚且つ自分が付いていく側でやっていく以上、前述した「とにかく自分が楽しむこと」は、解っていた事だけど日に日に出来なくなっていきました。

その時の自分の立ち位置と、実際の自分の能力、またはやりたい事などにズレが生じていき、それでも自分は立ち止まる事なんて出来ない。

それでも27歳までは！と決めていたので、やれる範囲内では続けていましたが、自分のやっている事に疑問を残す毎日でした。

バンドのほうは、自主制作で音源も出し、ライブハウスではなく、ホールでワンマンライブを行う事が出来た。



この時、27歳を目前に控えていたぐらい。



その後、メンバーでこれからを話し合う機会があり、その時「もっともっと突っ走っていこう」というメンバーの問い掛けに、僕は首を縦に振れなかった。

バンド活動を始めた時に決めていた事と、焦りと疑問から音楽を心から楽しめなくなっている自分。

ここで「やろう！」って言ったら、メンバーに申し訳ないような気がして、時間を置く事もなくその場で脱退を決めました。



10年以上続けてきた音楽。



因みに、僕が香川から名古屋に来たのも、進学や就職のためではなく、もっと本気で音楽活動をするためです。


だったら東京行けよって言われそうですがww


父親が名古屋に単身赴任しており、そこに転がり込んできたのです(笑)



それでも脱退した事に対して、音楽を辞めると決意した事に対して、後悔は感じなかった。



寧ろ、自分のせいでメンバーには遠回りさせてしまったなぁと。



数日後のライブ、これが僕のラストライブになったわけですが、今までやったきたどのライブより楽しかったのを、今でも鮮明に覚えています。













さて、長～い脱線具合でしたが、ようやくタイトルの部分に触れていきます(笑)












職場も変わり、10年続けてきた音楽も辞めて、いきなりびっくりするくらいの空いた時間が出来ました。

休日なんて、「１日って長ぇ(笑)」って感じるくらい。

音楽を趣味と捉えるなら、音楽以外の趣味なんて一切無かった自分。

海で泳ぐ事すら、20代になってから一度も無かったと思う。


しかも、昔から超が付く程のインドア派(笑)


何をして過ごすわけでもなく日々を過ごしていました。

因みに、太り始めたのもこの頃(笑)

どうやら嫁も見ていて心配になってくるぐらい(笑)の、無気力人間だったようで。

そんな僕を見かねて「釣りやってみよう」って、乗り気にもなれない僕を連れ出してくれたのが・・・







実は嫁なんです(笑)







元々、家族で堤防などに餌釣りに行っていたらしく、イソメなんかも平気で触れる奴です(笑)

ただ、僕はというと、父親が釣り好きでもあって、幼い頃よく父に連れられ釣りに行ってはいたのですが、釣りに夢中になり過ぎる父にほったらかしにされていた影響もあってか(笑)、寧ろ釣りは嫌いな部類。



最初は本当に乗り気ではなかったのを今でもよく覚えてるんですが、今現在、嫁はあの時僕を釣りに連れていった事を後悔していることでしょうww



まぁ、嫁が出来る釣りも、ボウズ逃れなんかを結んで投げて置いておくような程度のものですが、たしか福井だったと記憶しているんだけど、ポツポツ釣れてそれなりに楽しめたんですね。

魚の事なんて一切興味もありませんでしたので、何が釣れたのかはよく覚えてないんですが、フグは結構釣れてた(笑)

色々な魚種が顔を見せてくれて、何匹かは持ち帰り調理して食べて、「あぁ、こういうのもいいなぁ」と。

それからは度々漁港などに餌釣りに出掛けました。

その間半年くらい。



で、ある日、会社の先輩が見た事もない仕掛けを結んで投げ、しかもぐりぐりリールを巻き始めた。

それがルアーというものでした。

てか、ルアーの存在を知ってはいたけど、海で使うものでないと思っていたし、簡単な餌釣りしか知らない僕には、リールをぐりぐり巻くって事がとても新鮮に見えたのです。


しかも、この時までルアーって投げて放置しておくものだと、真面目に思ってたww




「自分で操作して魚を騙す」




衝撃的だったなぁ。

これにのめり込んでいくまでに、時間はかかりませんでした。







その3へ続く。

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