バーブレスのフックについて、一つの事件から

その重要性を語ってみたいと思います。



週末の出来事でした。

何時行っている、地磯のヒラ狙いはお休みして、

雨でいい感じになった、河口にデイゲームでのウェーディング釣行。





そこで、事件？は起きました！

シンペンを流れにのせ、流したあと回収してる最中だった。

ルアーの上空に、「ミサゴ」が飛来してきた。

ミサゴは海や湖などで、魚を主に食べている猛禽類「タカ」の仲間。




狙いを定めたかと思うと、ルアーめがけてダイブ！

「やばい！」と思ったが間に合わず、水面から飛び上がった

ミサゴの足にはルアーがかかってる！




20分あまりの格闘の末に、ミサゴの足からフックを外すことができ、

無事、飛んでいってくれました！

やれやれ、ドッと疲れが出ました。



手間取ったのは、ルアーを外してやろうと手を伸ばすと、

羽根を逆立て威嚇してくるため、うかつに手を出せない・・・・

フルグローブはしていたが、ミサゴの鋭い「くちばし」なら

フルグローブでも大怪我は、間違い無し。

その圧倒的な威圧感はカモメなどの比ではない！

そのままでラインを切ってしまおうと、何度も思った。

しかし、絶滅が危惧されている種であるため、なんとしても

ルアーを外してやりたかった。




格闘の末、結果的には「くちばし」で突かれることもなく。

ミサゴの足にアプローチができ、「バーブレス」にしてたお陰で、

フック自体は以外と簡単に外すことが出来た。


手間取っていたら、「くちばし」で突かれ大怪我してただろう。





バーブレスについては、魚体への影響や素早くリリースが出来る事、

人体に刺さった場合にも、比較的簡単に外すことが出来る為に、

各方面で推奨されている。

私もその辺りを理解したうえで、子供たちと一緒に行くことも多いので、

10年くらい前から、フックはバーブを潰している。

（潰す場合、錆びやすいのが欠点ですが）





バーブレスにするようになって、実際に事件・事故で恩恵に与ったのは、

これが初めてかもしれない。

それが人体ではなく、今回は動物だったというだけ。

いくら、アングラー側が注意しようが事件・事故は向こうからやってくる

場合もあるということです。

なんにしても、ミサゴの足からルアーを外せたこと、自分にも怪我が

無かったことが、本当に良かった。




バーブレスフックまたは、バーブを潰していない方

是非、バーブレスの検討をお勧めします。

バーブ付きが人体に刺さったら、強靭な精神力の方以外、

自分で抜くことは不可能だと思ってます。

（フックをプライヤーで切断し、抜く方法もありますが・・・）

ほとんどの場合が病院行きだと思ってください。



バラシについては、若干？上がった気がしますが、

気のせいくらいだと思っていいです。



この事件中にカメラを向ける余裕はなかったため、

画像はありません。

ミサゴが襲ったルアーです！


カラーがホワイトの為、認識されやすかったと思われます。







PS：これまでミサゴが狩をしている姿は何度も目撃していました。

それも数百メートルも離れた場所での姿。

猛禽類で目がいいからなのか、ルアーを追ってくること、

人間に近づいて来ることは、今までは無かったこと。

それが今回、対人間の距離で15メートルあまりの近くに飛来し、

ルアーに2度もアタックした！

余程、空腹だったのだろうか？、色んな意味で気になる行動でした。

（カモメはルアーを狙うこと、よくありますよね！）