凄く感謝されたんだけど

前回、ハゼを狙ってマゴチが釣れた。
それは嬉しかったが、本命のハゼが捕れてない。

こんな機会がいつまでも続くとは限らないゼ。
釣れる時に釣っとけ。

その前にチョッと寄り道。

この付近で小さめのチヌが釣れてるって噂なんだ。
昨晩の大雨で水は濁り気味。

これは釣れるんじゃね?
と思ったが全く反応なし。

手を止めてローカルの餌釣り師を眺めてたが、コチラも反応なし。

今日はあまり時間がない。
ここは捨てよう。

別ポイントへ来た。

雰囲気はあるだろ?
とにかく此処はベイトが多い。

しかし、此処はナカナカ浅いんで、
小型ペンシルで攻める。

小型ペンシルの動きを殺さないように
この日はリーダーを3.5号と細めにしてた。

しかし、薮蚊がハンパなく、
フルボッコにされて退散。
反応はあったので、次回は薮蚊対策も考えとこう。

さて、まもなくマズメ時。
ハゼが出てきそうな河口に移動。

ルアーは当然【管極 MGクランク 32】だ。

川の中央目掛けて「ポヨ~ン」とキャスト。
そして、ひたすら巻き巻き。
すると回収間際に岩陰から何かが食らいついた。

出ましたよ、マハゼでしょ?

でも、岩陰からカサゴみたいに出るとは予想外。
このルアーらしい釣り方だけどサ。

しかし、この後に大事なルアーを殉職。
細いリーダーが仇となる。
軽く岩に引っかかっり、ラインがプチリとな。

しかたねぇな。
手持ちはもう無いし、タイリクスズキでも釣るか。

瞬く間に日が落ち、
「ソロソロかな?」と思ったときにヒット。

ヒットルアーはフックをシングルに変えた【レンジバイブ55ES】だぜ。

明るい場所で撮影をしてたら、
かなりのギャラリーが集まった。

最初に見に来た老婦人が英語で話しかけてくる。
なんか、凄く優しそうな人だったので、
この魚をプレゼントする事にした。

そうそう、下あごを持つんだよ。

凄く感謝してるみたいで、
お金を払うって言うんだ。

ハッキリとね、
ボクは最初からプレゼントのつもりだったからな。

でも、この老婦人はボクに何かお礼がしたいようだ。
いやいや、お礼なんて結構ですよ。

すると老婦人は、
「ディナーはまだなのですか?」

バ、晩飯か!?
確かにまだ何も食べてないし、
一緒に食事はネタ的にも面白そうだ。
心が揺れ動くが、

声のトーンを落として、
プレゼントですから。

更に老婦人は、
「では、ビスケットは如何ですか?」

前にもクララを釣った時に
プレゼントしたらビスケットを貰ったよな。
でも、ここで承諾すると、
今にも買いに行きそうな雰囲気だから、
ここはヤッパリ、

小声で、
プ、プレゼント・・・です。


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