皆さんは「ただ巻き」は行いますか？

また、正確にただ巻きってできますか？

「馬鹿にするな！」とか「それぐらいできるは！！」

…など、反論覚悟で書きます…


既に、ただ巻きをマスターしている方は
これ以上読まなくても良いかと思います



【そもそもただ巻きって？】

ロッド、リール、ライン、ルアーの
４点の釣り具がそろった状態でキャストして
ルアーが着水した後のルアーアクションについて
基本的動作になります


まず、初心者のうちは
他のアングラーさんを見よう見まねで
リーリングの巻き取る手の速さを真似たりしますが…

それだけじゃ釣れるものでもないですよね？


ロッドアクションも入れず
ただラインを巻き取っているだけのような人が魚を釣ることができて

いろんなアクションも試した
隣で釣ってる人のリトリーブ速度も試した

同じルアーも使ってるのに

なぜ自分は釣れぬ！！


…って、ことはあるあるな釣りです。



実は釣れてる人というのは…

いっけん、等速にリーリーングしているように見えて
ただ漠然とリトリーブしているわけではないのです


・ルアーのアクションを感じながら
・リトリーブコースの水の抵抗を感じながら
・コース上の狙ってる点（ポイント）を集中的に


…などなど


もし
釣れてるアングラーさんが
口頭で解説しながら釣りしてても
目に見えぬ部分が多いのです



…で、ただ巻きってなんなの？

になりますが

私見
等速巻き……………デジ巻き
等テンション巻き…ただ巻き

と、分類しています

同じ速度でラインを回収するのも基本になりますが

つまり「ただ巻き」とは

ルアーを着水からピックアップまで同じアクションさせるには
同じテンションでライン回収することを目指さなければなりません


いく重にも複雑に水の流れが生き物のように
どんどんカタチを変えていく河川では
同一テンションでリトリーブすることは
実は至難の技ですが


タックルバランスを整えれば
魚のバイトを得るための品質に近づきますし
鍛錬を積み重ねればグリップとハンドルを持つ手の感覚だけで
なんとかなります


【教えたくなかった】ただ巻きの練習とは

シーバスや本流トラウトを狙っている方向けになりますが
明るい時間帯に流れのある河川で練習するのが良いと思います

先ずはルアーをキャストしてラインスラックをとった状態が

ルアー～トップガイド～リールスプールの中心～自分自身の身体の中心線

この全てが同一線上に入るように整えたらリトリーブ開始です

この時、トップガイドとティップ（穂先）を注視してください

リトリーブ速度はルアーがぎりぎり動く速度です
わずかでも速度が落ちれば、ルアーのアクションも感じられず
ティップのしなりもなくなるはずです

そして、川の流れが意外と複雑で
手から得られるルアーアクションと視覚情報のティップのしなりを
同一に維持し続けることが困難なことだと気が付くはずです

手の感覚と目視で神経を研ぎ澄ませてリトリーブし続けると
短時間でもものすごく疲れます…


でも安心してください！
神業的に水流の変化に合わせて
リトリーブ速度を変えテンションを合わせすぎると
機械的なアクションになって
逆に魚が釣れなくなるのも事実です（笑）



じゃあなぜ？こんな練習するのか…

私が思うにシーバスを含めた魚は
機械的に一定の動きするものには
警戒心をおこしずらいと思います

その状態ではスイッチも入りずらいのですが

緩から急、急から緩の流れの変化に
ルアーが入り込んだ時のアクションの変化に
生命感が生まれるものだと…

その時に誰も予想だにしなかったドラマが…



…って、長谷川の理想を語られても…ですが


でも、この練習の目的のもう一つは利益は
「再現性」
リトリーブを練りこめば練りこむほど

１匹の魚を釣り上げた後
自分の嬉しさのテンションが上がりすぎて

あれ？どうやって釣ったんだっけ…

…ってことになってもデフォルト（初期状態）に
すぐ戻れるのです…



…と、長文になりどんどん脱線しそうなので…
今日はここまでで
ここまでお読みくださいましてありがとうございます


ただ巻きもひとつの手法ですが
練習方法も騙されたと思って一度はやってみることオススメします


全ては皆さまの良き釣りのために