どーも！デザインGのあんどぅーです。


先日から本ブログで度々ご紹介させて頂いているコチラ↓



http://www.yamaria.co.jp/carbon_vib



カーボンバイブ


Mariaではマール・アミーゴを始め、数々のバイブレーションを手掛けてきましたが、プレートを使用したバイブレーションは初めて。


ということで、僕はバイブレーションというルアーを一からお勉強することに・・・。


その結果、２年間もバイブレーション漬けになり、試作品はご覧の通り





まだこれも一部ですが、山のようになってしまいました。



なぜこんなに作る必要があったかと言いますと


「シーバスのメインベイトであるイワシと同じ輝き「光」を放つバイブを作る」

というテーマがあったからです。

この「光」というテーマは当社創業者の山下楠太郎が提唱した魚が疑似餌を餌として判断する三要素「音・動き・光」から得たものです。（三要素について詳しくは前回のログをご覧ください）→☆餌として判断する要素☆



が、作り手としては企画者（EVATA!）から


「はい、そーゆーの、作って♪」


と言われても


「ちょ、ちょ、ちょっとまって・・・」


というのが正直なところです。笑



新たなバイブレーションに求められる要素はこれに留まらず



・糸絡みしにくい

・引き抵抗が少ない→でもしっかり泳ぐ

・回転せずに飛ぶ

などなど

という鉄板バイブの持つ代表的なボトルネックは当然回避しなければなりません。




細かな仕様も当初から設定し、サイズや重量、フック、リングまで決めていました。

これは実際に釣り場や店頭へ出向き、直接お客様からヒアリングして設定しました。これも絶対に達成しなければならない要素です。


以上のことを踏まえ、新規にバイブレーションを組み立てるとなると、そりゃあもう・・・かなりの労力です。


そんなこんなで、手探り状態でスタートしながらイワシを平行で観察研究し、辿り着いたのが



ハイピッチアクション


では、ハイピッチアクションはどうすれば得られるのか？？？という問題に直面し、あらゆる素材や形状を試し



カーボン

に辿り着いたという訳です。


しかし、このカーボンに出会ってからまた更に苦戦を強いられ、我々の間では「魔のカーボン」と言われるくらい、頭を抱える素材でした。

仕様についても悩みの種で、先ほども述べた通り、既にサイズと重量、フックサイズも決定しているため、その限られた枠の中でウエイト形状とプレート形状を設計するのが非常に難しく、正直「金属プレートだったらもっと簡単だったのに・・・」と思うこともしばしば。





限られたウエイトに納めるため、ウエイトの体積はほぼ決まってきます。その体積の中で形状を何度もいぢくり、安定したフォールとフックの引っかからない背丈に設定し、細かなピッチを発生させるための形状を絞って行きます。


プレートも、背中をたった0.2mm広くしたり、縮めたりするだけで全く別物になるので、完成間近まで何度も何度も削り直し、0.2mm単位で微調整を繰り返し、テスターやモニターの方々にテストして頂きました。





その結果、お陰さまで鉄板バイブの形状を見ると大凡アクションの検討がつくようになりました。笑


悲しいけど、生活しててまったく役に立ちません・・・


いやいや、ルアー作りにおいては多いに役立ちますね！笑


このバイブレーションを手掛けて、非常に勉強になりました。


まだまだ語りたいことが山ほどあるのですが、とんでもなく長くなりそうなので、今日はこの辺にしておきます。笑


当社テスター、モニター陣も早速テストサンプルでの釣果をブログで公開しています。是非参考にしてみてくださいね。↓↓


実釣!!Maria「CARBON-Vib」
(トゥーニオ)

今日は調査釣行♪
(ﾏﾘﾘﾝ♂)

レイクシーバスとカーボンバイブ
(ONEBITE@福元)

カーボンバイブを夕マヅメに使ってみた
(山田直樹)

Maria人♪カーボンバイブを・・!(^^)!
(河野浩二kawano)

Mariaカーボンバイブ♪
(魚屋 ムネ)



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