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▼ 14'純淡水域川鱸 ”最終決戦 最後の夜〜Final Battle Last night”
- ジャンル:釣行記
ここ数日で”初冠雪”や”この秋一番の冷え込み”と言う言葉を更に良く耳にするようになった。
そしていつの間にか毛布や上着が手放せない季節となり朝晩は暖房が必要な程の気温となってきた。
そんな晩秋の装いとなったこの時期に狙うは最後の清流鱸…
海から約〜150km上流の完全淡水エリアに遡上してきた”純淡水域川鱸”だ。
稚鮎の遡上に合わせてこの完全淡水エリアまで上って来る鱸達も晩秋という季節の進行に合わせて産卵期を迎えた鮎と一緒にこの大河を下ると思われている。
それは一般的な河川のパターンに合わせた事例であって本当に大河の完全淡水域に遡上した鱸達がそのような行動を取っているかは分からない…
何しろ此処は海から〜150km以上も上流。
釣るのもそうだが一筋縄ではいかない事が多いエリアなのである。
しかしこの時期にこの釣りをやっていて一般的な落ち鮎パターンと言われる大型疑似餌をナチュラルに流下させるパターンが効いているのは間違いない気がする。魚達が泳がず流されて行くだけの疑似餌に反応しているのは確かだ…
今季は自分の目で確認はしていないが毎年弱った鮎が流されて行く姿は頻繁に目撃する。
しかしこの時期に釣り上げた鱸が時折吐き出すベイトの中に大型の鮎が居た事は一度も無い。
そんな事から特に落ち鮎に合わせた大型疑似餌だけに絞らず中〜小型のナチュラルに流せる疑似餌も自分はチョイスしている。
そして夜の最終決戦に向けて先日からの釣果とバラしについて色々と考える。
獲った魚、バラした魚の全てが同パターンによる釣果である。
それは”シンキングペンシルの転がし釣り”である。
大型〜中型のシンキングペンシルをボトムドリフトさせる釣り。
起伏も激しく流れも強いエリアの為に根掛りも多く簡単な釣りとは言えない。一歩間違えれば何をやっているか分からない様な釣りだ。この釣りでどうにか本命の反応を得ているもののバラしも多く獲った魚も含めてその大半が”外掛り”である…
鱸のバイトシーンなど色々とネットで調べてはいるが疑似餌やフックサイズ、レンジだけが問題ではなくやはりこのエリア特有の”激流が一番影響しているような気がするのである。
そして色々と考えた結果とりあえずフックをトレブルからアシスト仕様に変更し夜の最終決戦に挑む…

そして日が傾いて来た…
最近いつの間にか休日にはやらされる自宅での食事当番を終え日が落ちた大河へ向かう…

つい先日までは冷気が出ていた車のオートエアコンも気が付けば同じ温度設定でも暖気となってきた。

荒れ果てた大河の河川敷を突っ走る…

昨日同様に風の無い穏やかな夜だが晩秋らしい空気。

この時期らしい装備で藪を漕ぎ分けポイントに向かう。

水色も晩秋らしいクリアーな色になってきた。

そして瀬の玉石の間には役目を終えた秋の遡上魚の姿。
この姿を見て本当にもう直ぐ終わりだという事を実感する…
そして狙いのポイントが撃てる位置まで流れの中を突き進む。

撃ち込むのは先日も本命を獲った95mmの元祖シンキングペンシル。

以前リペイントした物を日中アシストフックに交換した”地獄針仕様…”
バランス確認の為にポイントを潰さぬよう後を向きながらヘッドライトを点灯し目の前に落としアクションを見る。
特に問題は無さそうなので沖のシャロー帯にアップクロスでフルキャストし何時ものように流し込む。そして一投目は何も無いまま回収しフックの絡み等が無いか確認をする。
予想以上にバランスが良く問題が無いように感じた為、残るはバイトがあった際のフッキングのみかと考えながらの二投目。
若干角度をキツくしたアップクロスでシャロー帯と流心のブレイク付近を狙ってキャスト。
ほぼ無風の為、綺麗な放物線を描いて気持ち良く飛んで行ったシンキングペンシルが着水しベールを戻した直後に”ツンッ”と小さいが鋭いバイトを感じ反射的に渾身の合わせが入る。
”居たっ!”
乗った重みはそれなりの重量感。
強い流れと同調し全く水面を割らずに首を振りながらドラグを唸らせ下流に向かって強い突っ込みと走り繰り返す相手。
それなりの遠い距離で掛けたのと強い流れの中での重い突っ込みに魚との距離がどれ位だか全く検討がつかない状況に一度魚種の確認の意味もありロッドを立てて一気に巻き上げ鰓洗いを誘うが相手は水面を割らない…
そんなやり取りの中、徐々にだが魚との距離が詰まって来た。
先日も小型だが米鯰を獲っている為、もしかして”モンスター米鯰”か?
と思った直後に反転流の流れから流心の流れに乗り換えた相手はドラグを唸らせ再び一気に下流に突っ走り始めた。
それなりに相手との距離が詰まっていたのに再び振り出しに戻った感じだ…
しかしその後、走りが止まった相手はゆっくりと大きな反転流の流れに乗ってこちらに向かって泳いで来た。魚体確認の為に片手でロッドを捌きながらヘッドライトのスイッチボタンを押し近づいて来た魚体を照らし出す…
”太いっ…!”
照らし出された姿は本命”純淡水域川鱸”だ。
しかも斜め正面から見ても太さがわかるくらいの極太系。
昨年の最終章も同じ様な魚を最後の走りでフックオフしている。
”今年は絶対にバラせない…”
そう心に言い聞かせるが今回は心にかなりのゆとりがあった。
それは”地獄針”が確実に掛かっているのが確認出来たからだ。
その他にも日中に自宅で丁寧に組んだFGノットも完璧の筈。
あとはゴロタブレイクでの根ズレと余程強烈な走りによるラインブレイクさえ無ければ絶対に獲れると確信した。
そして再び流心に向かってドラグを唸らせ走り出した魚は極太ボディを半分出しながら激流の中で重低音を響かせながらの横っ飛びの鰓洗いを一発。
その後は観念したのか徐々に自分に向かって寄って来た。
サイズ的に玉石にズリ上げるのは無理と判断しフィッシュグリップを構え相手の口元に標準を合わせる。そしてフィッシュグリップが寄せて来た相手の下顎を捉えた…
”良しっ!獲った!”

外掛り対策の”地獄針仕様”が功を奏した…
すべてのフックがフッキング。

自分の前に横たわったボディは小顔に極太の”清流鱸完全体”。

極太ビューティーな完璧体。
抱卵かそれともベイトの食べ過ぎか…?

鰭の切れ、そして傷一つ無い極上ボディ。

鮭の遡上が本格化してきた晩秋の海から〜150km上流の完全淡水域にこの姿有り。

85cm、5.5kgの極太清流鱸。

とにかく重い魚のセルフブツ持ちは難しい…
そして辛い…

重量はデジタルスケール。
長さに関してはゴロタエリアだったので水中測定。
測り方によって80後半〜はある魚だった。
今回は自分の中では一応85cmということにした。

このサイズで長いファイト&撮影後も蘇生無し。
今年の魚達はホントにコンディション抜群だ。

本当に感無量…
ゆっくりと大河の流れに消えて行った…
今年はメイクドラマが待っていた。
大事な事は信じて通い続ける事。
この釣場にはこれしか無いと思う…
そしてこの一本で自分の中で何かが吹っ切れた。

大河に浸かりながらこの一年の事を思い出す…
リバ友との合い言葉は”極太ランカーを獲ったら今季は締める…”
ようやく自分の中で今季の”純淡水域川鱸遊戯”が幕を閉じた…
このあと数日間も時間とタイミングが合えばもちろん大河に通うだろう…
肩の力を抜いて大河の流れを感じながら今季を終わりにする為に…
そして来年も春の便りが届く頃、大河の何処かに立っている事だろう…
2014年、海から約〜150km上流の完全淡水域に清流鱸を追い求める物語は有終の美を飾る形で終了した。
ありがとう”大河”…
そして”純淡水域川鱸”…

※2014年純淡水域川鱸の釣行記はこれにて一旦終了いたします。釣れない釣行記を楽しみに観覧して下さった方々、本当に有り難うございました。
今後2015年純淡水域川鱸シーズンまでは不定期、番外編としてマイペースで釣りログを書いていこうと思います。
ソル友の皆様、fimoに登録している皆様、また釣りと魚とフィールドを心から愛するアングラーの皆様、残り約2ヶ月、2014年のシーバスゲームを思う存分堪能して下さい。
そして同じ大河の淡水域を攻めるソル友、川ジャンキーの皆さん、川は違えど上流域の川鱸に拘る皆さん、沢山のコメント&メッセージありがとうございました。
皆さんのコメントが現在の自分の大河へ向かう活力となっているのは間違いありません。
来シーズンも宜しくお願いします。
そしていつの間にか毛布や上着が手放せない季節となり朝晩は暖房が必要な程の気温となってきた。
そんな晩秋の装いとなったこの時期に狙うは最後の清流鱸…
海から約〜150km上流の完全淡水エリアに遡上してきた”純淡水域川鱸”だ。
稚鮎の遡上に合わせてこの完全淡水エリアまで上って来る鱸達も晩秋という季節の進行に合わせて産卵期を迎えた鮎と一緒にこの大河を下ると思われている。
それは一般的な河川のパターンに合わせた事例であって本当に大河の完全淡水域に遡上した鱸達がそのような行動を取っているかは分からない…
何しろ此処は海から〜150km以上も上流。
釣るのもそうだが一筋縄ではいかない事が多いエリアなのである。
しかしこの時期にこの釣りをやっていて一般的な落ち鮎パターンと言われる大型疑似餌をナチュラルに流下させるパターンが効いているのは間違いない気がする。魚達が泳がず流されて行くだけの疑似餌に反応しているのは確かだ…
今季は自分の目で確認はしていないが毎年弱った鮎が流されて行く姿は頻繁に目撃する。
しかしこの時期に釣り上げた鱸が時折吐き出すベイトの中に大型の鮎が居た事は一度も無い。
そんな事から特に落ち鮎に合わせた大型疑似餌だけに絞らず中〜小型のナチュラルに流せる疑似餌も自分はチョイスしている。
そして夜の最終決戦に向けて先日からの釣果とバラしについて色々と考える。
獲った魚、バラした魚の全てが同パターンによる釣果である。
それは”シンキングペンシルの転がし釣り”である。
大型〜中型のシンキングペンシルをボトムドリフトさせる釣り。
起伏も激しく流れも強いエリアの為に根掛りも多く簡単な釣りとは言えない。一歩間違えれば何をやっているか分からない様な釣りだ。この釣りでどうにか本命の反応を得ているもののバラしも多く獲った魚も含めてその大半が”外掛り”である…
鱸のバイトシーンなど色々とネットで調べてはいるが疑似餌やフックサイズ、レンジだけが問題ではなくやはりこのエリア特有の”激流が一番影響しているような気がするのである。
そして色々と考えた結果とりあえずフックをトレブルからアシスト仕様に変更し夜の最終決戦に挑む…

そして日が傾いて来た…
最近いつの間にか休日にはやらされる自宅での食事当番を終え日が落ちた大河へ向かう…

つい先日までは冷気が出ていた車のオートエアコンも気が付けば同じ温度設定でも暖気となってきた。

荒れ果てた大河の河川敷を突っ走る…

昨日同様に風の無い穏やかな夜だが晩秋らしい空気。

この時期らしい装備で藪を漕ぎ分けポイントに向かう。

水色も晩秋らしいクリアーな色になってきた。

そして瀬の玉石の間には役目を終えた秋の遡上魚の姿。
この姿を見て本当にもう直ぐ終わりだという事を実感する…
そして狙いのポイントが撃てる位置まで流れの中を突き進む。

撃ち込むのは先日も本命を獲った95mmの元祖シンキングペンシル。

以前リペイントした物を日中アシストフックに交換した”地獄針仕様…”
バランス確認の為にポイントを潰さぬよう後を向きながらヘッドライトを点灯し目の前に落としアクションを見る。
特に問題は無さそうなので沖のシャロー帯にアップクロスでフルキャストし何時ものように流し込む。そして一投目は何も無いまま回収しフックの絡み等が無いか確認をする。
予想以上にバランスが良く問題が無いように感じた為、残るはバイトがあった際のフッキングのみかと考えながらの二投目。
若干角度をキツくしたアップクロスでシャロー帯と流心のブレイク付近を狙ってキャスト。
ほぼ無風の為、綺麗な放物線を描いて気持ち良く飛んで行ったシンキングペンシルが着水しベールを戻した直後に”ツンッ”と小さいが鋭いバイトを感じ反射的に渾身の合わせが入る。
”居たっ!”
乗った重みはそれなりの重量感。
強い流れと同調し全く水面を割らずに首を振りながらドラグを唸らせ下流に向かって強い突っ込みと走り繰り返す相手。
それなりの遠い距離で掛けたのと強い流れの中での重い突っ込みに魚との距離がどれ位だか全く検討がつかない状況に一度魚種の確認の意味もありロッドを立てて一気に巻き上げ鰓洗いを誘うが相手は水面を割らない…
そんなやり取りの中、徐々にだが魚との距離が詰まって来た。
先日も小型だが米鯰を獲っている為、もしかして”モンスター米鯰”か?
と思った直後に反転流の流れから流心の流れに乗り換えた相手はドラグを唸らせ再び一気に下流に突っ走り始めた。
それなりに相手との距離が詰まっていたのに再び振り出しに戻った感じだ…
しかしその後、走りが止まった相手はゆっくりと大きな反転流の流れに乗ってこちらに向かって泳いで来た。魚体確認の為に片手でロッドを捌きながらヘッドライトのスイッチボタンを押し近づいて来た魚体を照らし出す…
”太いっ…!”
照らし出された姿は本命”純淡水域川鱸”だ。
しかも斜め正面から見ても太さがわかるくらいの極太系。
昨年の最終章も同じ様な魚を最後の走りでフックオフしている。
”今年は絶対にバラせない…”
そう心に言い聞かせるが今回は心にかなりのゆとりがあった。
それは”地獄針”が確実に掛かっているのが確認出来たからだ。
その他にも日中に自宅で丁寧に組んだFGノットも完璧の筈。
あとはゴロタブレイクでの根ズレと余程強烈な走りによるラインブレイクさえ無ければ絶対に獲れると確信した。
そして再び流心に向かってドラグを唸らせ走り出した魚は極太ボディを半分出しながら激流の中で重低音を響かせながらの横っ飛びの鰓洗いを一発。
その後は観念したのか徐々に自分に向かって寄って来た。
サイズ的に玉石にズリ上げるのは無理と判断しフィッシュグリップを構え相手の口元に標準を合わせる。そしてフィッシュグリップが寄せて来た相手の下顎を捉えた…
”良しっ!獲った!”

外掛り対策の”地獄針仕様”が功を奏した…
すべてのフックがフッキング。

自分の前に横たわったボディは小顔に極太の”清流鱸完全体”。

極太ビューティーな完璧体。
抱卵かそれともベイトの食べ過ぎか…?

鰭の切れ、そして傷一つ無い極上ボディ。

鮭の遡上が本格化してきた晩秋の海から〜150km上流の完全淡水域にこの姿有り。

85cm、5.5kgの極太清流鱸。

とにかく重い魚のセルフブツ持ちは難しい…
そして辛い…

重量はデジタルスケール。
長さに関してはゴロタエリアだったので水中測定。
測り方によって80後半〜はある魚だった。
今回は自分の中では一応85cmということにした。

このサイズで長いファイト&撮影後も蘇生無し。
今年の魚達はホントにコンディション抜群だ。

本当に感無量…
ゆっくりと大河の流れに消えて行った…
今年はメイクドラマが待っていた。
大事な事は信じて通い続ける事。
この釣場にはこれしか無いと思う…
そしてこの一本で自分の中で何かが吹っ切れた。

大河に浸かりながらこの一年の事を思い出す…
リバ友との合い言葉は”極太ランカーを獲ったら今季は締める…”
ようやく自分の中で今季の”純淡水域川鱸遊戯”が幕を閉じた…
このあと数日間も時間とタイミングが合えばもちろん大河に通うだろう…
肩の力を抜いて大河の流れを感じながら今季を終わりにする為に…
そして来年も春の便りが届く頃、大河の何処かに立っている事だろう…
2014年、海から約〜150km上流の完全淡水域に清流鱸を追い求める物語は有終の美を飾る形で終了した。
ありがとう”大河”…
そして”純淡水域川鱸”…

※2014年純淡水域川鱸の釣行記はこれにて一旦終了いたします。釣れない釣行記を楽しみに観覧して下さった方々、本当に有り難うございました。
今後2015年純淡水域川鱸シーズンまでは不定期、番外編としてマイペースで釣りログを書いていこうと思います。
ソル友の皆様、fimoに登録している皆様、また釣りと魚とフィールドを心から愛するアングラーの皆様、残り約2ヶ月、2014年のシーバスゲームを思う存分堪能して下さい。
そして同じ大河の淡水域を攻めるソル友、川ジャンキーの皆さん、川は違えど上流域の川鱸に拘る皆さん、沢山のコメント&メッセージありがとうございました。
皆さんのコメントが現在の自分の大河へ向かう活力となっているのは間違いありません。
来シーズンも宜しくお願いします。
- 2014年11月1日
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