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16'純淡水域川鱸 ”最終決戦 最後の夜〜Final Battle Last night”

  • ジャンル:釣行記
前日の釣行では一投目の米鯰の後は完全”無”
その後は先日流されたポイントに入るがこちらも何も無し。
最後にあまり入らないポイントを二カ所程回ったが気配も感じず。
隣県のリバージャンキー曰く”探索と言う名の迷走”まさにそんな感じとなってしまった…
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翌日は娘が校外学習という事で朝からキャラ弁作りの予定がある為、無理せず早上がり。

そして早起きしてキャラ弁製作。
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2016年締めのログなので今回は釣り以外のサ—ビスショット。
一応釣りだけやっている親父では無いというのを分かって欲しい…
ちなみに自分で言うのも何だが手先は器用な方だ…

そして日中は釣馬鹿兄弟で”大陸薔薇鱮遊戯”…
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周りの水田では忙しく稲刈りが行なわれている中でまったりと釣り糸を垂れる。

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前日は案外反応が良い方だったがこの日は薔薇鱮はたったの二枚のみ…
兄も五枚と激渋な結果となってしまった…
マブナ&モロコは沢山釣れ、薔薇鱮の姿も確認出来るのだが口を使ってくれず…

そんな釣行も終えて日が傾く頃に娘が帰宅。
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キャラ弁にも満足してくれたようで色々な土産話を聞かせてくれた。
そしてこの日は疲れもあってか娘とベッドに入りそのまま寝落ちしてしまった。

そして目を覚ましたのは日付を越えた頃。
前日の反応の無さにに行くか行かぬか迷う中、結局は体が勝手に動く様に準備を始め家を出る。

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殆ど夢遊病…

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水位的に先日まで好調だったシャローフラットポイントは無いだろうと思い最後にランカーを獲っている激流ポイントにこの夜も向かう。

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ここ数日は降雨も無い為に河川敷を走ると後も確認出来ない程の煙幕の様に砂埃が舞い上がる。

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諭吉五百五十枚以上の愛機も毎度惜しみなく投入し一年の半分以上はこのように泥まみれ、そして藪キズだらけ…

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そしてポイント周辺に到着しギア類を丁寧に装着し入水準備。
去年も書いたがこの時だけは毎度何かが起きそうだと胸騒ぎがするが終わって見れば何も無いというのが海から遥か上流完全淡水域の常識…

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ここ数日で朝晩は一気に冷え込んで来たが河川敷はまだ緑色。
深夜といえどもラッシュガードにウェーディングジャケットを一枚羽織るだけで問題無い程度の冷え込み。

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そして強い流れに注意しながら一気に狙いの筋を目指す。
流石に先日の事件の後は緊張感が高まった状態での入水が続いている…

最初に投げるのは今夜も青物用のソリッドボディ貫通ワイヤーのシンキングペンシル。
ほぼ無風と水位が低下した状況に微妙かと思いながらも取り合えずアップクロスでフルキャスト。
すると立ち上げ流し込みと同時にボトムにロックオン…
長く続いた増水で漂流物が鎮座したようで開始一投目から大事な弾をロスト…

”マジかよ〜っ…”

気を取り直して再びフックチューンのみの元祖シンキングペンシルをセットし先程の位置を避ける様にフルキャスト。
沖の砂礫ブレイク沿いを通す様なイメージで数十投流し込むが反応は無い。

”今夜も無いか…”

そう思いながら昨年よりも増水により砂礫が流れ込んで若干浅くなった事が気になり試しにシンキングペンシルをサイズ&ウェイトダウンし再び流し込む。
想像通りのスローな流し込みが可能だった為に同様の流しを数回していると”カッ”と小さいバイトと同時に”ギューン”とロッドが絞り込まれた。

”居たかっ!”

一気に巻き合わせを入れると沖の強い流れの中で”ガバババーッ”と鰓洗い。
狙いのサイズでは無いが相手は本命確定。
強い流れの中を下流に向かって走って行った後は数回鋭い突っ込みを繰り返す。
寄せては来るが暴れん坊らしく派手に水面を割りまくる相手にバラしが頭を過るがどうにかグリップランディング。

今夜は出逢えた本命清流鱸。4mfpt398vpyxrsdvnrn6_480_480-83c576b8.jpg

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61cmの綺麗なフッコサイズ。

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白銀に輝く腹部〜側面が美しい。

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あっという間に大河の流れに消えて行った。

ルアーチェンジ後の反応に次も有るのではと急いで再開。
しかし次の反応を得る事無く時間は過ぎて行く…

”連釣は無いな…”

そう思いながら少し上流側をミノーで流してから納竿しようと少しだけ釣り上がる。
其処からミノーにチェンジしドリフト&ターンで狙いたい位置まで流し込む。

軽くボトムノックしながらドリフトしているミノーが狙いの位置辺りに到達した直後に”ドスッ”と気持良い位の引ったくりバイト。

”此方側だったか…”

乗った重みと引き味からして大型は間違い無いといった手応え。
ロッドを立てると”沖の強い流れの中で”ズババババーッ”と激しく水面が割れる。
立ち位置的に流れに乗らせず寄せるのは困難な状況。
それを良い事に相手は下流に向かってドラグを唸らせ一気にロケットダッシュ。
下流側は淵にはなっているが特に危険なストラクチャーは存在しない為に焦らず好きなだけ相手を走らせる。
走りが止まった後に寄せるのは時間が掛かってしまうが無理に強い流れの中を引き寄せる必要も無い為にじっくりと相手との距離を詰めて行くやり取り。
そして走りが止まった相手と徐々に距離が縮まって来た。
時折ドラグを唸らせる突っ込みを見せるが突っ走る程の持久力は残っていないようだ。
そしてようやく相手が確認出来る位置まで寄って来た。
ヘッドライトで照らし出された魚体はやはりランカークラスの良型。
グリップランディングをしようと思いロッドを立てると頭だけ出す鰓洗いで最後の抵抗を繰り返す。
ガッチリフッキング出来ているのは確認出来た為に焦らず相手の下顎に標準を合わせ一気にグリップランディング。

「よっしゃー獲ったぞ!」

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目の前に横たわった魚体はそれなりの貫禄。

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極太では無いが秋の標準体型といった感じ。

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86cm、4.2kg 今季最大、三本目のランカー清流鱸。

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相変わらず傷や鰭の切れなど一切無い完璧な状態。

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これぞ完全淡水域の清流ランカー

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蘇生をしながら格好良い姿に暫し見蕩れる…

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そして元気に大河の流れに消えて行った。

撮影後、再び先程の立ち位置まで戻り同様のミノーを撃ち込み流し込む。
先程、喰って来た位置でバイトは無いが回収せずに更に下流側までじっくり流し込むと再び”ドスンッ”と明確なバイトと同時に重みが乗った。

”まだ居たかっ!”

今度の相手も重みと引き味からして大型の手応え。
再び下流に下ると思っていた相手はじっくりと上流に向かって走って行く。
過去の経験上、上流に走る相手はテンションの掛かり方によるバラしやポイントによってはラインブレイクの可能性が高い。
此処のポイントも下流に走られる事は想定内だが上流に走って行く動きは想定外。
上流側には激しいゴロタ地帯がある為に相手の動きによってはラインブレイクの可能性も否定出来ない。
とりあえず相手の動きを止めようとドラグを締め込み一気に巻き上げテンションを掛ける。
すると”ゴボンッ”と鈍い音と共に頭だけを出すように水面が割れる。
其処で上流への走りは止まったが、方向転換をするように今度は下流に向かって一気に走り出した。
そこで”ズババババーッ”と横っ飛びの激しい鰓洗いを一発。
そして淵に入った相手は締めたドラグを唸らせ下への鋭い突っ込みを繰り返す。
そして数回の突っ込みに”プンッ”とフックが外れた感覚が伝わって来た。

”ヤバい外れるか…”

そう思いながらロッドを寝かし突っ込みに耐える。
突っ込みが止まった相手は一気に浮上して来た。
そしてヘッドライトで魚体を照らし出すと再びもしかしたらランカーといった感じの良型。
見えたフッキング位置は鰓横の外掛りということでバラしに注意し一気にグリップランディング。

「よっしゃ!また獲ったぞ!」

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ミノーのドリフトに変更し流し位置を変えて連続二投で仕留めた…

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81cm、3.8kg 再びの清流ランカー。

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力強い大きな尾鰭。

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この完全淡水域には美しい魚体以外存在しないかも知れない。
それ位綺麗な魚しか居ない…

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まるで平鱸のように美しい刃金色に輝く魚体。

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美しい水に美しい魚。
最高のシチュエーション。

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ゆっくりと大河の流れへ消えて行った…

もしかして次もあるんじゃと欲を出し引き続き攻め込むが次は無かった…

この水域での連続ランカー二本獲りに”今季はもう締めても良いかな…”と大河に浸かりながら考える。
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まだ全然可能性のある季節。
しかし自分の答えは”有終の美を飾る為にも今季は締める…”
それはあくまで一つの”2016年純淡水域川鱸”という物語の結末であって格好良く終わりたいというのが答えの一つ。

勿論この翌日も大河へ向かい同エリアを攻め込んだ。
しかし結果は完全に”無”…
獲りきったのか?それとも前日が偶然だったのか?
答えは両方…
それは此処が海から遥か150km〜上流の完全淡水域だから。
本当に一筋縄では行かないエリアなのである。
様々な条件が交差する中で獲る事が出来る価値ある一本。
そんな魚が居るのがこのエリアの醍醐味なのだ。
一旦ログは締めてももう少し大河には通い続けるだろう。
それは狙いの極太と出逢う為…

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こんな極太達と出逢える海から遥か上流の完全淡水域。

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本当に浪漫大河…

真の最終決戦を信じて後少しだけ悪足掻きは続く…

※2016年純淡水域川鱸の釣行記はこれにて一旦終了いたします。釣れない釣行記を楽しみに観覧して下さった方々、本当に有り難うございました。

今後年明けの2017年純淡水域川鱸シーズンまでは不定期、番外編としてマイペースで釣りログを書いていこうと思います。

ソル友の皆様、fimoに登録している皆様、また釣りと魚とフィールドを心から愛するアングラーの皆様、残り約2ヶ月半、2016年のシーバスゲームを思う存分堪能して下さい。

そして同じ大河の淡水域を攻めるソル友、リバージャンキーの皆さん、川は違えど上流域の川鱸に拘る皆さん、沢山のコメント&メッセージありがとうございました。

皆さんのコメントが現在の自分の大河へ向かう活力となっているのは間違いありません。

来シーズンも宜しくお願いします。

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