子供達の夏休みも先週で終わり今週から学校。
まだ残暑の続く季節だがこれが一区切りとなって夏の終わりを感じさせる…

八月の始まりは長雨続きに夏らしさを感じなかったが八月の終わりもまるで初秋の様な涼しい陽気。

夜勤明けの連休とあって体内時計の狂った体が目を覚ましたのは深夜二時。
しかし何処のポイントに入るか迷いながらベットの中で朦朧としていると既に四時前…
急いで用意して外へ出るとあまりの涼しさに思わず”ブルッ”と震える。

愛機に乗り込み走り出すと外気温計の表示は２０℃。

向かうは平水時の荒瀬ポイント。

今季は何処のポイントも反応がイマイチなので本当に何処に入るか迷ってしまう。
もし反応が無いようなら早めに見切りを付けてボイルポイントの水面遊戯に切り替えようと思いながら狙いの筋へ向かう。

雲の少ない本日は既に東の空が明るくなっている。
実績のある流れにダウンクロスでミノーを撃ち込む事数回。
フルキャストからの立ち上げ直後に”カッ”といった感じの鋭いショートバイトに重みが乗った。
重みからして大きい魚では無いが荒瀬の強い流れの中でのアグレッシブな動きに本命か虎のどちらか分からないような状況。
砕けた荒瀬の中で二回繰り返した鰓洗いのシルエットに本命確定。
暴れん坊フッコサイズらしい引き味にバラしが過るが、ガッチリ喰っている事が確認出来たので荒瀬の流れの中をリフトしてグリップランディング。


５５〜６０クラスのフッコサイズ。


今季は暴れん坊レギュラーフッコばかり…
エリアを考えると贅沢だがせめて６５〜７０クラスの良型暴れん坊と遣り合いたい…


貴重な海から遥か上流完全淡水域の清流鱸。
小型といえども美しい眼に釘付けになる。


サイズ＆水況的に蘇生要らずで振り切る様に荒瀬に消えて行った…

その後は夜が明けるまで攻めるものの同様の攻めでニゴイらしいバラしがあったのみ。

結局は荒瀬で粘ってしまいボイルポイントへは向かえずタイムアウト。

九月最初の釣行は小型ながらもなんとか本命を掴む事が出来た。
そして残された清流鱸シーズンは約二ヶ月。
多忙につき例年のような気狂い釣行ペースとはいかないと思うが逆転一発的な魚との出逢いを求めてお決まりの大河通いはまだ続く…