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12'純淡水域川鱸 ”執念の一本…”

  • ジャンル:釣行記
夜勤明けの連休。
今晩こそは3〜4カ所攻めを実行しようと早めの釣行予定を
自分の中で組み立てる。

しかし何故か最近5歳の娘が”行かないで〜!”コールを連発するようになってしまった。
今までは”行ってらっしゃい♪”と笑顔で大河に送り届けてくれたのだが何故かここ数日は泣きながら”行かないで〜”を連発する…
肩を脱臼骨折した時、深夜に帰って来て騒ぎになった為、起きてその状況を見てしまったのでトラウマにでもなっているのだろうか…?

一時的なものだと思うのだがこれはこれで愛しくなってしまう。
そんな一言もあと数年もすれば間違っても言わなくなってしまう訳で最終章の大河と同様に今を大事にしなくてはいけないという気持ちが複雑に入り交じる。

そんな訳で娘と布団に入った後、昨晩同様の深夜からの釣行。
予定としては気になるポイント三カ所を移動を含め一カ所につき約一時間攻めて3時には納竿しようという作戦だ。

まずは水量も多い状況なのでメジャーポイント付近から攻める。


濁り具合は昨晩同様のようだが水位は若干下がってきているようだ。時折上流の堰の赤色回転灯が回り堰を調節しているのが伺える為、注意しながら入水する。
減水時に比べたらそれなりの水位の為、差せる範囲で入水するものの反応は無い。

移動の時間も考えて一時間弱攻めてポイント移動。


次は先日、兄との釣行で良型を目の前でバラシたポイントに入る。前回の釣行よりも30〜40cm水位が高い為、元々シャローフラットのポイントは川幅もかなり広く別物のポイントとなっている。

濁りもキツい

渇水大河で芽生えた雑草も冠水中だ。

こちらも反応が無い為、最後のポイントに移動。


こちらは昨晩も結果が出ているポイントで再現性も比較的高い。
そして何と行っても”脱臼骨折”をした曰く付きのポイント…

若干水位が下がった状況で流れ的には昨晩よりも変化が出ていて良い感じだ。しかし流心の流れは時折巻き込んだ水が”ギュルルル…”と音を立てるくらい速い。

そして昨晩と同様の攻め。ダウンクロスで対岸シャローの緩い流れから流心に向かってフローティングミノーを流し込む。
数回同様の流しをするが反応は無い。昨晩同様に立ち位置を下流に変えアップクロスで流すかルアーチェンジするか迷いながらの最後のワンキャスト。ひたすら流し込んだミノーが流心の払い出し付近に到達したと思われた時、”ドンッ”と重いバイトと同時に”ドッパパパパーン”と水面が大きく割れた。

重い走りで上流に向かって悠々と泳ぐようなファイト。
この時点で魚種は不明だがそれなりのサイズの魚というのは間違い無い。自分寄りに泳いで来る為、テンションが緩まないよう慎重にリーリングする。すると突然”ジッ、ジジーーーッ”とドラグ音が鳴り響き、自分より上流に上った魚は一気に突っ走る。

スピード感からして”本命”か?と思った直後”ゴババババーンッ”と全身を曝け出す派手な鰓洗い。やはり本命”純淡水域川鱸”だ…

鰓洗いした魚は今度は再び流心に入り下流に向かって一気に走る。ドラグが唸り続けるが自分も下流に下りながら左手でグリップエンドを持ち両腕で無理をせず耐える。
こんな時こそ”ラインブレイク”、”口切れ”…といった最悪の状況が頭の中を過る…

そして走りが止まった魚の寄せに入る。
時折り走りを繰り返す中、ゴロタにラインが擦れないよう慎重に引き寄せる。

そしてヘッドライトに照らされた魚体を見て”久々にいった…”
と喜びが込み上げて来る。

そして分厚い唇にグリップが入る…


最終章に相応しい魚


美しい大きな瞳


極太では無いがそれなりの太さの魚体


84cm、4.0Kgの純淡水域川鱸


最高のファイター


また一本、自分の胸に思い出として刻まれた…




撮影に時間を掛けてしまったが無事に蘇生させてリリース。
このサイズのセルフ撮影となると色々と難しい。

最終章にてようやく姿を現した大型の純淡水域川鱸。
こんな魚が海から〜150km以上上流の海無し県で釣れるのだから止められない…

脱臼骨折した身体で意地で浸かって獲った一本。
そして2012年最終章、もしこの一本で終わってしまったとしても全く悔いは無いだろう…

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