世間的にはGWの前半。
列島を抜けて行った”ノロノロ低気圧”…
降り続いた雨のお陰で海から１５０km〜の大河中上流域では今季初の増水らしい増水となった。

暦的には飛び石連休の平日ということで月に１〜２回しか同行出来ない釣友との”夜勤明け寝ずにガッツリ大河釣行”を計画していたが、夜勤休憩中に覗いたテレメーターの水位上昇具合を見て厳しい現実を知る…

そして夜勤を終え駄目元で釣友と大河へ向かう。

この時期好調な虎柄ポイントのバンクは水の中…

菜の花までも水に浸かる…


水色も”メコン大河”…

無理矢理攻めるが勿論ノーバイトという状況の中、下流側に移動した釣友はしっかりとレギュラープラスの虎柄を二本獲っていた…

釣友もその後は魚からの反応が無いらしく、自分は完全ノーバイト…
更に増水と濁りが激しい状況となって来た為、一旦納竿し移動を決意。


大河は何処も厳しいと判断し決めた移動先は止水の”前の沼”…
ここで久しぶりに大きい口の奴を狙う。

それなりの数の釣り人によってプレッシャーを受けている前の沼の釣りは簡単では無いが日々大河で特訓している成果が出たのか…？


いつもの虎柄リグで幸先良く良型ラージを一本仕留めた…


大河中上流域では口の小さい奴に圧倒され絶滅危惧種並みのこの魚。
久しぶりに釣り上げた。


沼といったら勿論この魚も…

その後、ワンドの奥を回遊する大型のラージを発見。
２０ポンドリーダーにノーシンカーのソフトベイトというアンバランスなシステムで魚の回遊コースを見極めそこへ撃ち込む…
我ながら見事な位置へ着水したソフトベイトを大型のラージは気にしているようだ。２０ポンドリーダーの抵抗もあって超スローに沈下して行くソフトベイトに合わせて魚のレンジも徐々に下がっている。
そしてその姿が見えるか見えないかの場所で魚の鰓が数回激しく動いた。

”よし喰った！”

一呼吸置いて渾身の合わせを入れると重みが乗ると同時に魚が反転して水面を割った。

大河の釣りと比べたら呆気ない位のやりとりでランディングしたのは大型のラージマウス。


アフターといった感じの体型だが綺麗な魚体。

普段は周りに他の釣り人が居ないような大河の釣りばかりなので、沢山の釣り人が居る所で魚を釣り上げるのがとても新鮮だ。
しかも周りは全く釣れていない状況の中で獲ったこの二本のおかげで変な優越感に浸れた…
これもある意味釣りの醍醐味なのかもしれない…


そして今後の大河釣行。
ここに来て川も生命感に溢れ先日あたりからメジャーポイント付近での桜鱒の釣果も聞かれるようになってきた。
さらに今回の増水で必ず様々な魚が大きく動く事だろう。

本命”純淡水域川鱸”もこの水域を目指して…