低気圧と前線の影響で南寄りの風が強まり春一番が吹いた関東地方。

南関東や沿岸部では強風や横殴りの降雨があったようだが、関東地方北部ではどちらかといったら穏やかな天候となり二月中旬とは思えない初夏の様な陽気となった。

勤務中の休憩時間に外の気温を確認すると２１℃越えといった状況。
その時点で数日前から風邪の様な症状なのにも関わらず、今夜も”川残業決定”と心が躍る。

そして仕事を終え前日の晩同様のポイントへ向かう。


到着早々いつものリップレスジャークベイトの釣りでバイトがあるが乗らない…

前日よりも反応は悪い感じで軽く乗ってバレてしまったり、乗った魚も明らかに小型の虎柄と真鯰といった感じの中、ようやく”トンッ”と明確なバイトに重みが乗った。

ようやく掛けたのは４０クラスの虎柄。

魚の動きは”冬の動き”では無く”ハイシーズンの動き”…
鋭い突っ込みと派手に水面を割ったりと楽しいやり取りだった。


これもメバル用のライトタックルのおかげ。
いくら良い動きといっても対川鱸用のメインタックルだったら物足りなかっただろう…

その後も攻め続けるが反応が途絶えた為に納竿。
前日の晩以上の反応を期待していたので少々肩透かしを食らった気分だった。



そして勿論本日も…


二月中旬とは思えない早暁大河の気温は１０℃台。
天気予報では気温は一気に下がって再び冬に逆戻りといった予報。
天候が崩れる前の短時間勝負で大河に挑む。

勿論狙いは水温上昇により当たれば大釣り可能な瀬絡みのリップレスジャークベイトパタ—ン。

クロスキャストで撃ち込んだジャークベイトを流し込んだ直後に砕けた流れの中で”コッ”と明確なバイト。


一投目で喰って来たのは小型〜レギュラーの虎柄。

そして次の二投目でも同様のバイト。


上がって来たのは今季最小の小型の虎柄。

”このサイズも動き始めてしまったか…”

その後も流せばバイトといった高反応だが乗らなかったり軽く乗ってフックアウトといった状況。
乗った重みも軽めの魚ばかり…

サイズアップを狙って釣り上がり瀬頭周辺に狙いを変える。
すると早々に”コンッ”とバイト。
この時期とは思えない機敏な動きの魚に緩めに設定したドラグが心地良い音を奏でる。


サイズアップの４０クラス。

その後も数投でバイトも感じぬままジャークベイトが引ったくられた。
今日一の引き味だが上流に向かって突っ走った直後にフックアウト。

時合いの高反応に”これは二桁行くか？”と期待が高まるが、その後はほぼ連発だった反応が途絶えてきた…

ようやくのバイトにも重みが乗らず、終わった感が強い中、砕けた瀬の中で再び”ゴンッ”と気持ちの良いバイト。
乗った重みと走りは再び今日一らしい手応え。
二月中旬のファイトとは思えない激しいテールウォーク披露したのは良型の虎柄。
強い走りと突っ込みを何度か繰り返す相手を焦らずじっくりと寄せて来てグリップランディング。


本日最大は大虎に届かない良型虎柄。


極太とはいかなかったが筋肉質の良い魚体。

その後はフォローのジグヘッドで攻めて行くが反応を得る事無く、冷たい雨が降り始めたのでストップフィッシング。

開始早々の高反応に二桁を期待したが、結局は天然生簀に４本の虎柄。

それでも時期的＆短時間の釣果としては上出来か…

今回の春の嵐による高気温＆高水温パターン。
完璧に狙い通りとまではいかなかったが、それなりに楽しめた春の訪れを感じる冬の釣行となった。

そして天気予報通り再び真冬に戻ったような状況に次はあるのだろうか…

春が待ち遠しい…