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オークス・レース回顧

勝敗を決する3つの半マイル



新馬券WIN5では遂に100円が1億円になる億馬券の呼び水となった波乱の決着。

その結果へ至る過程を分析してみよう。

先ず今回のオークスを考えるに辺り、定番でありながらスローペースの後半勝負と考えられており、実際も大きくは外れていない。

問題はどの程度後半の比重が高いかどうか?であった。

私のイメージとしては2005年、シーザリオが強烈な決め手で制したレースがあった。



2400mを3つの800m(通称半マイル)で考えた場合


2005年オークス

800m1 50.2

800m2 52.0

800m3 46.6

2400m 2分28秒8


ただでさえ遅いペースが更に2秒の中だるみを起こした後に6秒もの差がつく激流へ入る流れ

と考えるとシーバスアングラーも解り易いかもしれない。


この結果、求められたのは圧倒的な決め手であった。

これは極端な一例だが往々にして東京の2400mのレースではこのパターンが当てはまり易く、ウォッカの制した日本ダービーや、昨年の日本ダービーでもこの形が非常に強く出たレースである。


さて、それでは2011年のオークスはどうだったのか?

結論から言うと予想に反し後半の激流決着とはならなかったのである。

土曜日のレースを見た瞬間に今回の東京競馬場は芝コースはかなりの高速馬場で最後の800mのみ凄まじい時計が出る後半勝負が予見されたが、そうはならなかった。


それは直前に降った雨とは関係がなく。


2011年オークス

800m1 48.3秒

800m2 49.6秒

800m3 47.8秒

2400m 2分25秒7

*高速馬場であった事を考慮して1秒加算した場合 49.3-50.6-48.8 2分28秒7

(参考・2005年オークスとの比較)

2011年 49.3-50.6-48.8 2分28秒7(高速馬場分を加算した数値)
2005年 50.2-52.0-46.6 2分28秒8

ジョギングから200m走を開始するような2005年に対して、800m走の様な平均的持続を求められたのが今回の2011年という事が出来る。


TV番組でレース中のラップタイムを出さないのは世界中で日本の競馬放送位であるが

ラップタイムはレースにおいて求められる能力が変化するほど重要なファクターであり
それは競馬を楽しむのに欠かせない物だという事を理解できていないからだろう。



レース前の想定とは違う能力が必要となったのだから、レース前の順位付けは意味をなさず

終わってみれば中距離レースの経験値が物を言い、尚且つ最後の決め手よりもある程度ポジションを確保する必要性があったレースとなった。

その結果、人気馬は敗する結果となったが、レースとしてはより見ごたえがあり、更に競争馬としてメンタル面まで総合的な能力が問われるG1に相応しい物であった。


これは見事なペースメイクを果たし2着に粘った柴田善臣による、いぶし銀の好騎乗によるものである。


そして同騎手はこの2着により6つある3歳クラシック競争において

クラシック競争未勝利ながら6つのクラシックレースで2着になるという前人未到の偉業を達成した。

先生改め相談役らしいなぁ(´ω`)


尚、騎手の中でも無類の釣り好きとしても知られ、BS釣り番組出演や、その為に牽引免許を取得するほどである。

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