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【アジアカップ】日本を救った名将の教え

延長前半7分、日本が獲得したPKを蹴ったのは本田圭佑。
だが得点者は細貝萌であった。

選手交代で後手にまわり、次第に苦境に陥っていく戦況の中での奇跡的幸運、と言う名のミスジャッジで獲得したPKで失敗。

正に日本を救う見事なフォローとなった。


だが、その陰には昨年まで名将の触れ込みで来日しながらも
有力選手との衝突や、クラブ内における派閥の権力闘争により

不本意な成績に終わり帰国したドイツ人の指導があった。



日本のGK川島以外のほとんどの選手が集結する韓国ゴール前。

対峙する敵GKと本田、それをルールによりペナルティエリア外でとりまく他選手達。

ゴールから最も遠い所にいたのが細貝であった。


彼は浦和レッズでドイツ人、フォルカー・フィンケから指導された。

「長い位置から助走をつけてペナルティエリアへ進入しろ」


ペナルティキックにおいてはキッカーがボールを蹴るまで、GKとキッカー以外は誰も入ってはならない。

確かにペナルティキックはほとんどゴールする、とても確率の高いプレーだが100%ではない。

それなので他の選手は”もし”に備えて準備をするのだ
ゴールから最も近い場所、ペナルティエリアのライン上で・・・。


0からのスタートと、0に合わせるスタート

目の前にいた韓国の選手が蹴る瞬間にスタートラインを発するのに対し
後方に控えた細貝は蹴る瞬間にTOPスピードに乗りスタートラインを”通過”した。

両者に生まれたのは圧倒的な速度差。

結果はシュートの瞬間、目の前にいた韓国選手は遥か2m後方にいた。

細貝は教えを忘れなかった、そして”もし”に備え最高の準備を怠らなかった。

監督と言うのは孤独だ。
結果が出なければ全ての責任を背負ってチームを去らなければならない。

時に全てを否定される事もある。


だが、失敗した名将の教えとそれを忘れなかった者、その2つが日本を救う見事なゴールをもたらしたのであった。

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