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寒くなったら満月の大潮に耳川に来いっ‼️

そんな言葉を聞いたのは、お盆の事だった...。

何があるのだろう。
何か激アツのベイトが入るのか?
それとも、何か1発があるのか?

兎に角気になって居ても経っても居れなかった数ヶ月。兎に角頭からあの言葉が離れなかった。

耳川へ足を運ぶ人達の去年、2年前、3年前の11月、12月のsnsを一死不乱に検索した。。。

見たし、調べたけど、何もわからないまま足を運ぶ事になった。何があるのだろうか。
俺を待っているのだろうか。ちょっと考えれば考える程ワクワクした。

行けば、わかる。

そう感じる程の力説だった。言葉の重みを感じた。
だから、きゃいと共に舵を切った。


そして着いてすぐに、感じた。
兎に角寒かった。
こりゃキツい。

西風が山の谷間を縫い全身に吹き付けた。
時折、山に住む獣達の悲鳴が鳴り響いた。

そんな時、突如それは起きた。

ブッ○×€♪×°*>°×%8\ホッ‼︎

あっ...これの事か.....。
これなのか?
これなんだろな?と勝手に確信したし、意識した。
そして時計を確認して、一投も投げずその日は納竿とした。
12月にあのドシャローで、出やがった。。。
ホテルに帰り、缶ビールを一気に飲み込んだ。
何故?何が絡んだ?
見えるベイトは全くと言っていいほど見なかったし、確認なんて出来なかった。

オープンウォーターのゆるく長く曲がったカーブのインコース。

何がある?何がいる?

缶ビール片手に、また先駆者達のsnsを眺め寝落ちした。。。

昼前に起き、波が少しあったので近くの地磯を見渡せれる限りランガンした。が、ノーコンタクトで納竿した。
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いい感じのサラシで、半ば爆るんじゃない?と、まで思ったが、甘かった。軽い洗礼を喰らった。やはり不慣れな土地だと再確認した。

改めて、この地の事を知りたくなった。

その日は宮崎に精通する大先輩と、耳川伝説について語った。

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あーでもない。こーでもない。
明日の釣りのことや、フィールドのイメージをドロップして行く。

『このカラー効くでしょ!?』

と、聞くと...深く頷いてくれた。

『兎に角、耳川は静かに物音立てず、ライトも照らさず、1人こそ〜っと釣らな釣れんっ!』


自分の持ってる引き出しの中に、これまで釣りした耳川のイメージが合って来た様に感じた。
こんな事を考えてる時間が、俺は好きで楽しい。
あーでも無い。こーでも無い。そんな時間が1番楽しい。
でも答えは聞くより、探す派だ。
なるべく、答えを聞くのは避けたいし、聞くと面白くない。答えは、見つけるから面白い。

夜は深まりビジネスホテルのベットに横たわった。
明日の夜の事を考えながら、この日は消灯した。

チェックアウトと共に地形を確認しに今一度見回った。

ケータイで写真を何枚も撮り、立ち位置の把握をした。何せ真っ暗の中、玉石を歩いて行くと何処が何処か全くわからなくなる。

撃ちたい、獲りたいポイントとコースのイメージを頭に叩き込んだ。
『今日こそ、ここで一本獲るっ』
イメージだけは、しっかり出来た。
山の中で鱸を釣る。
全くイメージが湧かず、ましてや真っ暗の中何をしてるかもわからなくなる様な釣り場で、なんとなくで魚を釣りたくなかったからだ。

新しくリーダーを結び、その時に備えた。
陽が陰り、山が真っ赤っかになった時に、先程の立ち位置に立った。

まず、いつも通り自分の釣りから開始した。
ルアーは表層から段々と探りを入れて行く。
案の定、全く反応は無い。
淡々とイメージしたコースを流し込んで行く。
ドダウンしか出来ない自分は、刻むしか無い。
でも、ドダウンには自信があるし、やっぱこれしかしたくない‼︎
気がつけば同じコースを4時間程撃っていた。
ふと、ルアーカラーの話を思いだしルアーをすぐ変えた。

そぉ。その一投目の事だった。。。

ゴンッ‼︎‼︎‼︎

何十投も投げ込んでいたコースで、ベントしたのだ。

フルキャスト先でエラ洗いをしている。鱸だ‼︎間違いない‼︎月明かりがエラ洗いした鱸を照らした。
よしっ!鱸だ。後は、慎重に寄せズリ上げた。

っしゃぁああ‼︎‼︎‼︎
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思い描くコース立ち位置、ルアーカラーなどがマッチした瞬間である。最高に痺れる一本に出会えた。


それから、地元のエキスパートと合流し開拓中のポイントに同行させて貰った。着いては行くが、すぐ別行動で釣りを開始した。
真っ暗闇の中テクテクと歩いて行ってるとジンワリ汗をかくぐらい歩いた。
程なくして、川が絞れた所にたどり着いた。
月が真上に上がり周りがどんな場所なのか大体把握出来た。
勿論明暗なんて物は、この耳川にはほぼ皆無。
しかし、月が照らした明暗が沢山できた。

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満月が照らした光がオーバーハングを照らし明暗を作り上げたのだ。
オーバーハングの僅かな凸凹の暗い側に目を付けた。

これなのか、、、⁈

タイムリミットも後わずか、これに俺は賭けた。

月に照らされたオーバーハング。絞れたポイント。少しだが時折見えるベイト。もぉこれ以上のfactorは今日は思い浮かば無いだろし見つけれない。

得意なドダウンで淡々と流して混んで行く。出し入れし終わったら即回収を繰り返した。

その時‼️もの凄い勢いでチェイス‼️足元で誤爆した‼️すぐ様フォローを入れた。
ドフッ‼️‼️‼️
やっぱおったやんけ〜‼️‼️‼️
耳川鱸‼️‼️‼️
焦っておもっきりブッこ抜いてしまった。この魚のスイッチの入り具合はヤバかった。

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ルアーを丸呑みにした。

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エキスパートがこれは持っておけ。俺の大好きなルアーでカラーだから。何かあるはずっ‼︎って一個わけてくれた。
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綺麗な水の中の鱸を見て、ふと思った。
『今俺は、大自然で遊んでる』
そんな事を考えさせられた。
明暗とは、大自然にこんなにもあったんだと再確認させられた。そして、そこにたまたまかもしれないけど魚が居てくれた事がほんとに嬉しかった。

すぐにエキスパートに入電。『何とか釣れました。』
すぐに駆けつけてくれ深い深い握手をした。
2人で名物のアレをしたかったけど、それはまたアレ獲った時まで取っておきます笑

パズルみたいな耳川釣行。
一本に辿り着くまでの過程や時間。
そして、スタイルまでが試されているかの様にも思う。何か一つ足らなければ俺では釣れなかっただろう。探し出す耳川鱸は大自然が沢山ヒントを与えてくれたし、釣りを教えてくれた。
沢山釣れる印象は、全く無いけど『ド』が付く程、ド痺れさしてくれる魚しか居なかった様に思うし、居ないと勝手に思っている。
大満足な釣行になりました。



後日、マイメンは、しっかり引き出した耳川バラマンディ。流石だわ。あの捕食音の正体はコレだな。

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耳川の主は、物静かにやってくる様です。

静かに忍び寄らないと耳川だけに、釣りしてるのバレるのかな?終。

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