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ついに発売!20th anniversaryモデル開発秘話

ついに発売されたJA-DOオリジナルロッド 20th anniversaryモデルについて藤沢さんに語って頂きました!
 
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邪道20thリミテッドエディション

 
そろそろ、予約注文頂いていた皆様には、お手元に届いたかと思います。
フィールドでお試し頂けましたでしょうか?
「ん?」
という点、気が付かない・もしくは違和感?
違和感があっても、何が原因なのかわからないけど、キャストは
しやすく、飛距離も出るし、アタリが・・感度が良いと感じませんか?

今回仕上げたのは、あくまでも私個人のわがままロッド。
皆さんに合わせたものではなく、「自分」藤澤が使いやすく仕上げたSPモデル。
少し、お話していきたいと思います。


 
このロッドの初期プロト「Raison アーバレスト86L」
これを着手したのが2006年春でした。

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当時のロッドアンドリールという雑誌にも、掲載されており、いつ発売か? そこまで煮詰めておりましたが、価格が合わず断念した経緯を持つロッドでした。

当初から、藤澤的にローライドシステムを採用しており、Kガイドという商品もありましたが、ラインのバタつきでガイド絡みが発生し、釣行時におけるストレスが半端ありませんでした。

そこで使用したのが、船で使用するガイド「LDBガイド・・だったかな・・」より、ブランクスにラインを寄せる事と、逆風や軽いルアーのキャストで、ラインがバタついた時にガイドフットに絡まないようにする目的で、このガイドを使用していました。

今では当たり前の小口径ローライドセッティングとなり、
それ専用のガイドも考案され本当に良い時代だなと思います。


そして、月日は流れ、AIMSのブラックアローと出会い
「なんだこれ・・理想のロッドでてるじゃん・・」
それなら、自分は作る必要がない! あるなら使えばいい。

そして、社長の橋本さんとお話しさせて頂き、5年間お世話になりました。

AIMSとの出会いは、いい意味で、数年隠れていた、自分の欲望・もっとこうなら・・良いな・・という欲望が抑えきれず、お世話になったメーカーを飛び出し邪道での「わがままロッド」を再度作製することに至ったわけです。


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自分は「軟弱アングラー代表」を謳っており、軟弱さにかけてはTOPと自負しております。

硬派な漢なアングラーとは一切無縁w
そんな藤澤なのにも関わらず・・
シーバスロケはSPヘービーでカオス状況・・
10時間の釣行は当たり前、最高34時間釣りっぱなしといった状況も多々ありました。
その中で感じた「こうならいいな」そういった部分を商品に取り入れてきました。

そして今回「ロッド」ハードギアを手掛けたわけですが、アーバレストもデュエンデも、自分が考える一番のハイスペックで軽く仕上げたい。
そして長時間釣行しても、疲れない物を作りたい。
それをベースに着手しました。


 
最初に戻ります。
今回、違和感を持ったユーザーさんはどれくらい居たでしょうか?

本当は、書くことでそれを考えてしまい、キャストバランスを崩してしまうかもしれない・・
そんなことも考えて、書くのを悩みましたが、分かっていただき、使うことでより藤澤の考えを感じてもらえるのかな・・
そう思い書くことにしました。

今回のロッドは本当に軽く、この仕様であればこれ以上軽いと、支障が起きるクラスにまで落としてあります。
装飾品で多少重くなってしまったとはいえ121g~144gですので、正直これでも軽すぎて、飛距離出るのか・・強度大丈夫?
と心配になるくらいです。


本題ですが

答えを言いますと「前重心」
俗にいう「持ち重り」を感じる人がいたのではないかと思います。ここに藤澤の「経験」が入っています。

今のご時世、バランサー入りが多くあります。
別に悪いとは言いません。千差万別・十人十色。
ただ、自分は違うというだけ。


① 重さ。
121gに対しロッドバランスを取ろうとした場合、最低でもバランサー30gくらいかな・・
下手したら50gや70g入れる場合もあるかも?
それが自分にはつらい・・
長時間の50gや100gは正直自分には辛いんです。
バランサーはあくまでもバランサーであって、
軽く感じる?という脳をだますシステムであり、長時間の釣りだと藤澤には厳しい。


② バランス
バランサーを入れることで、ロッドティップは持ちあがり、ベストだと感じるアングラーが多い。
自分はそこに違和感がある・・
Bassのようなショートロッドで、尚且つシェイキングなど
メインにするような釣りであれば、リアバランスは本当に使いやすく、そしてBass!であれば、アワセもしやすい場合もある。

しかし・・
シーバス、ショアシーバスの場合自分が感じたのは、違和感・・
後方重心による、すべての違和感だった。
自分のスタイルとして、まずロッドを立てて釣りすることがほぼ無いという事と、ほぼ9割以上巻物メインのロッドなのに、後方重心にしてしまうと、フッキングに遅れが出てしまう。(藤澤理論ですので、スルーしていただいて結構です。)

フッキングの遅れ?なぜ?
理由はリアに重心を置いてしまうと、勝手に体がロッドを前に倒そうとしたり、ラインテンションが穂先に掛かるように、体が勝手にリーリングを早くしてしまったり、Lureにより、すごく微調整を知らぬ間に体がしていることが多いんです。

集中すればするほど、追い込めば追い込むほど後方重心のロッドは体に負担がかかり、「魚がとれない・・」あたりが・・あっても遅れる・・

自分の意志とシンクロしない・・
違和感・・

自分が何をしたいのか?
PEつかって、一瞬のバイトを見逃さず、間髪入れずフッキングさせる・・させたい・・
なのに・・
これは、20年前から思っていること。

もちろんロッドを立てて使用する人が楽にできるよう、バランサーでと、考えるのもあり。
ただ・・絶対にフッキングは前重心のロッドより遅れます。

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理由は、先に挙げた
「自分の角度にするため、ロッドを前に倒そうとする力が働く」(藤澤はね!)
もしくは、バランサーが付くと、思った以上に自分のロッド角が上がってしまい、フッキングするとき、ショートになりがち。

思いっきりアワセいれるために、巻き合わせしなくては、糸ふけでフッキングできない常態のロッド角でリーリングしていませんか?それが①後方重心の落とし穴



次にアタリの遅れが出る。

これも、先に挙げた、前に倒そうとする力や、テンションを合わせようとする無意識のリーリングにより、前あたりが全く読めないや、取れない。

ロッド角は各魚種狙いものに、黄金比が存在します。
ロッドを立てればいいというわけでもないし、寝かせばいいという問題でもないですが、立てるよりは「寝かしたほうが」あたりは取れます。

理由は
寝かせてるからw
じゃだめですねw

前に重心があるという事は、アタリに対して即座に反応することができる要因の一つ。

リアバランス(後方重心)だと、体より先にバランサー「振り子」が反応し、ターゲットに違和感を与えた後、アワセに入ることになります。

しかし、フロントバランス(前方重心)だと、からだは勝手に手前方向に持ち上げる力を絶えず掛けているので、アタリがダイレクトに感じる事ができ、電撃アワセが出来るというわけです。

スタイルですが、私は基本ウェーディングなど水面に近い釣りや、表層系のペンシル以外はあまりロッドを立てる釣りをしませんので、特にフロントバランスが使い勝手の良いものとなるわけです。


ロッドティップが水面に近い釣りをメインとする私としては
バランサーは「バラスト」でしかない。
百害あって一利なし
足枷手枷というわけです。
(藤澤はね!)


まだありますw
水の重さ、風の雰囲気を感じる事も、フロントバランスの方が取りやすいです。
きっと既に、ここを感じている方はいると思います。
だから・・狙って釣った・・と、豪語する所長の映像があるわけですw


あと、キャストフィーリング
思った以上に力いらずに、飛距離が出るはずです。
これにはブランクの性能やガイドセッティングはありきの話ですがやはりここもバランス。

分かりやすく言えば・・
野球のバッティングに例えたらわかるかな…
バットを短く持てば、ボールに当てやすい。
これは振りが早くなる事と、短く持つことで操作しやすくなるので狙ってボールに当てやすいわけですね。

これが利点

しかし、飛距離は出ませんw
バットを長く持った場合
もう書かなくていいですが・・ボールに当てにくく(ミートできない)重く感じるので非力には不向き。
しかし、飛距離は出ますw

これが一番わかりやすいたとえかな・・
初速と打力・・慣性力・・まぁ色々ですが、その辺は専門家ではないので語りませんw
ただ一つ、バットと違うのは
ボールは、当てに行かなくていいことw
当たってますからw

軽く前に倒すだけのイメージで、多分飛んでいきます。
ビュッ!ピシャ!!シュバ!!とか、言わす必要ありません。
どちらかというと、ブンッ!って感じの音かな。
今回はこの辺りで、説明終わろうと思いますが
まだまだ、思いの詰まった内緒はあります( *´艸`)


藤澤らしいロッド20thシリーズ
あなたにとって、どんなロッドになるのか・・
また、お会いした時に感想お聞かせください(*´ω`*)
バイトが出る前のアタリ・・・取れます。

極めちゃってくださいね。
ご意見ご感想コメントにお待ちしております(*´ω`*)

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