題名なんか思い付かないよ!?…な釣行記(前編)

いつの日かと、おそれていた
いつの日かと、夢みていた
心目覚め翼広げて、旅立つ日…ダグラム


昨年のホーム総シーバス数が『4匹』と目を覆う貧果だった事は、先日のログでお話しました。

そして今年。

何とか総シーバス数を10匹にしたのが12/7。

その時『二桁に乗せたから、次は1ダース狙いますよ』と上方修正を誓い1週間後の12/15に11匹目を。ただ…サイズがイマイチでログに上げませんでした。

http://r.pic.to/yljc


その後···

12/20に、目の前でT氏に73·76と立て続けに抜かれ、ドップリとテンションが 

「嗚呼…オワタ」

「もう、変態工房で茶を濁して年越しで良いか···」

…蛇花火の如く“ヂリヂリ·ニョロニョロ”と、闘志も下火に(笑) 

そんな12/25 

T氏からメールが入りました。

『寒波の中で無理をし過ぎたせいか、風邪ひいてダウンしちゃいました。私の分もお任せしますのでパトロール続くて下さい』

11月に放送された釣りビジョンの反響も無くwww、閑古鳥が鳴く現場が…その貧果を物語っていました。

年間のホーム巡礼回数が、おそらく100回を超えているだろう私も…半ば諦めモードでした。

そんな時にT氏から来た“丸投げメール(笑)”が…寒さで震える蛇花火みたいな闘志に、「もう一ヶ所」火を点けましたwww

アッと言う間に燃え尽きようと、物凄い勢いで“ジュバババ·ニョロロロ!!”と延びる蛇花火と化したのです(爆) 


そんな12/26。

折からの寒気が海水温にも影響が出始め、平塚沖の自動計測ロボットのデータも時折13℃台と云う冷水塊がチラホラと混ざっていました。

「これから先…ガツンと水温全体が下がる前に勝負を賭けなければ···」

…To Be Continued 






···おいっ!? 


天気予報による0時の予想気温は1℃。

正直…オッサンの身には、腰痛の原因になったり下痢ったりとロクな事はないのですが···友の遺志に報いるため(亡くなってませんよwww)ワタクシ最強の真冬装備で挑んできました。


到着したとき、潮は満潮から下げに入ったところで…
取り敢えず一番深い港の出口でバイブ撃ち。

『明日のための“その1”じゃ。港の舟道を魚の通り道に見立て、扇状にえぐり込むように…撃つべし·撃つべし·撃つべし···』

うん、1時間撃って反応無いよオッチャンwww

てなワケで移動 

次に港の外側先端に。川の表層流が浜からの潮流と当たってます。

先日T氏が2本立て続けに抜いた場所。

『明日のための“その2”じゃ。浜を回ってきたベイトは冷たい川の水の下に潜り込むはず。シンキングミノーをドリフト気味に…潮目の上流側に距離を変えつつ、撃つべし·撃つべし·撃つべし……』

そこでも1時間…途中バイブを折り込みながら撃ちました。

うん、ココでも反応無いよオッチャンwww

そうこうしているウチに…どんどん水面が下がっていきます。さすが大潮(笑) 

ふと気付くと…足元の壁沿いを張り付くように川へ逆流する、浜からの分流の中を………

全速力か?って勢いでイナっ子の群れが細長い列を作って遡上して行きますwww

「壁際すぎて撃てねえッ!!(汗)」

確かに潮目の中にもイナは居ます。

“シャバッ·タッシーン!!”

うん、イナの育った奴が…通称ボラ、って奴ですね。

果たして40cmOverの丸々したイナを補食出来るスズキが、ココに居るのかは謎ですが。


ダメ元でブーツ120やハンマー100、それとエスフォー130で表層を流してみましたが…ココで実績のないルアーに釣れるほど甘くはありませんでしたwww

『仕方ないの…コレは使わなくて済めば良かったのじゃが。でいつものルアーじゃ!!』

∑(¯口¯)結局ソレかよ!? 

(´φ丗·`)『だって…今年の総数の5バッターなんだジョー?』

あぁ…なんて使えない心のセコンドなんだろうwww


でも、保険は大事です(笑) 

意気揚々とに到着。

人気の川に比べるとベイトの数は少なめです。

でも、いつ行ってもベイトがポツポツ跳ねてます。

“美味いと人気の行列の出来る店”
より
“人気無いけど待たずに食える普通の店”
…を選ぶ。

悪いか?www


現場入りしてから2時間強…気温は糖尿病患者の血糖値のようにガンガン下がっていきます。

実は風邪気味なのか?頭痛がするのでロキソニンで散らしているのですが…自殺行為www?と思われるほど後頭部が冷えてキンキン痛みます。

ジャケットのフードと、ネックウォーマーを突き抜ける寒気の攻撃!! 

挫けそうになりますが

T氏『オレの分まで…ガクッ』

逝ってしまった友の為にも戦い抜かねば!!p(`·ω·´)q(だから…亡くなってないってwww) 


そして···で撃ち始めて20分後。

ゴツン···

巻いていたコモモHDモドキにイナっ子が直撃したかのような衝撃!! 

下げている竿先でトゥイッチのように、ラインテンションに+αを叩き込んでみます。

グ·グン!! 


バババババ!! 

ヘッドシェイクからのテイルウォーク。

「うん、ボラじゃない」

バババババ!! 

やたらとテイルウォークを繰り返すものの、ポンピングすると軽く寄ってきます。

「…こりゃ、フッコたん掛けちまったか?」

ホームで50以下は、ほぼ掛けたことは無いのですが…表層を駆け回り、しかも軽く寄ってくる感触が“ヤッちゃった?”感を感じさせます(泣) 

「あ~ぁ…」

···と気が抜けた瞬間、奴がスーパーサイヤ人と化しました!!

ゴ·ゴゴゴ~!!

ジ…ジィ~ッ!!!! 

「う…おーッ!!なんだ?イキなり戦闘力が跳ね上がった!?」

さっきまでのテイルウォークモードから一気に疾走モードに!! 

「こ、コイツ…フッコたんじゃない!?」

スプールをサミングしながらドラグを締めます。

フッ……

「ゔ·え゙ーッ!?」

…抜けた…痛恨のフックオフ····


“ヤッちゃった感”満載でルアーを回収…

ヌン…

「いや、付いてる!?」

ユックリと回り込むように奴が寄ってきます。

しかし先程までのパワーは感じません。

「スタミナ切れか?」

ランディングエリアまで寄ってきたところでライトオン。
光芒に映る魚体は70クラスか?

「フッコたんじゃねぇよ!?誰だ、フッコたんなんて…オレぢゃんwww」

光に驚いたのか潜ろうとしますが、竿の弾力だけで去なせます。

そしてネットイン。

http://c.pic.to/abze2

1ダース目として、納得の71cm3.8kg 

計量·撮影を済まし、ネットに入れて蘇生させ…ユックリと潜っていくスズキさんに

( ¯^¯) _ _)ペコリ『お疲れッした』
と一礼。

ホッと一息つくと、ブルッと身を震わせる体調異変···

「ヤベっ…高濃度処理水が漏れそうだゎ」

《しばらくお待ち下さい》

「出た分はマメに補給しないとね♪」



《後編へ続く~》
【後編·http://www.fimosw.com/u/dx200g1989/1c5iljej2ya5ov

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