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アリアケヒメシラウオ ・・・!!

File No.2011.04.002 


Field Date                     13.April.2011
Field Time          22:00 ~ 02:00 
Sea Bass Size        50cm 
Field Place          筑後大堰下流域 筑後川
Field Information      長潮   ↗   (三池)  晴



九州北部 有明海に注ぐここ筑後川では

独特の生態系が展開されている。

それは日本最大の干潟と干満差を持つ宝の海である有明海に

由来しているのだが、

その有明海を形成しているのも筑後川の豊な流れであるということも

またひとつの真実なのである。

そしてそれは他の地域にはまったく見られない

様々な固有種を育くむ土壌となっている。


筑後川の極めて淡水に近い汽水域にのみ生息するといわれる

「アリアケヒメシラウオ」



もそのひとつである。

産卵期が4月から6月にかけてなどいわれているが、

絶滅危惧種であり、地元の人もほとんど知らないような魚であり、

当然、まったく学術的な研究など進んでいない。


しかしながら、フィールドに立ち続けることで、

そうした自然のパズルの欠片を偶然、拾うこととなる。




この時期の他の地域では鱸のベイトは「稚鮎」なのかもしれない。

しかしながら、少なくとも 夜 の筑後川の有明鱸のベイトは

「稚鮎」などではない。

残念ながら、 夜 のフィールドで 「稚鮎」 を

見たことも捕獲したこともない。

昼に「稚鮎」を釣っている(違法???)方々を見ることはあるが、

夕方にはすべて帰っていく。

少なくとも 夜 の筑後川のこの時期の有明鱸のメインベイトは

この「アリアケヒメシラウオ」であることが多い。




ことあるごとに言い続け、そして  「 思う 」  ことがある。

フィールドも観察しないで、

実しやかにいい加減な憶測でモノを言うのはいかがなものか・・・???

そうしたことに惑わされず、自分達の目で実際に見て「観察」して、

フィールドで感じたことを最優先すべきである。

シーバスは「情報戦」などといわれる・・・

その「情報戦」は釣果情報などではない。

フィールドに関する情報であり、

それは具体的には、

気温・水温・天気・気圧・風向き・季節・流れ・潮汐・時合・大堰の開き方等々

なのである。



そして、 90up をキャッチできてから、

お決まりの 「 ランカーショック 」 症候群に悩まされる・・・(笑)


まずは「気」が抜けた訳でもないのだが、

「春眠 暁を覚えず・・・」

「時合」に起きることができない始末・・・?!
 
仲間内でいう「寝かぶり」・・・(笑)


そしてやっとフィールドに立つと魚信(バイト)はあってものせきれない・・・(汗)


「釣りきれない」日々が続く・・・


末期症状に至っては、やっとこさのせた大型を連続してのラインブレーク・・・(泣)

今期の大きな課題のひとつに「ラインブレーク」を少なくすることがあるのだが、

既に今期、3本のラインブレーク・・・(泣)

これではさすがに自分の腕の無さが悔しくて、眠れない。。。


そして本日もフィールドでは「アリアケヒメシラウオ」を確認していた。

ゆっくりと上がっていく潮の中で、

所々に強めの流れが形成されては消えていた。

その気まぐれな「流れ」を探りながら、 撃ち続けると、

案の上の「ショートバイト」

マイクロベイトを偏食している時の症状が頻発する。

そのうちに手前の流れが完全に消失し、

ジグミノーでやっと届く範囲だけに流れが形成されていた。

そしてその流れの際に反応が見られた。

すかさず、渾身のフルキャスト・・・!!

「届いた・・・」

そしてジグミノーの泳ぎだしにラインから違和感が伝わってくる。

遥か彼方での魚信(バイト)・・・!!

強めのアワセを入れると・・・

今期、4回目のラインブレーク・・・・

虚しくラインが横たわる・・・

「最悪・・・」


こうした 「 負 」 のスパイラルを断ち切る方法は2つしかない

「ロッド」を置くか? 釣れるまで続けるか?

「辞めるか?」 「突破するか?」 ということである。


折れそうな気持ちを何とか奮い立たせ、

まずはフィールドを休ませることも兼ねて、

50m程度 テンションを実際かけてのラインチェックを丁寧におこなう。

そして、暫しフィールドを「観察」する。

しばらくすると、再び射程距離に流れが形成され、反応が見えた。

すかさず再び、ジグミノーを撃ち込む。

きれいに流れにのったジグミノーから金属的な反応が伝わってくる。

強めのアワセを入れると遥か彼方の水面が割れた。

質量がそれほどないことはすぐにわかったので、一気に間合いを詰める。

そのままの勢いでキャッチ・・・(笑)




50cmの筑後川の有明シーバス




本当に苦労してキャッチに至った 一本 ・・・
ダップルの綺麗な個体・・・


すばやくリリースすると、
元気よく脱兎のごとく筑後川へ帰っていってくれた。


日本の東日本大震災からの一日も早い復興と
本日も一本を授けてくれたフィールドへの感謝を込めて 
筑後川の悠久の流れにて「 一礼 」 をおこない、
静かにフィールドを後にした。




Tackle
Rod                    Shimano GAME AR-C S906L
Reel                    Shimano 08StellaSW 4000PG + 10 Stella 4000S Spool
PELine                UNITIKA Silver Thread SaltWater-PE 20Lb.(♯1.2 ) 200m
Joint                   Sasame 200-F RedPowerStainSwivel Size10
Shock Leader       Seaguar Premium MAX 30Lbs. Fluoro Carbon
Lure                    JigMinnow  
 

 




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