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永久に心の中に

  • ジャンル:家族
10数年前まだシーバスが沢山つれ、60クラスはまだまだ小さいなんていいてた頃。

我が家に家族が増えました。

父親の知人の紹介の関係で、その子は家へ来る事になりました。

最初はとっても臆病な奴で、一晩中さみしさのあまり泣いていました。

仕方なく僕の布団の横に特別に場所を作りそこで寝かせていました。

1か月もすると落ち着いたのか、夜泣きは収まり元気よく遊びはじめました。

その子の名は。

エルといいます。

クリックすると元のサイズで表示します

この子は今まで家で飼ってきた犬の中で、最も頭のいい子でした。

家へ来た時が3カ月位だったので、すぐにしつけを開始しました。

エルは恐ろしいスピードで様々な事を覚えていきました。

リードを放して歩いても、私の前には決してでません。

もし私が立ち止りエルが気付かずに通り過ぎても、「ちっちっ!」と舌打ちすると急いで私の横に付きなおしていました。

「行け」と言われるまでは、決して前にはでませんでした。

本当に賢い子でした。

エルの天才ぶりはこの程度にとどまらず、ジャンプと言えば飛び。指をさしてあれを持ってこいと言えば持ってくるし。ダメと言えばその行動をすぐに止めるなど、本当に言葉がわかってるんじゃないかと思うほどでした。

その言葉の理解力はたまに気持ち悪くなる位でした。

フリスビーも1日で覚えてしましました。

最初はただ投げて持ってこいをやったんですが、これは難なく1回でクリアー!

まあこれは木を投げて取りに行かせて遊んでたので当然と言えば当然なんですが、2回目は
走って追いかけている時にジャンプと声をかけてみると!

なんとジャンプして空中でキャッチ!

あっという間に覚えてしましました。

これに味をしめた私は色々な事を教え始めました。

金網を指差してジャンプと言えば柵を飛び越えるようになったし。

待てと言えば、500メートルくらい離れても待っていられたし。(それを超えるとほふく前進近づいてきてました(爆)

バンと言えば倒れて、よしと言うまで死んだふりもしてました。

そんな天才犬エルが、先週永い眠りにつきました。

本当に悲しい事です。


自分の体の一部がなくなってしまった様です。

エルは僕の人生の中でも、最も内容の濃い時期に一緒に過ごしてきました。

辛い時は何も言わず僕の眼だけを見つめそばにいてくれ、泣きたい時は僕を涙をぺろぺろとなめてくれました。

もちろん、楽しい事も一緒に沢山すごしました。

バスボートに乗っけて一緒に釣りに行ったり、川に魚を付きに一緒に行ったり。

本当に水が好きな子で、水を見ると飛び込まずには居られませんでした。


本当にいっぱい遊びました。


ですがここ数年様々な都合上隣町に住む事なった私は、エルと遊ぶ事が極端に減って行きました。

その位からエルが段々と年老いて来たのを感じ始めました。

顎に白髪が目立ち始め、元気はあるのですが一人では遊ばなくなりました。

一緒に遊べばいつまでも遊んでいるんですが一人ではすぐに小屋に戻ってしまっていました。

そんな様子の変化に気づいてはいたのですが、元気はとってもよかったので、まだまだ長生きしてくれそうだと思っていました。

そんなエルが冷たくなっていたと聞かされ、目の前が真っ白になりました。

その日一日は全くやる気が起きず、エルの事を思い出すと涙しか溢れてきませんでした。

周りからは、ペットは人間よりも先に行くものだから仕方ない。

とか、そいう運命だったんだよ。だから仕方ない。といいました。・・・

ですが、僕にはエルが死んでしまう事が、仕方ない事だとはどうして思えませんでした。

例えそれがエルにとっての寿命だったとしても、せめてエルが息を引き取る瞬間はそばにいてあげたかった。

辛い時や楽しい時にエルが僕のそばにいてくれた様に。

でも僕はそばにいてあげる事ができませんでした。

突然の事だったとはいえ、とても悔しいです。

本当に悔しい。

助けに行けばエルが助かるものなら、どこへだって行きたい気持ちです。


エルが息を引き取る際に寂しく感じなかったか!


我が家に来てエルは本当に幸せだったか。


この事ばかり考えてしまいます。



僕の中でのエルの存在が本当に大きかったのだと実感させられました。


長い間、僕や家族を支えてくれてありがとう。

 
エルの事は一生忘れません。




またいつか天国で遊ぼうな!



エル!



確かに君はペットではなく




僕の家族でした。






PS
今回の事をブログに書くのはとても悩みました。
ですが、自分の心の中でこれからも生きていくエルの事を忘れないようにブログと言う  形で残しておこうという気持ち。釣りという魚の命を左右するスポーツをやっているも  のとして命の重さを一緒に考えて頂ければなと思い書く事にしました。

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