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メコンオオナマズ⑩

  • ジャンル:釣行記
餌は約1時間半で無くなるため追加で購入をする。初回の餌代は500B。
パンの耳+謎液は140B。

その後、同サイズを2匹釣り、同行者(嫁)に交代。ギンバルの調整をしその時を待つ。

ジ、ジジジィィィ!!!前あたりも無く突然浮きが水面から消え、桟橋に置かれたリールから勢いよくラインが引き出されていく。

来た!嫁頑張れ!
合わせを入れたガイドが嫁では無くこっちに竿を渡そうとする。「あっち、あっち!チェンジ、チェンジ!」と言うが首を横に振る。
「オオキイ!オオキイ!」。
大丈夫。嫁はメーターオーバーのシイラを釣るほどの釣り師。
竿じりをギンバルに入れファイト開始。
ファーストランが止まらない。
ドラグ弱くない?そんな走る?
少しドラグ締めれば?
ポンピングで寄せて!上げて下げて巻く!
ん?嫁が動かない。リールを巻かない。
竿が水面と平行になり竿を起こすことが出来ない状態に。
ガイドはまだ「オオキイ!オオキイ!」と言っている。ドラグは緩くはない。
懸命にファーストランを耐える。
スピードは無いが重量でラインがジッジッジィーとゆっくりと引き出されていく。

約20メートル、3分弱のファーストランが止まり、竿先が上がり始める。
上げて、下げて巻いて、上げて、下げて巻いてを繰り返す。
嫁の顔に余裕は微塵もなく、額に汗が滲んでいる。

寄せては走られ、寄せては走られを繰り返し耐える。
ラインに結ばれた浮き止め(輪ゴム)が見え、濁った水面下に魚影が浮かぶ。
ガイドの声に力が入る「オオキイ!オオキイ!」確かに大きい。
桟橋に潜ろうと最後の抵抗を見せる。
竿先を水面まで下げ耐える。

ガイドがネットで桟橋を小突いてトントンと音を立てている。
この音を嫌がって魚が桟橋に潜りこまない。

下げていた竿先を上げ、渾身のリフト。
魚の顔が水面を割る。
と同時にガイドがラインを掴みネットを差し込み、魚の進行方向を塞ぐ。
ネットイン!!!ん?!
特大ネットから体の1/3、A4サイズの尾鰭がはみ出している。

ガイドがしゃがみ込み、両腕でネットを掴み引きづりあげる。

陸にあがっても抵抗を続ける魚の目を塞ぐ。
光を遮ると動くのをやめ、大人しくなる。
持参した1mスケールでは足りない。

1m+30cm。

限界を迎えた嫁の腕では持ち上げることは出来ないボリューム。
「オオキイ!」周りのギャラリーもガイドも口を揃える。大物を釣り上げた嫁に拍手をする人までいる。
誇らしい気持ち以上に悔しさが…。

素早く写真を撮りリリース。
ダメージは最小限に。

力尽きた嫁は日陰に横になり休憩。






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