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対象魚
▼ Whoops VOL.7
- ジャンル:日記/一般
あっという間に年末じゃねーか!1年の早さをみにしみて感じるぜ。
今年の振り返り?そんな場合じゃない。まだまだやることがたくさんあるんだよ〜!
そんな感じて今回のWhoops始まります。
今回は真面目にブログを書いていきます。
気がつけば今年も12月。水温が落ち、ベイトの動きが変わり、サーフが最も生命感を帯びる季節がやってきたぜ。
この時期になると、ワタクシは遠州サーフを軸に全国の浜を歩き、ヒラメとシーバスを追う日々に入る。
「なぜヒラメなのか?」と問われることがある。答えは明確だ。ヒラメは非常に特異で、そして奥深いターゲットである。
扁平なボディに上へ寄る二つの眼、獰猛なフィッシュイーターとしての性質。その造形も習性も唯一無二だ。たまらない。
何より魅力的なのは、確かなセオリーが存在しながらも、決してそれだけでは読み切れない“不可解さ”があること。捕食スイッチ、回遊ライン、レンジの変化。ヒラメは常にこちらの想定を毎度毎度裏切る。
その「読めない部分」と向き合う作業が、ワタクシにとってはたまらなく面白い。
サーフゲームといえば朝マヅメが定番だが、ワタクシが最も力を注いでいるのはナイトサーフである。昼間の喧騒が消え、夜の浜は波と風の音に囲まれる。
視界や情報が限られる状況だからこそ、余計なノイズが無くなり、魚の気配に集中できる。
爆発的な釣果や大型ヒラメとの遭遇も多く、ナイトは明確に“ヒラメを仕留めるためのフェーズ”として成立する。
狙い澄ましたタイミングで特大のヒラメがヒットた時。このサイズも出る魅力が夜にはある。
夜のヒラメを成立させる鍵は、徹底してシンプルだ。潮とベイト。この二つに尽きる。特に満潮前後と潮止まり前後は顕著に反応が出る。潮が動き始める“変わり目”の瞬間は、ナイトサーフではより強く出る印象がある。
また、経験上、月の有無は釣果を大きく左右するファクターだ。月明かりがある夜はルアーのシルエットが際立ち、ベイトの視認性も上がるため、ヒラメの捕食行動が明確に活発になる。もちろん新月でも釣れないわけではないが、総合的なデータとしては月の出ている夜が強い。
ただし光量が増せば見切られやすくもなる。メリットとリスクをどうバランスするか。これがナイトゲームの面白さでもある。
狙うべき地形はデイゲームと共通している。離岸流、砂州の切れ目、ショルダー、わずかな地形変化。加えて、消波ブロックなどのマンメイドストラクチャー周りはベイトが寄りやすく、ナイトでも非常に強い要素となる。
他にも澄んだ潮も重要なファクターだ。夜はヒラメの警戒心が下がるため、驚くほど岸際に寄ってくることがある。
昼間は攻めれない位置へアプローチできる点も、ナイトならではのアドバンテージだ。
ルアーは状況に応じて使い分けるが、10〜15cmのフローティングミノー、中〜大型ワーム、シンキングペンシル、シャローランナーなどを主軸とする。
大型ヒラメは遊泳力が強く、表層まで普通に食い上がることができると考える。そのためシャローランナーの出番は多い。
表層で反応が出なければボトムの“漂わせ”が有効で、潮や流れに乗せて漂うようにアプローチすると明確にバイトが増えることが多い。
流れの変化とルアーが生む“浮遊感”の違いを把握できるようになると、ナイトゲームは一段階深いレベルへと入っていく。
ワタクシは複数の重さの違うシンキングペンシルを常備してハマる”浮遊感”を探している。
もちろん、夜のサーフには危険が伴う。足場の確認、ヘッドライトの予備、ライフジャケット、防寒。これらは絶対に欠かせない。
不用意に海を照らすのはタブーだ。なぜなら思っている以上に魚は岸際にいる。
立ち上がる波への反応が遅れることがあるため無理をしない立ち位置選びが前提となる。
暗闇の中、ヒラメの気配だけを追ってキャストを重ねる。この時間がナイトサーフの核心だ。朝マヅメのように常時、魚の活性が高い条件ではないが、潮とベイトが噛み合い、活性が一気に跳ね上がる“ハマりの瞬間”に当たれば、むしろ朝以上の密度のチャンスが訪れる。
その一本の価値は重く、だからこそ夜のサーフに立ち続けてしまう。
狙って釣れる!と確信した思い入れの強い写真。ナイトヒラメ釣りの沼へと足を踏み入れていく。
話は変わるが、昨今賑わいを見せる遠州でのオオニベゲーム。
一つだけ言っておくが、ワタクシはオオニベに関しては全く興味がない。
個人的にはナイトサーフと言ったらオオニベ?いや!ヒラメだろ!
良く分からないので精通する人に聞いてください。
地元、遠州ではこれから青物が回る時期でもある。一般的にはデイのイメージが強いターゲットだが、タイミングを掴めばナイトでも十分に成立する。
少し前にその点についてもまとめているので、興味があればぜひそちらも読んでみてほしい。
夜のサーフから狙う!スリリングな引きがたまらない青物ゲームlurenewsr.comhttps://www.lurenewsr.com › ...
ちなみに、ワタクシが「ニコラス」というあだ名をもらったのも、ナイトサーフからだ。
忘年会をこっそり抜け出し、鹿島灘でヒラメを釣り上げた際に報告した写真がそのきっかけである。
以来、その名前がポジの間で定着してしまったのだ。
その時の写真。命名はレッド中村だ。
今回はこんな感じでおしまい!
夜のヒラメ釣りも面白いけど、日中のヒラメ釣りも面白い。
やっぱりヒラメって面白い♪♪
サーフの釣りをやる諸君!ちょっと違う世界の釣りへチャレンジしてみてはいかが?
- 12月8日 21:28
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