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対象魚

売れ残りのフランキー

  • ジャンル:日記/一般
全国のアングラーの皆さん
こんにちは マルバリータです。
ご機嫌いかがでしょうか。

前回のログもたくさんの方に読んでいただきましてありがとうございました。
今回は売れ残りのフランキーです。
またまた長いですが、最後までお付き合いいただけましたら嬉しいです。


ブ〜 ブ〜 ブ〜 (バイブ音)
僕「はい、マルバリータです…お世話になっております…はい。。はい。。」
〜 いろいろやりとして 〜
僕「それでは明日、宜しくお願いいたします」

プツン……

僕「ふぅ…」

気付けば夏も終わりに近づいているが、新製品のロンチに追われていたマルバリータはシーバスフィッシングにも行けない毎日を過ごしていた。

僕「こんなに忙しくしていつか倒れてやる…」

誰もいない社内で会社の事務員さんから頂戴したモナカを頬張りながら小さく呟く

この時期は昼飯を食べる時間も惜しいのだ…

でもアングラーとしての心得は忘れていない。
いつでも釣りが出来るようにパックロッドとタモ網などの一式は車に積んである。(車内暑いからメインロッドは無し)

歩いて2分で隅田川本流なのが弊社のウィークポイントなのだ。。。(駐車場タダ)

が、

兎にも角にも釣りに行く時間が取れない…

僕「なかなか釣りにいけないなぁ」
車へと移動して一人呟きながらレバーブレーキを下ろす毎日

昔みたいに休日も行けたら良いのだが、休日は家族と一緒に過ごすと決めた。(半ば強…)


娘が産まれて自分は変わったのだ。。。


今までのクズでパリピな自分とおさらばして清廉潔白な父親を目指すと愛犬に誓った。

娘が昔の写真のマルバリータを指差して
「はぁぁ…」と溜息を吐かれたのでダイエットも頑張った。←当時5歳だったのに生意気だ…

そこで気付いたのだ…人は食わなきゃ痩せるとね。。。

外食でも食べる量には気を使っている。

家族4人でファミレスに行こうもんなら7000円は掛かる…昔は2人で2000円だったのにだ…

ドリンクバーは百歩譲って許せるがアイスバーまで頼まれると気分は憂鬱だ…4人で1200円は羽ばたいて行く… それに付随してパン食べ放題なる物まであるじゃないか!

恐ろしきスエヒロ…ハンバーグ美味いけど…

しかし、最近のお気に入りはサイゼリヤだ…4人でたらふく食べても5000円程度で済むのだ!

ただし…息子くんはあまり行きがらない…

どこの家族も一緒なのか?友達との遭遇率が高くお互いに少し気まずいみたいだ。。。

向こうが子供だけだと更に気まずいらしい…
別に遊ぶグループが違うけどなんか誘われなかった寂しいやつ的な感じが漂うみたい。

学生あるあるだね 笑

最近は息をするだけで金が飛んでいく…先輩パパさんは上手いこと言ったもんだ。。。

五公五民などと、昔であれば一揆必須の条件で国は我々のような平民からどれだけ搾り取れば気が済むのだ…ちなみにマルバリータ月々のお小遣いは40000円程度…

大谷翔平のWBC決勝フォトフレームの支払いがあと5回も残っているので実質30000円…

昼ごはんは普通に我慢するとしてタバコは吸いたいから釣具に使えるお金は20000円程度となる。

要するにルアーなら10個分、、、
LINEを買ったら8個くらいになる、、、
昔ならもっと買えたが物価高騰の波がマルバリータの財布にも直撃している。

最近はフックリムーバーとかいう便利な品物がアングラー界隈で流行っているらしいが、お金がないマルバリータはヤフーショッピングの画面を眺めるだけでもちろん手は届かない…

カートにも2回入れたが、2回とも理性を取り戻して、すんでの所で後悔を免れたのである…

だがしかし、こんなマルバリータにも楽しみはあるのだ、、、

それは釣具店のルアーコーナー巡りだ!

忙しい時間の合間や移動中に寄る釣具店は昔で言うところの授業を抜け出して自分だけトイレに行けた時に似ている… ←懐かしいよね

あの、少しだけサボっている感…

たまらない。。
たまらないのだよ。。
同志諸君!!!!

ルアーコーナー巡りを繰り返していると気付くことも結構あって、「あっ!このルアー売れたんだぁ…」とか「おすすめコーナーが出来てる!」などの変化が分かるようになる。

この辺は釣りのポイントと一緒で通うことで見えてくるものがあるのだ…←一緒にして良いかわからんけど

上記で説明した通り、使える金額は決まっているので補充ルアーも含めると新規ルアーは3〜4個が限界だ…

新たに導入するルアーを考える上で当落線上のルアーが毎月発生する…

その確固たる候補こそ…

フランキー120Fであった。。。

1番大きな理由としてオーソドックスなタイプなのでどうしても決め手に欠けてしまう…

ロンジンが大好きな人が使うルアーという印象が自分にはあったのだった…



登場人物
僕=マルバリータ
フ=フランキー
ア=アナウンサー
レ=レポーター


店内にて…
テクテクテク 歩く音♪

僕「エアオグルのカラーが少ないなぁ…」
フ「………………」
僕「こっちはロンジンのコーナーかぁ」
フ「……?………」
僕「フランキーかぁ…使ったことないなぁ…」
フ「……‼︎………」
僕「このフランキー120Fだけ箱が………」
フ「僕に…気…気付いた⁈………」
僕「まぁ汚れてるからいらないか…」
フ「……ブルータスお前もか……」←ネタが古い

翌月

僕「エアオグルのカラー増えてる!」
フ「………………」
僕「ロンジンは……」
フ「…!!!……………」
僕「まだこのフランキーあるのか…」
フ「キタ…キタ…この展開は熱いんじゃ……」
僕「…やっぱりレビンライトだな!!!」
フ「なぬー!?マルバリータこの野郎…」

翌々月

僕「今月はヨイチ80の補充だな……」
フ「…………………」

翌々々月

僕「まだこのカラーのフランキーだけある…」
フ「…フン!…どうせ冷やかしなんだろ…」
僕「…120Fかぁ………」
フ「……………………………チラ…チラ…」
僕「残り物には福があるかぁ……」
フ「えっ⁈良いんすか?旦那良いんすか?…」



ア「番組の途中ですがここで緊急ニュース速報です。本日、昼過ぎにマルバリータGMがFAとなっていたフランキー120F選手と電撃契約を結んだ模様です!!今、現場と中継がつながっています…」



レ「はい!こちら現場です!…つい先程、マルバリータGMがこちらのインタビューに答えてくれました」

……画面切り替わり………

ワイワイ♫ ガヤガヤ♫
レ「マルバリータさんっ!!フランキー選手とご契約されました今のお気持ちを一言!?」

僕「個別の案件に関しましては回答を控え…」
レ「そう言わずにお願いしますよ〜」

僕「まぁ彼も所属球団が決まらず苦労したでしょうから死ぬ気で働いてくれると思います…」

レ「起用法についてなどは?…」

僕「まだ本人と話してませんがスターターの予定です!」

レ「なんと⁇ いきなりスターターでの起用ですか⁈ マルバリータさんありがとうございます!」

……画面切り替わり………

ア「大変驚いた訳ですが、どうやらローテーションの柱として期待しているようですね??」

レ「はい!こちらから見渡すとルアー戦力は充分に整っている印象でしたが、マルバリータGMの話しを聞く限りですと先日、誤って負傷離脱(ロスト)したジェネラル110F選手と入替となるようです。…以上!現場からお伝えしました…」

ア「ありがとうございました…」

フランキーが加入したニュースはマルバリータ界隈のルアー達に衝撃を与えたのだった。

マリブ 「なっ何だって⁈」
マニック「ムムッ!!ついに…」
カゲロウ「俺は何も問題ない…」
ワイワイ♫ガヤガヤ♫

それからまた会社に戻ると、僕は仕事忙しいですよ…オ〜ラを全開に纏わせ誰にもバレないように釣果報告に目を通していた…

そんなこんなで時間は過ぎて社内は1人去り、2人去りと気付けば自分だけのパーソナルスペースとなる。

本日の仕事が片付いた所で、事務員さんが昼間入れてくれた冷めたコーヒーをすすりながら鞄からフランキー120Fを取り出してみる。

僕「チッ…固くてベタつくな…」

箱に付いてるセロハンも時間が経っているので固くなっていて剥がすとベタ付いていた…

しかし…

箱から取り出してマルバリータは驚愕することになる。

箱が汚れていたので気付かなかったが箱から取り出してみると…

ピカピカ✴︎ ピカピカ✴︎

フ「どうも!僕フランキー…はじめまして!」

社内の蛍光灯に反射したフランキーが眩しい程の輝きを放っている。その存在感は他を圧倒していた…

僕「う…美しい…なんて美しいんだ…」

マルバリータが今までに所持しているルアーは特徴がある形の物が多い。理由はキャストしていて楽しいからだ。

お気に入りの一つのNISANに至っては、もはや魚の原型を留めていない意味分かんない形をしている。←悪気はないです。

しかし、不思議と泳ぎ出すと魚に見えてしまう。そんなギャップがあるルアーが好きなのである。

自分の勝手なイメージとして魚に似ているルアーほど何故か釣れない印象があってリトルジャックの製品もいつの間にかヤフオクで旅立ってしまった…

話を戻すが、マルバリータはフランキーを手に取って泳ぐ姿を想像している…

2分は見ていただろうか……
その時間の中でマルバリータは抑えきれない釣り熱と戦っている…

僕「隅田川が俺を呼んでいる…」←頭おかしい

キャストしたい…動きを確かめたい…

こうなってしまったら明日の浜松出張などは頭から消え去っている…
明日…7時過ぎの東京発…ということは家を出るのは6時前……まぁなんとかなるっしょ♫

(なんとかなる訳無い…絶対後悔するやつ…)

車のバックドアから隅田川専用のナイロンネットを取り付け(ラバーは重くては死ぬ)フィッシングバックにルアーを詰めていく…

この時、フランキーだけで良いか…と10秒くらいは考えるが保険として一軍ルアーを10種類前後、帯同させている。←すまん

ここで新たな問題に遭遇する…

予備で車に入れているロッドは息子くんのマルチキャスター(20-180)なのだが適応ルアーが20gまでだった…

僕「大丈夫かな…」

そんな気持ちも一瞬だけ頭をよぎったが、
すでに動き出した汽車は停まれない…
ゾーンに入った釣り人の行動力は半端ない。
まさに大迫傑なのだ!←いや×2 大迫勇也やで

隅田川は相変わらず釣れてないのか、時間が悪いのか誰も居ない…たまに意味不明な外国人カップルが歩いてるくらいだ。

橋脚から50mは離れた上流側でフランキーの使い方を探る。

僕「ふむふむ…それなりに飛ぶようだな!」
ピュッ!巻き巻き…ピュッ!巻き巻き 〜


案の定、、アタリはない…

2時間が経過。。。。

僕「そんなに甘くはないか…」
マルバリータは帰るタイミングを探っている



フ「僕を侮ってもらっちゃ困るね…」



天の声が聞こえた気がした…その時…

パシュッ!!

水飛沫をあげてフランキーに食いついた魚の衝撃がロッドから手に溢れてきた!

「ヤッタ!!」と小さく叫び
追いアワセを入れるマルバリータだが
その瞬間っっ!!


ピュ〜〜ン……(三井寿ばりに甲を描いて)


ピチャピチャ……ピチャピチャ…

僕「………はい?…………」

まさに一瞬のことで訳が分からない状況だった…地面に2本のルアーが転がっているように見えた…が…

一つからは生命の息吹を感じた(跳ねてるから)


セ 「どうも!!僕はセイゴと言います!」
僕 「おうちへ帰りなさい!!!!」

こうしてフランキー入魂は無事に終わったのだった…

その後、、、フランキーでスズキを釣り上げてはいない…人生と一緒でそんなに甘くはないのだ…

しかし、マルバリータは諦めない…
あの日と同じ輝きを放ち続けるフランキーは何も悪くはないのだ…

一度だけ…旧江戸川のドリフトでバラしてしまったそれこそがフランキーの実力を示している。

マルバリータはトレブルフックに責任転換していたが間違いなく腕の問題である。。。

こうして、これからもマルバリータとフランキーの物語は続くのであった…




おしまい




最後までお付き合いくださいまして誠にありがとうございました。
これに懲りずにまた読んでくださいね。

ではでは


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