▼ 一本への道のりは、険しくもおかしく③

  • ジャンル:釣行記
24.Jan.2011
 
 
マズメ狙いで、未明より
 
りあるさんと再び磯へ。
 
 
が、私が寝坊したせいで（ごめんなさいぃぃ）
 
目当てのポイントには先行者が。
 
 
少し離れたポイントへ入るものの、
 
足場がイマイチ・・・。
 
 
不慣れな私を気遣い、港へ。
 
 
りあるさん曰く「コレ標準」という風に負け
 
足元にぽちょんと落ちるルアー。
 
 
いくらベイトが寄っていても
 
足元ぽちゃんでは厳しいので

思い切ってポイント移動。


今度はサーフデビュー！
 

平日の朝にも関わらず
 
ずらりと並ぶ釣人さんたち
 
 
電柱みたい･･･ﾎﾞｿ
 
 
 
明けてゆく砂浜を延々と歩き続け、
 
ようやく釣人が途切れたところで
 
いざっ、とキャストを始めるものの･･･
 
やっぱり、波を超えられない。
 
 
　　自分の限界がどこまでかを知るために
 
　　僕は生きてる訳じゃない
 
　　
　　だけど新しい扉を開け海に出れば
 
　　波の彼方にちゃんと「果て」を感じられる
 
 
そんな懐かしい曲が脳内を廻り始める。
　
 
あまりのヘタレっぷりに驚愕したりあるさんにより、
 
急遽、キャスティング講座開始。
 
 
変則ペンデュラム、とでも言うのかな。
 
 
タラシを長く取るとすっぽ抜ける
 
というヘッポコジレンマを解消するべく
 
程々のタラシで、くるりと半弧を描く
 
『半月殺法』とでも言った感じ（分かるかーっっ）
 
 
根気強いご指導の甲斐あって
 
ようやく手前の一波を越えられる
 
･･･こともある、程度に進歩が
 
 
さらに

時折イワシが打ち上げられ、
 
朝日を受けてキラリと光る姿が波間にも。
 
 
『飛ばさなくても釣れるよ』
 
と、りある先生のお言葉。
 
 
でも、キャスト練習に集中していたので
 
着水後はとにかく急いで回収。
 
 
・・・と、その矢先。
 
 
立ち上がった白い波の中で
 
私のルアーが踊るのが見え、
 
そのすぐ脇で、反転する黒い影。
 
へ?
 
え?
 
シーバスさん?
 
私のルアーにアタック、しそこねた?
 
 
アタリはなかったけれど
 
明らかにルアーのすぐ横だった。
 
横で見ていたりあるさんと共に、大興奮
 
 
アタリ以上に、身が震える経験。
 
 
あんな浅いところで・・・
 
波に紛れて、ああやって喰うんだぁ。
 
 
遠投できなければ、釣れないもの
 
と思い込んでいたサーフでの釣り。
 
 
遠投とはとても呼べないけれど

コンスタントにあの波まで飛ばせたら
 
出会いが訪れるかもしれない。
 
 
それを体感して、鳥肌が立った。
 
 
陸っぱり、しかもサーフだからこそ
 
目にする事が出来た、あの光景。
 
 
波の中のあの姿は、きっと、ずっと忘れない。
 
 
 
そして、りあるさんが嬉しい言葉をくれた。
 
『一歩、近づいたね』
 
 
そうだ。
 
陸っぱりシーバス。
 
 
今の私でも、もしかしたら!?




to be continued ...

コメントを見る