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北海道遠征最終日、夢はまた来年へと続く。

  • ジャンル:釣行記
宿に帰ると女将が。

釣れましたって聞く。

さくパパさんがイトウ釣れましたよと伝えると。

あら奇跡だわって普通に口にした。

奇跡なのか?

この湖での難しさがわかる一言。

そして釣行も。

最終日。

いつもの場所に向かう。

湖面には昨日まで無かった生命感があった。

ウグイがパチャパチャと群れている。

恋の季節到来。

カッコーも元気に歌って居た。

ああ〜やっぱりこの季節なんだと実感する。

今回も奥へ。

チャンスは多分一回あるか無いか。

奥にみんなで入って。

私はちょっと手前のオカタクポイントへ。

私の得意な場所は取っておいた。

ベイトは確認出来たが。

アメマスのチョイスすら無い??

昨日まではたまに追いかけて来てたのに?

ブラウニーもアンサーも。

当たり無し。

今年。

さくパパさんは7本のイトウをプラクティスで釣っている。

そのスーパーアングラーですらイトウが取れない。

多分ベイトとイトウが動くタイミング。

季節の狭間になってるみたいです。

後2〜3日後このポイントでイトウが釣れる。

そう感じた。

ブラウニーでしつこく狙うと。

ゴン。

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アメマスが釣れた。

その後当たりも無いんで得意なポイントへ。

全く反応が無い?

ベイト居るのに。

試しにスプーンでウグイパターン。

釣れ無い。

完全に外した感が。

ランガンしに行く。

釣れないと粘らず。

10分で移動する場所も。

みんなで必死にイトウを探す。

とあるポイントでアメマスの群れが居た。

ポツポツ釣れるアメマス。

それでもイトウ狙いで移動。

時間が無くなり。

イトウが釣れたポイントへ。

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タツさんに願いを込めて。

ラストチャンス。

無情にもイトウは来てくれ無かった。

止水の釣りの難しさを実感した。

釣行も終わろうとした時。

1人のアングラーが話し掛けて来た。

地元のアングラーだった。

イトウクラブの人で。

大物狙いしてる有名人みたいだ。

さくパパさんが今年知り合った地元アングラーの知り合いで。

大きなイトウが入ったと仲間から情報が来て。

ここ2日状況を見に来てる。

レンタカーが珍しく話しかけて来たと。

一昨年も聞いた言葉。

イトウ釣りたいなら猿払へ行けばって。

さくパパさんがココが好きなんですって伝える。

今年もイトウ釣ってるって教えると。

強面のこの人が和かになった。

家に泊まれば良いよ。

見知らぬ私達にそう気づかった

今日帰るんですよと伝えた。

残念そうに。

この湖のイトウパターンを惜しげも無く教えてくれた。

釣れるルアーや色。

場所。

色んな湖の釣りの歴史なんかも。

写真見るって言われたんで。

見せてもらった。

去年からのイトウの写真が。

メーターオーバーも多数。

驚くべき釣果。

クラブの人達の釣果で。

どうして釣ったとか。

どこで釣ったとか。

ほんと見知らぬ私達に包み隠さず説明してくれた。

気に入られたのか?

この湖は釣り人が異常に少ない。

ほぼ釣れ無い湖。

みんな幻のイトウに魅了されたアングラー。

こんな事もあった。

前日とあるポイントへ行くと。

アングラーが1人居た。

3人新たに入ると邪魔になりそうなんで。

私は1人離れて釣って居た。

釣れ無いんで2人の元に近づくと。

アングラーが帰る行動に。

あれ?

気分害したかなと思い。

こんにちはと声をかけた。

すいません邪魔しちゃいました?

と聞くと。

4時から5時間粘ったからあっちに移動するんですと。

笑顔で答えてくれた。

絶対私に場所を譲ってくれたと思います。

ここで会うアングラーは皆んな穏やかで。

マナーが良い。

ルアーマンもフライマンも気軽に話しが出来て情報交換もする。

昼に良く行くカレー屋さんも。

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私達を見つけると。

お帰り〜と声をかてくる。

私達は受け入れられている。

この強面地元アングラーさんも。

実に優しく色々教えてくれた。

来年の釣行のヒントももらえた。

その場所に入ったら迷惑じゃって言うと。

そんな事ないよ人居ないしと笑った。

今年の産卵床の数が増えているんだよと。

そんな嬉しい情報も。

みんなイトウを心から愛し大切にしているんです。

ほんと良い場所で豊かな心を持ってる人達だと実感しました。


今年の遠征も終わった。

釣れたイトウは1匹だけ。

さくパパさんを家に送り。

また寂しい感情が。

握手と笑顔でお別れ。

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機上の人となっても疲れて居るのに。

まだイトウの事を夢みて居た。

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来年も絶対に帰って来る。

そう心に誓って。

眠りについた。

またきっと。

イトウを追いかける。

来年へと夢は続く。

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