【BLUESTORM BLOG】身勝手な行動が招くもの

このイベントは日本釣振興会会員の釣具メーカー、釣具店、問屋のスタッフが集まり大阪南港カモメ大橋、大阪北港常吉大橋、夢舞大橋周辺で清掃活動を行うというもの。

ブルーストームスタッフは南港カモメ大橋を担当することになりました。

カモメ大橋は大阪市内ではメジャーな釣り場で
チヌやシーバス、秋にはタチウオ等
ファミリーからベテランまで多くの人で賑わう釣り場です。

清掃当日も多くの人が釣りを楽しんでいました。

早速堤防を回ってみると仕掛けや、ライン系のゴミが目立ちます

特にエダスの多いサビキや投げ釣り系の仕掛けは厄介で
歩いているだけで靴に絡んでしまします。

ルアー関連だとワームの切れ端や、丸められたPEの等も目立ちました。

また、フグやヒトデなど干からびた外道も・・・
持ち帰らないのであれば、海に返してほしいですね。

昨年に比べると堤防でのゴミの散乱は減り
綺麗になっているといった印象でした。

一方で、駐車場の一角はひどい状況に

釣りが終わり、帰る際にゴミを置いていくのか
膨大な量のゴミで山が出来ていました。

ゴミの種類としては、仕掛け、ルアーや竿のパッケージ、弁当、ペットボトル等が多く
中には家電等の不法投棄も含まれているものの
ほぼ釣り場で発生したゴミです。

そんな中で特に厄介なのは、使いかけのアミエビやコマセのゴミ
屋外に放置され腐敗が進み、強烈な悪臭が漂っています。
さらに虫が発生して蠢いており、意識が遠のきました。

散乱したゴミを大きなゴミ袋にまとめていきます。

今年入社した開発部の女性スタッフも頑張ります。

釣りは疎か、釣り場に来ることも初めてとの事で
惨状に驚いている様子でした。

最後は収集車に直接放り込みます

足元のシミは腐ったアミコマセの汁です

ゴミの山に立ちこみ、汁まみれになり、嘔吐きそうになりながら作業を続け
回収の難しい大型ごみ以外を処理することが出来ました。

この場所、よく見るとゴミ捨て禁止の看板が立ててあります。

釣りを楽しむ以上、ゴミが発生することは避けられません。
いくら注意をしても、根掛かりやラインブレイクを完全に無くすことはできません。
しかしこの状況は、釣り云々以前の問題だと思います。

他のメーカーさんの話を聞くと、いくら清掃活動を行っても
ハイシーズンになれば数週間で同じ状況になるとの事でした。
恐らく次に来る時も状況は変わらないでしょう。

他人の考えや行動を変えることはとても難しいです。

釣りに関わるメーカーとして、簡易包装や脱プラスチックなど
メーカーにしかできない事を、改めて考える必要が有ると感じました。