記録41 なぜ彼に敗れたのか

  • ジャンル:釣行記

来年度から職場が異動になることになり、年度末のバタバタでまたしばらく釣りに行けてませんでしたが、禁断症状で職場で釣りの話しかしなくなってきたため(釣りにまったく興味の無い方々に)、
これはマズいと思いムリヤリ釣りに行ってきました

仕事が終わり子供達が寝た後にしか出発できず、次の日も午後から仕事のため時合は選べません

移動時間など考えると釣りが出来るのは21時から24時の3時間のみ

とはいえ次いつ行けるかもわかりませんし、なるべく釣っておきたいところ

いやなるべくではない、これ以上禁断症状が続くと職場でウザがられて窓の際に追いやられかねないため、絶対に釣らねばなりません

オカッパリは最近全然行ってないので状況わかりませんし、ここはオフショアパワーに頼ることにしました

船はいつもの(と言っても1年ぶり!)S船長シップ。私、Yくん、H小僧の3人でのチャーターです

ここで突然私ども3人の釣り歴を紹介いたしますと、

私:
6年前からなぜかわからないが突然釣りを始める。ルアー限定だが、色んな釣りに手を出しすぎて何も上手くなっていない。まわりに師匠的な人がおらず自己流でやってきたためか、釣りメンタル的にややマニアックな面がある。自己記録はシーバス85cm

Yくん:
私と同時期からソルトルアーを始める。ソルトをやり出す前はバスをやっていたと言い張るが、腕と知識を見ると嘘ではないかと疑われている(私に)。腕は私とドッコイドッコイ程度。根がかりに気付かず、巨大魚と思い5分以上ファイトしていたことがある。自己記録はショア真鯛本人言わく90cm、悔しいから私の目測では75cm。

H小僧:
釣り歴1年程度、釣行回数は人生の中でおそらくまだ数回。釣りを始める前の趣味はネット上での生活。ネット上での一人称は、「我輩」。今回の釣行のためにYくんのお勧めルアーを買いこんだが、全て家に忘れてきた。釣り中にたびたび「ダダビケ」という謎の単語を使う。(おそらく「ただ巻き」のことだと思われる)自己記録は、本人はメバルだと信じているハタンポ20cm。


このメンバーで出船
はっきり言って誰も上手くないのですが、チャーターだとベテランさんや上級者の方に気を使わなくていいので楽ですね

去年プチ爆ったポイントに到着、去年と違いボイルなし

とりあえずX-80でなるべく際を狙ってみます、
1投目、何もなし
2投目、何もなし
3投目、、、、 何もなし

ウウン、、と思っているとここで「き、き、きたあ〜〜!!」の声

ファーストヒットはまさかのH小僧!
悔しいのでバレロバレロバレロッと呪文を唱えましたが、ゴリ巻きのくせに無事ランディング
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H小僧の人生初シーバスです、サイズ関係なくよかったね〜っ!と、、このあたりまでは余裕がありました

写真撮影が終了し、釣り再開

魚がいるのはわかったので集中してキワッキワにキャスト

集中、、集中、!

するとすぐにまた「き、き、きたっ!」の声

マジカ!なんとハタンポしか釣ったことないH小僧に連チャンヒット!

やっぱりサイズはアレですが、こんな時に私とYくんにとってサイズなんて関係ありません

「大丈夫かなH小僧?自分も釣りたいけど面倒見てやんなきゃなー、しょうがない奴だなまったくー」と、良く言えば我が子のように、悪く言えば完全に見下していた相手に2-0で負けている、という、事実、、!

私とYくんの精神状態は激しく乱れ、H小僧がワームを使っている(S船長にもらった)のを見てこっそり同じカラーのワームに変えるという情けなさ

非常に情けないですが変えたらすぐ釣れました、、
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すごいかわいいサイズですけど、H小僧をパクッて釣らせて頂いた私にサイズを語る権利はありません

さらにワームで1尾釣った後のくせに、負け惜しみで「やっぱハードルアーで釣りたいよね」とか言い出すカッコ悪さ

ちなみにプラグは色々投げましたが、この日はローリングベイトにしか反応しませんでした
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ローリングベイトで何とか2本追加


Yくんはワームに変更しアタリはあるもののばらしまくり、、
H小僧がもう1尾追加し、精神崩壊直前でやっとこさキャッチ
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最終結果は実釣時間2時間ほどでH小僧3、私3、Yくん1、、、、、サイズはみんな似たようなかわいこちゃんでした

数は何とか並んだものの、ファーストセカンドを取られたことやアタリの数から、精神的には完全にH小僧に負けました

イヤ、釣りは競うものではないし競うべきじゃないしそうゆうの気にしない釣り人こそカッコイイ、と思いますが、
私アレでして、ちょっと負けず嫌いでして、、オカッパリで知らない人相手だとあんまり気にならないんですけど、同行者に先に釣られるとすごく悔しいんですね、、そしてボートだとなんか特にそうなってしまう。なぜに

まあとにかく、そんなこんなでなんやかんや楽しめましたが、問題はなぜドビギナーのH小僧に負けたのか、ですね。

人間ですから、失敗から学ばないと

とりあえず理由として考えたのは、

①S船長から貸してもらったワームとジグヘッドが完璧に状況にあっていた
②そして他のルアーは忘れてきたためまったくルアーチェンジをしなかった
③私とYくんはオカッパリで癖がついてしまいスローリトリーブだったが、H小僧はなんの先入観もないためだいぶ早巻きだった
④早巻きの結果、無意識に表層狙いに徹していた。私とYくんは魚探の反応が底だったので色んなレンジを探ったあげく、答え見つからず
⑤エギング用のリールをそのまま持ってきたので、ラインPE0.6、リーダーフロロ8lb、とだいぶ細糸だった

まあ全部正解でしょうけど、今回特に勉強になったと思ったのは④と⑤ですね

魚探の反応が沈んでても、やっぱりルアー食ってくれる活性そこそこのやつは上なんだろうな、と。夜だし。知りませんけど
あとこれは危険も伴いますけど、取れる範囲でライン細くするのは重要かもしれん、と。

今までも、まあ風対策とかでは細ラインのメリットを感じてましたが、食いに関してはよっぽど太くなきゃ関係ないでしょ!と考えていました
信じてませんでしたが、世に言われる細いラインのほうが食いが良い、は本当なのかもしれません、今さらですけども


まあそういうわけで、長くなりましたがまただいぶ勉強になる釣りでした

近々また行く予定なので、

まあ釣りは競うもんじゃありませんけどね、ひとの釣果と比べるなんて愚かですからね、ただまあ一応ね、一応、精神的健康のためにH小僧にリベンジしてやりたいと思います

絶対に(`_´)




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