プロフィール
紺野史朗 (シロー)
その他アジア
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:13
- 昨日のアクセス:66
- 総アクセス数:252271
▼ ハルシオンシステム、大丈夫か!?
- ジャンル:釣り具インプレ
- (釣行記)
F.A.Aから一通のメールがとどきました。
『今回のインプレ依頼は、ハルシオンシステムのペニーサック99http://ameblo.jp/halcyonsystem/entry-11420236801.htmlです』と。

「よし!!」
私は素直に喜びました。
今年の冬に発売予定のルアーの中で最も注目していたルアーだからです。
数年前からペニーサックの初代やMOKKAは使ったことはあるのですが、正直、ウエイトやサイズで使用条件が非常に限られてしまい、スモールバージョンを出せば良いのになと単純に思っていました。
そう、単純に・・・・
ただ、もっと簡単に釣れるだろうということだけで。
でも、ひとつの疑問がすぐに浮かび上がりました。
「ハルシオンがただ釣れるだけのルアーを発売するのか?」
「それとも、単純に売れるようにしただけなのか?」
昨今、人気を集めるルアーはどれも、一言でいえば投げて巻くだけで釣れるルアー。
魚が食いつきそうなアクションをルアーが自然と行い、爆発的な釣果を叩きだしてしまう。
そしてその釣果がもたらした成果が他メーカーのルアーにも影響を及ぼしてしまい、形状やコンセプトまでもが似通っていき、ひとつのブームを作り上げているように思えます。
そんなブームの中でもこのメーカーだけは逆行しているように思えていました。
まぁ、逆行という言葉は正しいのかは別として違った路線を進んでいるようには見えました。
その中でも代表的なのはペニーサック。
形状は他に似たルアーは見当たらないような姿で、サイズも魚が食いつくにはやや太くて大きい気もする。
そもそもベロを出しているし・・・(笑)
いざ使ってみると扱いが非常に難しく、慣れていないと釣れる気すらしない。
一般的なロッドでは振り切るのに気を使わなければならない位のヘビーウエイトもその一つだと思う。
ただし、時と状況、扱い方がドンピシャでハマった時には他では味わえないような釣果をもたらせてくれる。
さらに、私的にこのルアーが最ももたらしてくれるものは、それは
『釣果までのプロセスの楽しさ』
だと思います。
ある一定の速度やレンジ、またはアクションによってアングラーの意図で色々な変化を見せてくれます。
ただ、その様々な変化を見せてくれる条件の幅が非常に狭い。
その狭い条件をアングラーの腕でキープさせて釣果につなげ、良し!喰わせた!と思える領域は、試行錯誤繰り返したどり着いた釣果でただ釣っただけでは得られない、そこでこそ味わえる楽しさだと思う。
それをこのルアーがもたらしてくれると私は思っています。
以前私はバイクのチャンバー開発に携わっていた時があります。
当時、そのクラスで頂上争いをするために私が求めてテストを繰り返してきた物は、自分が最も得意とする所(領域)でのアドバンテージでした。
その追求をメーカーがしっかりと答えてくれて、他に負けない領域を手に入れることが出来き、トップグループに君臨することができました。
しかし、開発を進めるにつれてメーカーに言われた事があります。
『お前が望むものはお前みたいな人間が速くなっていくけど、そのほかのライダーには扱えない。一言でいって売れないチャンバーなんだよ』と。
私にとってはかけがえのない一本のチャンバーだったのですが。
その言葉を私はペニーサックを使った時に思い出しました。
特徴を最大限に発揮させるには狭すぎると思えるくらいの幅であるけど、そこをしっかりと使い切れればそれ相応の対価を得られる。
もう、ただ釣れるだけの釣りに飽きて拘りが出てきてしまったエキスパートアングラー(私は違いますが・・・)向けのルアー、言い方が悪いかもしれませんが、一言で言ったら万人ウケのしない
『売れないルアー』
それがペニーサックだと思っています。(笑)
そんなルアーのスモールサイズは一体どんなものに仕上がっているのか?
普通に商売優先に走ってしまったのか?
とりあえず干潟へ、いざ実釣検証♪

期待の動きはというと想像通りの動きで、今までのタイプと同じような動きをしてくれます。
ただし、干潟では普通に使うとやや潜りすぎのように思えますが。
潜行レンジは0~40cm位ではないでしょうか。
水噛みは見た目の通りに良くて、軽くアクションを入れるとビシッと決まってくれる。
そして、狙いどころを合わせれば普通に釣れます。

セオリー通りに干潟で釣りをすれば、普通に釣れます。



ただし、スイミング姿勢からかショートバイトが多く、リアフックで喰わせるというよりフロントフックに喰いついてこないと掛からないような気がします。
そして、このサイズのルアーでは当たり前のようにごく普通に釣果は出ます。
干潟だけではなく、港湾や河川、今まででは使いきれなかった運河でも釣果は望めそうです。
さらに当たり前なのだけど、今までのサイズとは違って非常に扱いやすいです。
キャスト方法や、リトリーブの仕方やスピードなどもコントロールしやすいので以前やっていたようなことを99では簡単に出来る。
もっとも大事なことは、アングラーの意図で動かしたいように動いていてくれる!
ということは、あんなことや、こんなことも出来る!
といった感じに妄想も広がりました。
あまり書かない方が良いのかもしれませんが、その一つとしてウエイトボールをフロントに戻さないでリトリーブする方法があります。
穴を開けて固定してしまえばと思うかもしれませんが、それをやっては元も子もない。
ウエイトを後ろに保ったままスローリトリーブするとまた違ったアクションを見せてくれます。
そして、参考程度にウエイトボールの移動の不自由さを写真にすると、これがさらに妄想を引きたてます。

この姿勢になっても下に落ちていない。
意図的に作ったものだと思いますが、そうでなかったら不良品ですけどね(笑)
ということは、あーやってキャストして、こーやったら・・・・と、私は妄想が始まりました♪
さらに、ルアーいじりが好きな人には、フックの変更でテールの動きを少なくしてみたり、ウエイトを足してブリブリ感を抑えたりとチューニングの余地を容易に発見させてくれるのも魅力的。
といった感じに、何やら色々と奥の深いルアーであるのは99でも変わりなく、アングラーの想像力次第で色々と仕事をしてくれそうです!
普通の商売優先とは思えないような仕上がりで、マニアックなアングラーにウケそうな感じですね。
以前よりは扱いやすくもっと細かな操作が出来る分、明らかに売れるルアーに仕上がっているけど、気難しいルアーであるのは変わりないような。
一見、完成度が高いのか低いのかよくわからないですよ(笑)
私は買うけど売れるのかな?
色んな意味で大丈夫ですか?ハルシオンシステム!(笑)
ちょっと普通の釣りに飽きてきてしまったアングラーはこのルアーで遊んでみてはいかがでしょうか?
釣果とは別のところで楽しめる、まさに水遊びが出来るルアーだと思いますよ!
釣果を求める人は、もっと遠くに飛んで、もっと簡単にいっぱい釣れる『状況にあったルアー』はありますので、そちらをおススメしますけどね!
私はしばらくこちらのペニーサック遊びにハマって腕を磨きたくなりました♪
<タックルデータ>
ロッド:ダイワ モアザンブランジーノAGS97LML
リール:ダイワ 10セルテート2500
ライン:TORAY SEABASS POWERGAME 0.8号
リーダーDAIWA morethan SHOCK LERDER #5 20LB
ヒットルアー:ペニーサック99
- 2012年12月12日
- コメント(4)
コメントを見る
紺野史朗 (シロー)さんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 修羅のように
- 1 日前
- はしおさん
- お盆に釣りにいってはいけない…
- 1 日前
- papakidさん
- イワシの状況をカモメの動きで…
- 2 日前
- BlueTrainさん
- ランブルベイト:ハオリスライ…
- 4 日前
- ichi-goさん
- 天気予報は複数用いるべし
- 4 日前
- 濵田就也さん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 下越サーフでアイザー125F置いておい…
- そそそげ
-
- BELUGA復帰戦
- ハマコー
最新のコメント