プロフィール

原付の男

愛媛県

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:5
  • 昨日のアクセス:66
  • 総アクセス数:480347

検索

:

リリースする意味はあるのか?

  • ジャンル:日記/一般
当たり前すぎて考えることもなかったかもしれない。
自分の判断か、誰かがやっているからリリースするのか?
誰かの指示ではなく自分で判断する必要があるのでリリースをもう一度見直すことにした。
いつから何をきっかけにリリースを始めたのか忘れたけれど少年期からブラックバスを釣っていたのでシーバスをリリースすることに抵抗はなかった。

リリースすることで自然にインパクトを与えずに済むと思っていてその方がいいに決まっていると信じていた。
ただ、直感的に何も調べず何も知らずそういう空気にしたがって出した結論だったから行動に理由なんてないし説明もできない。
私はなにも知らないので情報収集を開始した。
スタートから一年である程度考えがまとまってきた。


Carrying capacity

まずは生物学と環境学にしぼって情報収集することにした。
調べるうちに環境収容力というのが生物の最大量を決めるということが分かった。
簡単に言うと生息域の規模で生物の最大量が決まるということだった。


r-strategist

生物の生き残り戦略としてr戦略とk戦略がある。
r戦略は一腹卵数を多くする。
メリットは個体数が多くなる。
デメリットとして個体の大きさが小さくなる。

生息環境がととのっていれば人間の影響で一時的に数は減らせても絶滅させない限り時間が経てば元の数に戻る。
例えば、殺しても殺してもブラックバスがいなくならないとか。
ゴキブリがいなくならないとか。

k戦略は少数の子を確実に育てることが狙いとなっている。
メリットとして個体が大きくなる。
デメリットとして個体数が少なくなる。
個体の少なさは絶滅の確率を上げることになる。
種が戦略を選択しているのではなく環境に応じて決まっているとされている。
58wsg37r8kn5eih3nmnc_480_480-e928efd3.jpg
と、基礎的なことを学んだ。

例外はいくらでもあるから定説的なことを軸に話を進めていく。

ここから下は私の意見なのであなたの思想とはちがうかもしれない。
釣果は環境が決めることなんじゃないかと思い始めた。
乱獲で人間に絶滅させられるk戦略の生物となかなか絶滅させられないr戦略の生物の存在も知らなかった。
環境収容力も知らなかったので単純に一匹キープすると一匹減ると思っていた。
そう考えると琵琶湖のブラックバスをリリース禁止にしたところで何の意味もない。
それこそ水を全部抜くとか毒を入れるとか小さな池では可能な方法でも琵琶湖では難しい。
一腹卵数が多いシーバスをリリースするとかしないとか種にとってはなんの影響もなく絶滅しなければ減った分だけ時間が経てば元に戻る。
食べないから殺すよりはリリースした方がいいと考えるなら意味があるけど、種を護るためにリリースするというのは意味がないように思える。
釣りをしたいから種を護るというなら生息できる環境を護った方が有効な手段のように思える。


コメントを見る