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瞬間

  • ジャンル:釣行記


次第に濃紺掛かる空。

眼前に広がるサラシ。

ガイドにラインを通す手が震える。

足のつま先から頭のテッペンまで、沸き上がる興奮。


“ヤツ”はきっと、目の前にいる・・・





先週(13日)の日曜日、一ヶ月振りに和歌山県南紀へと行って来た。

先月は家族サービスを兼ねてのゆる~い釣行だったが、今回は違う。


仕事をこなす時間すらも短縮させてしまう程の、魅惑の魚『ヒラスズキ』。

コイツを求め、午前一時、名古屋を出発。


朝マヅメに間に合う様にと、終始全開ダッシュで仕事をこなし、いつもより一時間の短縮に成功。

しかしその「貴重な時間」を得た代償は大きく、この時既に体はクタクタ、今にもオチそうな放心状態に近い状態であった。


横でハンドルを握るのは盟友「ごっさん」。


彼もまた、南紀に夢を見ている一人。
まだ見ぬ「デカイカ」を求め、右足のアクセルを開く。


道中、主にくだらない話に華が咲いてしまい、結局一睡も出来ず午前五時現地着。



遠くで聞こえる波の音。

ややヒンヤリとした空気。

山の香りと潮の香りが入り交じる、紛れもない南紀の薫り。

それまでの疲れと眠気など、途端に吹き飛ばす勢いでボルテージが上がる。


「来たぜ~!和歌山!」





早速ウェットスーツを着込み、タックル片手に磯を歩く。


荒く爆ぜる呼吸。

荒磯を噛むスパイク音。

次第に近づく波の音と、磯に打ち付ける砕波音。


「着いたぜ~!磯!」





ラインを通す手が震える。


既にごっさんはビデオカメラを手にスタンバイ。

そう。
今回から、あらゆる記録を画像に残そうと、ビデオカメラを持参。


波のセット、キャスト、リーリング、立ち位置等々・・・後から冷静に分析しながら見てみようという試み。

あわよくば、釣れた瞬間も残せればいいな・・・と。



まずはトップを装着し、足元のサラシから探りを入れて行く。

波のセットを待ち、タイミングを計ってキャスト。

カレントを漂わせたり、波に食わせたり。


沖のサラシも丹念に。


一連の動作をセオリー通り探るが、反応はない。




少し場所を移動し、今度はルアーをトップからミノーへ。


やや沖めにキャストしてから、タイミングよく足元のサラシへとルアーを送り込む・・・。



波がルアーを持ち上げたその時だった!



グン!と、竿先が入り、魚信が手元に伝わった!


瞬時に合わせを入れると同時に、ヘッド&テール!
目測60cm後半というサイズが、ダイナミックに水面を割った。

しかしジャンプ一発、針に触れたのみでフッキングせず!


「うわ~!畜生!」


針に触れた魚は二度と出ない。


それからは全くの沈黙・・・。




しかし今回、その模様はしっかりとカメラに捉えられていた。

キャストのタイミング、波向き、角度、リーリングスピード、そして食った瞬間。


何度も映像で確認し、『あの瞬間』を頭に叩き込む。



きっとまた同じ様な光景を目にする時が来る。


次は獲らせてもらうぜヒラスズキ!





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