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古き良き  村岡昌憲

アピアユーザーの方々、こんにちは。
 
村岡です。久しぶりの登場です。

松尾さんが優しいことをいいことに、ブログの当番を2回もすっぽかした村岡です。



罰ゲームはフィッシングショーで幼児パンツの刑と聞いておりますが、松尾君に変わってもらうための深謀遠慮をしております。

 

松尾より追記:村岡さん、スネ毛の処理しといて下さいね。


 
 
ロッドについて、先日衝撃的な発見がありました。

ある日のシーバスゲーム。
僕はその日、特別な事情があって他社製のロッドを使用してその日のゲームをしておりました。
 
その他社ロッドは18年前に購入したもので、もちろん今では販売していませんし、今の技術で言えばかなり低い技術、いわゆるローテクのものに成り下がっているものです。(しかし、当時はそれが最先端のロッドであり、関東の上級者アングラーのほとんどが所有しているロッドした。)

 
その事情はさておき、そのロッドで現代のルアーを投げて5時間ほどの釣りをしていたのですが、時間と共にと2つのあることに気がつきました。
 
一つ目はルアーの飛距離の安定感が抜群に高いということでした。15gくらいのルアーをキャストしていたのですが、このルアーは横風に弱く、今の僕のロッド群(ハイローラー、ネオンナイト、ナイトホーク、バンカーetc)などでは飛距離にバラツキが出ます。

最大の飛距離はハイローラーでキャストが綺麗に決まったときの60m強なんですが、そのローテクロッドは50m中盤を超安定的に出すのです。飛距離こそハイテクロッドに敵わないけど、その飛距離の安定感の心地よさって言ったら無いのですよ。最後は気持ちいいと思って投げている自分がいました。
 
技術的にその理由を考えると、2つの理由があります。一つはブランクスの反発力が少ないこと。ロッドの持つ反発力をキャストの度に100%を使い切ってるのでしょう。反発力を100%使ってるというのはしっかりと曲がりきっているということです。
100%使い切ってしまうパワーしか無いロッドなら、キャストが多少ぶれても毎回ロッドは限界まで曲がってルアーを放り出す。それは安定するよなぁと。
 
だけど、今のロッドのエントリーモデルも同じイメージがあります。
 
例えば、体重があって、キャスト技術が非常に高い人なら実感することができますが、アピアの同じ長さのロッドでも、RとADでは全然飛距離が違います。
 
俺の場合、Rの87LXよりADの86LX方が25gの鉄板を10m近く飛ばせます。なぜかというと、スイングスピードがある一定以上速いとRの反発力を使い切ってしまって、あるレベルからRの飛距離がついてこないからです。
 
それがADが存在している価値であるわけですが、かといってRが反発力が無いというわけではありません。(釣具店の人注意!)
Rのポテンシャルを100%使い切ってキャスト出来る人はほとんどいません。僕が出会った釣り人でも30人もいません。もちろんADユーザーでもそのADのポテンシャルを使い切っている人は滅多に見たことがないくらいですから。
 
車で例えるとわかりやすいです。ADは最高速200km/h。Rは150km/h。でも多くの人が走ってるスピードは100km/h。150km/hまで踏める人は滅多にいないという話。100kmでも魚は釣れますしね(笑)
 
 
だけど、反発力の限界を実感する方法があります。
釣具店の外で売っている2000円くらいのロッドで一度一日真剣にやってみてください。
ルアーが重いほどわかりやすいです。
反発力を使い切って、これ以上距離が伸びない状況。
 
車の例えに戻すと、最高速50km/hの車で100km/hを出そうとしてみる。
その先はロッドの破断です。どんな値段のものでもロッドが折れるのは忍びないものですが、スキルを上げていきたい人は一度やってみてもらうとRに秘めるポテンシャル、そのさらに上のADのポテンシャルが実感できると思います。
 
話は逸れましたが、詰めていくとそういうもの、ということを知識として持ってもらえれば、と思って書きました。
 
で、そのエントリーモデルのロッド達は反発力も少ないのだけど、飛距離のバラツキは残るんですね。だけど、この間使ったロッドでは反発力が足らない中でばらつかない。
 
考えました。

 
考えながらずっと投げていました。

 
で、気付きました。

 
ロッドが重いのです。

 
慣性力です。
 
慣性力があることで、反発力の限界をカバーしているのです。

 
慣性モーメントは質量に比例します。そしてその質量がキャストの際の回転軸から遠くなればなるほど大きくなります。昔の竿というのは重いので、ティップに集中する慣性モーメントが大きい。その加速も減速もしていない状態でリリースされていくルアーは飛距離のバラツキが非常に少ない。
そんな仮説を考えたのでした。
 
結果論ですが、それが古き良き、と表現されるロッド達のアドバンテージになっているのでした。


となると、前々から考えていたけど、ずっとできなかった一つのアイディアが僕の脳裏をよぎるのでした。

 


 

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