毎年、梅雨時期になると東北へ山鱸を狙いに行く。
今年は秋田の米代川だ。


なかなか普段、こんな景観の中、シーバスを狙うといことは少ない。
まるで、北海道で本流レインボーを釣るような気分だ。
確かに本流トラウトとポイントは被る部分はあるのだが、特に瀬の部分では好む流速がシーバスとは決定的に違う。

今回はいつもの‘フロウストライカー’ではなく、デラマツ君プロデュースの‘ラパージュ’を使ってみる。
自分以外のプロデュースで一番ビビッと来たモデルがコレだ。
MHで85という短めのレングスながらパワーもあるし、タメも効く。
そしてミニバイブや7～8㎝クラスのミノーがしっかり飛ばせるという点で他のMHパワーのロッドとは少々毛色が違う。
使用ルアーの幅が広いと、対応の幅も広がり様々なメソッドが試せる。
シーバスとのコンタクトの可能性も高くなる。

コイツもチャラ瀬からのヒラキに近い少々水深のある場所に定位していたらしい。

しかし、私の行った日程は水位がみるみる下がってしまって渇水気味。
特に日中の活性は低く、どこかに遡上した群れが固まっているはずだが、なかなか数は伸びない…。


さすがに夕マヅメ～ナイトにかけては活性が上がり、場所によってはアグレッシブに何回もバイトしてくるシーバスもいる。

帰りがけには秋田市内を流れる秋田運河へ。
‘運河’とは言うものの、京浜運河のような雰囲気ではなく、河川の延長に近い。
カーブもそこかしこにあって、ボトムの起伏もあり魚影も濃い。
遠征組には十分楽しめるシーバスフィールドだ。

しかし、やはり渇水のせいか、バカスカ・・・っというワケには行かず。
夕方の明るい時間帯はミニエントのような小さいバイブを速巻きするとコンコン当たる。
シーバスはかなりいるのだが、口を使わないのだ。
ショートバイトの後にポーズや軽いトゥイッチを入れてやることで、フッコサイズを数本拾う。

ナイトはシャローの広がるエリアで捕食回遊するランカーに的を絞ってみる。
ルアーはシャローランナーミノーかシンキングペンシル。
バイブではなかなかランカーを拾えない。
シャローフラットでシャローランナーミノーかシンキングペンシルをしっかり見せて、食性に訴えてバイトさせるシーバスはデカい。
なんとか試作のシンペンを速度変化をつけて食わす。
サイズは84㎝。
良かった…今年もランカー出たぜ!!(ｸｽｸｽ)