【Fishing Spirits 2】銀鱗の魚を求めて・・・・（サーフ最終回）

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▼ 銀鱗の魚を求めて・・・・（サーフ最終回）

ジャンル:日記/一般

彼が立てた目標は「ランカーサイズ」を釣りあげたい・・・・・・・・

その目標の為に、この２日間ひたすら走りまわった。
一緒に歓喜の瞬間を味わうため・・・・・・・・・

そして遂に最終日。

彼は並々ならぬ決意を胸に、サーフに立っていた。

幾度となくキャストを繰り返した。

しかし、魚との呼吸が噛みあわない。

どうしたら良いんだ・・・・・・

自問自答が頭の中で繰り返されていただろう。

そんな中、一筋の光が見えてきた。

表情に自信がみなぎり、キャストにも力が入る。
彼と、魚の距離が縮まった瞬間であった。

自然と一体となった彼に歓喜の瞬間が訪れた。

波打ち際での攻防を制し、勝負に打ち勝った。

迫力があり、それでいて美しい魚体は、彼の心を掴んで離さない。

実測値では無く、私と彼の心の中に刻まれたこの魚の大きさは計り知れない物があった・・・・・・・

ゆっくり帰ってく銀鱗の魚体。

彼との戦いを讃え合うように彼の周りを回り、波に消えて行った・・・・・・・

この魚を手にし、何かから解放された彼は、気持ちいい笑顔だった。

そんな笑顔になれた時、自然は彼にご褒美をくれた。

沢山のご褒美に、笑顔が止まらない。

彼は、沢山の仲間と偉大なる自然に囲まれこの３日間を駆け回った。

そして沢山自然からの恵みを受けた。

この３日間は彼にとって最高の３日間になったのではないだろうか・・・・・・

彼にとっての最高の３日間は私にとっても最高の３日間であった・・・・・

この最高の思い出はずっと忘れる事など出来ない、かけがえの無い物となった。