【Tight　Line!!】制限内ヒラスズキ

勇み足を我慢して、待つ時間が、
結果として自分を冷静にしてくれる大事な時間になっている。
投げたいけど投げないでいる時間が、波を観察する為の大事な時間になっている。
是非、ロックショアに向かう人で、コレを読んできる人が居れば、
参考にしてほしい、
その日釣る為では無くて、
永く、怪我せずにその遊びを楽しんでいく為のヒント、、、なのかもしれないス

今日の出だしは、どーしちゃったの！？
って感じですが、
実は、、、

焦っていた。

超！超ーっ！！焦っていた。

釣り場まで、車約1時間
着替えて海を渡り、そこに立つ、、までにプラス30分
帰りはそのまま裏返して加算すれば、そんなもん。
そして、その日はカミさんがちょっとピリピリしていた(見逃し禁止）

その日(僕にとって週に一度の大切な土曜日）は、小僧の学校行事があり、
合唱コンクールの発表が有るんだと！
「オレ達のクラス、頑張って優勝するから来てね!」とか、ハイテンションでアピールしとった。
もちろんですが、小僧共の歌なんぞに全く興味の無いボクとしては聞こえないフリを決め込んでたのですが
カミさんの顔を見た瞬間やな予感MAX!!
過保護ママ全開で目がキラキラモードに成ってるわぁ、、、ヤバいよ、この流れ、やばいよ、、、
ボクはスーパーコンピューターよりも早く演算処理を行い0.3秒でベストな回答を繰り出した！
「おお、いいねぇ、ママ、せっかくだからママ友と行っておいでよ♪後で聞かせてね♪♪」
かなりイケてるベストアンサーだと思われますね！

駄菓子菓子
リアクションが予想とズレてきた。

ママ「はぁ？」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『あれ？？』なんか地雷あったか？？

「ドコのおうちだってお父さんとみにいくはずYO」

え？

「まさか釣りとか　　『OKOK♪何時に出ようか?』　　・・・・」

慌てて上被せに話を遮り、合唱を拝聴させていただくにあたり、前向きさをアピール！
危ない！ココでミスると深めのガリ傷が付く！
「そーね、8時に出ましょう♪　パパは何を着て～～～・・・・」(←もう聞こえていないので、何言われたか記憶が無い）

orz

おい、8時って！

帰って、シャワーで塩を落として、アサメシ食って、着替えて、と、逆算して考えると7：40にそこに居る必要が有りますね。
『わかった、ぢゃぁ、ボクは7：30起きてくればいいネ』

・・・・・からのー、
『あー、そーだなぁ、、、7：30頃にはちゃんと帰って来るよ、朝ちょっと出かけて来るね』
になり、
ちょっとカミさんの目じりにピキっとしたものを見て見ぬふりをして早めに就寝した。

話を戻そう、、、
磯を出る時間を6時に設定して、初めて成立する行動予定、
ろくぅじいっ、、、ってぇ！！　号泣！
まさにその頃がストライクゾーンやんけ！！！！

実質30分かYO！

行くのやめよかな、、、

サスガに1分くらい考えて迷った。

結果なんて、行かなきゃわからん！

結局早起き、明るくなる直前に磯に居た。

そして、、、
時間が無いので兎に角焦ったけれど、
やっぱりルアーの航跡と着水点が目視出来るようになったのは5時半過ぎだった。
(長い長いマエフリ、やっとおわり(自爆）

時間が無い！

出来ることなら効率よく、沢山当たりを取りたいな、、、とか思っている。
そんなワケで、いつもは、考えるストライクゾーンの周りも少し打ち込んだりする。
でも、今日は少しでも早く答えを出したいので、いきなりド正面から投げた。

・・・・・しーん、

あせるぢゃねーか！

あれ？！あれ？！

居ないコトねーべよ！！
ムキになりキャスト！キャスト！！キャスト！！！

サラシも良い感じに出ており、如何にもイケそうな雰囲気だったのもあって、
楽観視しすぎた。

気が付けば、何時もより手数が多かった。
つまり、
何時もだいじにしている“間”を見れていなかった(汗

はじめの場所を諦めて、場所を移動しながら思い返し、反省した時すでに5時45分を回っていた。

落ち着け！

誰も居ない磯で、声を出して冷静さを取り戻す。

落着け、落着け、大事に行こう！

次のエリアでも、やっぱりおいしい順に投げることにした。
でも、ココできっと最後になるだろう。
狙いたい筋、多く見積もっても４～５ルート、
１つの狙いに2～3分と思えばそんなもんだ。
なんてブツブツ言いながら、１投ごとにセットを待って
キッチリ狙って投げた！
それでも所不発、
少し焦る気持ちを抑える。

最後は一連のシモリの左端に出来ている潮の渦
今日は、そこに良いサラシが巻いていた。

こういうところは狙いやすい。

とりあえず狙いの場所を通り過ぎるように直線的に遠投する。
後は引いて来ながら狙いの渦にどれだけ寄せてかすめるかは調整できる。
難しいのはその“間！”だ。

イメージは、しっかりした波がシモリを洗った後の数秒後、
暴れるウネリが落ち着きつつも、しっかりとした流れと白泡の濃淡が出だしたくらいのタイミングでミノーを流す、
その為には、ちょっと早すぎたキャストだったので、沖でスローにして少し待った。
たまにはボクだってこんな風に狙いとリトリーブコースと、潮の間と、ド・ストライクにハマることが有る

いいぞいいぞ！！！♪

ドン！
号泣～♪

うおっ！

感動する間も無く、シモリの裏に回られたうえに潜られた！！
んだけど、糸出しが間に合わず！

ゴリっと、、
一瞬やな感触もあったけど、強引に引いたら運よくそこでエラ洗いしてくれた。
その状態で障害物回避♪

後は丁寧に寄せて、イナして、最後の寄せ波でスリットから岩に上げた！