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上宮則幸

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尊敬

  • ジャンル:日記/一般
たまには徹子の部屋も見てみるもんだ。
今日のゲストは 

田部井淳子さん

女性登山家で現在74歳。
おれの親父のひとつ年上で、見た目もそれくらいのおばちゃんなんだが、本来おばあちゃんと呼んでもいいぐらいなこのおばちゃん・・・普通ではない。

60過ぎてから登山とオペラ歌唱をはじめられたそうだ。
オペラはプロ級とは言わないが、震災支援の募金のためのチャリティーコンサートを多数開き、多くのプロ歌手の方からの賛同もあり、毎回大盛況らしい。
番組では実際に歌っておられたが、「カラオケが上手ねー」なレベルではなく、しっかりトレーニングを積んでいるのがはっきりわかる声量で、もっと聞きたいと思わされた。

登山は・・・
驚愕である!
世界各国の最高峰を毎月制覇しておられ、現在は60か国を制覇されたとのこと。
エベレストを世界で初めて制覇した女性、しかも還暦すぎてからだ!

そのおばちゃんが二年半前にむかえたピンチがあった・
『癌性腹膜炎』
お腹の中に腹水がパンパンに溜まって、そこらじゅうに癌細胞が転移していて、所謂末期だったらしい。
余命は三か月だったという。
現代の医療でも手の施しようがないレベルの癌をどうやってのりこえたのか?
「きっと自分はだいじょうぶ」とずっと思って苦しい抗癌剤治療にも耐えたそうだ。
髪が抜け始めるとすぐに、頭をバリカンで狩り落としたという。
ご主人はそれをみて「可愛い」とおっしゃったそうだ。
ケラケラ笑って苦労話をされる。
きっと本当に死ぬほど苦しかったのだと思うが・・・

しかしこのおばちゃん、とても素直な女性だ。
医者が「一緒にがんばりましょう!」と言って励ました言葉に奮い立ってピンチを乗り切ったのだ。
普通医者は「一緒に・・・」なんぞ誰でもいうもんだ。
それを素直にきく人がどれくらいいるかしらん?
おれならそんな言葉素直に聞けないんじゃないか?

で、おばちゃんは強い心でピンチを乗り越えた。
現在は寛解の状態なんだという。

このおばちゃん何を話すにもケラケラと良く笑う。
その笑い声がひときわ明るく笑顔が輝く時間があった。
ご主人のメッセージが読まれたときだ。

『だいすきなあなたが、病に苦しむことよりも、病をおして独りで山に行くことの方が心配だった。治療の間だいすきなあなたとずっと一緒にいられたし、病気も心配なくなったのでぼくはすごく幸せです』

おばちゃんは愛らしい笑顔でかみしめるように「うれしい」と


そのおばちゃんが本を書いたそうだ。

『それでもわたしは山に登る』


読んでみたくなったでしょ?

 

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