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▼ 嶋田プロをホゲらせた!
- ジャンル:釣行記
- (シーバス)
2011年5月21日。
一生忘れられない日となりました。
+++
Real B VoiceとTIEMCOとのコラボで開催された,
“シーバス港湾RB-CATCH!2011”なるイベントに参加してきました。
13:00頃,Real B Voiceお台場店で
ヒロ兄さんとネレイデスさんと待ち合わせ。
+++
14:00~受付が開始されました。
まずは,Real B Voiceお台場店の中山店長のご挨拶。
「中山」と書いて「美人(びじん)」と読む!
当然,名刺交換させて頂きました(笑)。
今度,買い物に行かせて頂きます。
+++
そして,いよいよトークショーの開始。
ゲストは,なんと,嶋田仁正プロ!
司会進行はマッスルさん!
新作ロッドや新作ルアーのコンセプトの話もありましたが,
マッスルさんの絶妙な司会が,
嶋田さんの本音トークをどんどん引き出していきます。
嶋田さんがプロフィールのトップ画像に書かれている言葉。
「和を重んじ,輪を通じ,切磋琢磨する」
明示的にはその言葉は口にされませんでしたが,
その考えと関係のある釣り業界のあんな事情やこんな事情。
イベントに参加しないと絶対に聞けない話。
会場は爆笑の連続でした!
+++
そして,いよいよ17:00から,
「大人の自己責任による」釣り大会開始!
嶋田さんをガイドして,嶋田さんが優勝した場合,ガイドした人は優勝賞品を譲ってもらえるとのこと。
賞品はともかく(これ本音),嶋田さんと一緒に釣りができる機会なんてそうそうあるもんじゃありません。
ヒロ兄さんとネレイデスさんにくっついていけば魚は出せるはずとガイドに立候補しました!
四字熟語で言うと,「他力本願」です。
うっしっし。嶋田さんの釣りを間近で見られる!!!
直前に,ソル友たちが貴重な情報を授けてくれていました。
本当にありがとう!
+++
ソル友がくれたベイト情報と,この日は強い南風とをを併せて考慮した結果,明るい時間帯は,風の当たるオープンエリアを選択しました。
最初に釣り場の地形を嶋田さんに説明しましたが,潮の色の違いを見て,一瞬にしておおよその地形を把握されていました。
みんなが,セオリー通りにバイブレーションでボトムをとってからの速巻きをしていたので,ボクは,嶋田さんのキャスティング,リトリーブ・スピード,ラインさばき等をちらちらと観察しながら,釣りをしていました。
嶋田さんの釣りを見ていて凄いなぁと思ったのは,無駄な動きが一切ないこと。
ロッドにしっかりルアーの重量を乗せて,ロッドの力だけでルアーをキャスト。ボクのように,ルアーの飛行方向からロッドティップが下がるようなバカなことは,もちろんありません(当たり前か(爆))。
右斜め前からの強い風に対して必要以上にラインが出ないようにきっちりフェザリング。
強い風の中でもルアーの着底をきちんと確認するために,ラインのテンションを一定に保ちながらのロッドワーク。
当たり前のことをサラッとやってのけていました。
ボクはというと,ボトムはみんなに任せ,役割分担という意識で,水面下30㎝のレンジをイメージして,バイブレーションを高速リトリーブ。ヤル気があって,表層を意識している魚を探してみました。
そしてしばらくすると,フックンがチェイス!でも,足元で反転・・・。
みんなに伝えます。
魚がいることが分かるとみんなの活性も上がります。
その後,ちょっと一手間加えてみました。
高速リトリーブの間に,時折ストップを入れ,カケアガリにさしかかる前でルアーをテンション・フォールさせて,着底直前に思いっきりリフト。
すると,カケアガリのショルダーでルアーが動き出す直前にバイト!
そして,ビックリあわせ!
お決まりのバラシでございます(泣)
状況をみんなに伝えると,嶋田さんが一言。
「こりゃワームだな」
この時点ではこの言葉の意味が分かりませんでした。
そして,ボクは,さらにもう一工夫。
カケアガリのショルダーまでルアーをリフトさせた後,ジャークを入れて,ルアーを大きくダートさせてみました。
すると,フックンのチェイスが2回!
でも,やはり足元で反転され,見切られます。
そこで,嶋田さんに状況を説明して助けを求めます。
隣りにプロがいらっしゃるのだから,当然聞くでしょう(笑)。
嶋田さん曰く。
バイトに持ち込めないのは,魚が食う「間」に合っていないということ。だからといって,リトリーブ・スピードを遅くしたり,アクションの付け方を変えてもバイトが出る訳ではない。そこで,魚が食ってくる「間」に合わせるためには,ワーム(又はプラグ)が有効とのこと。
そして,嶋田さんが,みんなにもう一言。
「潮目が遠のきましたね。チャンスですよ。」
(この言葉の意味を聞くのを忘れました・・・)
ボクは,漁港でのヒラメ狙いの時しかワームを持ち込まないので,裂波のジャークを繰り返しましたが,反応無く,暗くなる前に,バチが抜けるはずのポイントに移動しました。
+++
暗くなるまで少し時間があったので,バチ抜けを待ちながら記念撮影!
しかし,ほんの少ししかバチが抜けないばかりか,確認できたライズは1回のみ。そして,移動を決断。
ヒロ兄さんとネレイデスさんは,南風を受けるポイントを考えていました。一方ボクは,東京湾奥ストラクチャー打ちの典型のような小運河を考えていました。
本来であれば,経験値の高い先輩についていくのが常道。しかし,ボクは初めてヒロ兄さんに背き,二手に分かれ,ヒロ兄さんとネレイデスさんは,湾岸エリアへ。ボクは,嶋田さんを小運河に案内することになりました。
+++
出発前に,「嶋田さん,ボクと玉砕して頂けますか?」と尋ねると,
笑顔で「いいですよ。」と答えてくださいました。
ボクには自信がありました。根拠は以下のとおりです。
(1)当日の明るい時間帯に魚が入っていることを確認していたこと。
(2)前日の夜にクルクルバチの大量発生を確認していたこと。
(3)昨秋から通っているボクのHGで,潮位に関係なく,魚さえいればコンスタントに魚を出せてきたポイントであること。
(4)先行者がいる可能性が極めて低いこと。
その小運河は,常夜灯,明暗,橋脚,三角柱が絡む,「東京湾奥ストラクチャー打ち」の典型のようなポイントであり,広島ではそういうポイントがほとんどないとのことだったので,嶋田さんに是非見て頂きたかったという思いもありました。
会場への帰着時刻は21:00。移動時間を考えると,実釣時間は30分。いちかばちかの賭けでした。
そして,その自信が過信であったことを知ることになるのです。
+++
ポイントに到着すると,昨夜よりバチの量が少ない。
嫌な予感がしながらも,ポイントの説明をして,マニック95とカーム80とにょろ85をお貸ししました。
嶋田さんは数投して一言。
「この場所には時合がありそうですね。」
自分の経験では,考えもしなかった言葉でした。
しかし,思いこみや予断の無い言葉だけに,
ボクの心の中に深く刻み込まれました。
rattlehead師匠から教わった,魚の活性を上げる「秘技」を使っても,ライズが出ません。嫌な予感がいよいよ現実になりつつあります。
10分後,嶋田さんが「あぁ~」と残念そうな声を漏らしました。
マニック95を使って,手前3m先にある橋脚と三角柱の隙間を攻めていてバイトが出ましたが,フッキングにまでは至らなかったようでした。
しばらくすると明暗の内側に向かって風が吹いてきました。
嶋田さんが一言。
「風が吹いてきましたね。こういうときはオープンエリアから。」
なるほど,なるほど。
嶋田さんは,オープンエリアにルアーを着水させ,明暗に流し込んでいきます。普段なら,明暗の際にピンで付いている場所にルアーが通っているのに,ライズが出ません。
時計を見ると20:30。21:00にお台場に戻るにはあと10分しか釣りができません。嶋田さんにラスト10分であることを伝えると,再びストラクチャー打ちを開始。しかし,無念のタイムアップ。
やはり,ボクの自信は過信でした。
本当に,嶋田さんをホゲらせてしまいました。
まさに,「昨日までは良かったんだけどねぇ」状態でした。
ポイント選択を誤ったことをお詫びすると,
嶋田さんは屈託のない笑顔で,一言。
「楽しかったですよ。東京にシーバスがいることも分かりましたから。」
ボクの心が救われた瞬間でした。
+++
お台場に戻ってノーフィッシュの報告。
そして表彰式。
南風の当たる湾岸エリアを選択したヒロ兄さん,ネレイデスさん,そして,トークショーには出てなかったのに,釣り大会だけ参加したかんがるーさんはきっちり魚を出していました。バラシも含め,かなりのバイトがあったそうです。
やはり,ボクの判断は誤っていました。
ヒロ兄さんの判断に背いたことを素直に詫びると,「気にしない,気にしない。嶋田さんはストラクチャーや明暗を打ちたいって仰ってたんだから,良かったと思うよ。」と優しい言葉をかけてくれました。
翌日に至っては,「おいらは大人。小さいことは気にしない。ワカチコ,ワカチコ!」というメールまで来ました(笑)。この人,大人なんだか,子供なんだか(笑)。
当日ソル友になっていただいたKeisukeさんの奥様は,リアフックにきっちりフッキングしたイワシをエントリー。
茂手木プロは,アサリと思われる貝をエントリー。
会場は爆笑の渦でした。
ネレイデスさんは,3本獲ったにもかかわらず,撮影の際にエントリーカードを写し込むのを忘れてしまいました。
もし,ちゃんとカードを写していたら,1位から3位までを仲間が独占するはずだったのに・・・・
セイゴ2本をきっちりとったヒロ兄さんが準優勝!
60弱と50upを揃えたかんがるーさんが優勝!
記念撮影の時に,フットボールアワー後藤バリの「どや顔」を要求しましたが,二人とも満面の笑顔。
賞品を受け取って戻ってきたヒロ兄さんは,
「kazuさん,キャップ欲しいっていってたよね。」といって,
自分がもらった賞品の中から,BOILのキャップをプレゼントしてくれました。
ヒロ兄さんの判断に背いたにもかかわらず・・・・
ボクは,また,涙ぐんでしまいました。
連敗脱出の時といい,この日といい,ヒロ兄さんの優しさに泣かされてばっかりです。
+++
それにしても,主催者,協賛者からの賞品は物凄い量でした。総額数百万円じゃきかないんじゃないか!くらいの量でした。
それでも,僕たちが払った2000円のエントリー・フィーのほとんどが赤十字を通じて被災地支援のために寄付されるとのこと。
大人の懐の深さと人間の大きさを感じさせてもらいました。
最後にみんなで記念撮影。
ゆったりとして,のんびりして,学べて,笑いの絶えない時間を満喫することができました。
みなさん,本当にありがとうございました!
+++
その後,嶋田さんと一緒に釣りに行こうということで,湾岸エリアに移動しましたが,あまりの風の強さに負けて早々に撤収。
マッスルさんからプレゼントされた黄色いパーカーを着た嶋田さんは,いつのまにか,阪神タイガース伝説の助っ人外人・バースの応援トランペットのメロディーを口ずさみながら,壊れていきました(笑)。
+++
2011年5月21日。
ボクは,この日を決して忘れません。
一生忘れられない日となりました。
+++
Real B VoiceとTIEMCOとのコラボで開催された,
“シーバス港湾RB-CATCH!2011”なるイベントに参加してきました。
13:00頃,Real B Voiceお台場店で
ヒロ兄さんとネレイデスさんと待ち合わせ。
+++
14:00~受付が開始されました。
まずは,Real B Voiceお台場店の中山店長のご挨拶。
「中山」と書いて「美人(びじん)」と読む!
当然,名刺交換させて頂きました(笑)。
今度,買い物に行かせて頂きます。
+++
そして,いよいよトークショーの開始。
ゲストは,なんと,嶋田仁正プロ!
司会進行はマッスルさん!
新作ロッドや新作ルアーのコンセプトの話もありましたが,
マッスルさんの絶妙な司会が,
嶋田さんの本音トークをどんどん引き出していきます。
嶋田さんがプロフィールのトップ画像に書かれている言葉。
「和を重んじ,輪を通じ,切磋琢磨する」
明示的にはその言葉は口にされませんでしたが,
その考えと関係のある釣り業界のあんな事情やこんな事情。
イベントに参加しないと絶対に聞けない話。
会場は爆笑の連続でした!
+++
そして,いよいよ17:00から,
「大人の自己責任による」釣り大会開始!
嶋田さんをガイドして,嶋田さんが優勝した場合,ガイドした人は優勝賞品を譲ってもらえるとのこと。
賞品はともかく(これ本音),嶋田さんと一緒に釣りができる機会なんてそうそうあるもんじゃありません。
ヒロ兄さんとネレイデスさんにくっついていけば魚は出せるはずとガイドに立候補しました!
四字熟語で言うと,「他力本願」です。
うっしっし。嶋田さんの釣りを間近で見られる!!!
直前に,ソル友たちが貴重な情報を授けてくれていました。
本当にありがとう!
+++
ソル友がくれたベイト情報と,この日は強い南風とをを併せて考慮した結果,明るい時間帯は,風の当たるオープンエリアを選択しました。
最初に釣り場の地形を嶋田さんに説明しましたが,潮の色の違いを見て,一瞬にしておおよその地形を把握されていました。
みんなが,セオリー通りにバイブレーションでボトムをとってからの速巻きをしていたので,ボクは,嶋田さんのキャスティング,リトリーブ・スピード,ラインさばき等をちらちらと観察しながら,釣りをしていました。
嶋田さんの釣りを見ていて凄いなぁと思ったのは,無駄な動きが一切ないこと。
ロッドにしっかりルアーの重量を乗せて,ロッドの力だけでルアーをキャスト。ボクのように,ルアーの飛行方向からロッドティップが下がるようなバカなことは,もちろんありません(当たり前か(爆))。
右斜め前からの強い風に対して必要以上にラインが出ないようにきっちりフェザリング。
強い風の中でもルアーの着底をきちんと確認するために,ラインのテンションを一定に保ちながらのロッドワーク。
当たり前のことをサラッとやってのけていました。
ボクはというと,ボトムはみんなに任せ,役割分担という意識で,水面下30㎝のレンジをイメージして,バイブレーションを高速リトリーブ。ヤル気があって,表層を意識している魚を探してみました。
そしてしばらくすると,フックンがチェイス!でも,足元で反転・・・。
みんなに伝えます。
魚がいることが分かるとみんなの活性も上がります。
その後,ちょっと一手間加えてみました。
高速リトリーブの間に,時折ストップを入れ,カケアガリにさしかかる前でルアーをテンション・フォールさせて,着底直前に思いっきりリフト。
すると,カケアガリのショルダーでルアーが動き出す直前にバイト!
そして,ビックリあわせ!
お決まりのバラシでございます(泣)
状況をみんなに伝えると,嶋田さんが一言。
「こりゃワームだな」
この時点ではこの言葉の意味が分かりませんでした。
そして,ボクは,さらにもう一工夫。
カケアガリのショルダーまでルアーをリフトさせた後,ジャークを入れて,ルアーを大きくダートさせてみました。
すると,フックンのチェイスが2回!
でも,やはり足元で反転され,見切られます。
そこで,嶋田さんに状況を説明して助けを求めます。
隣りにプロがいらっしゃるのだから,当然聞くでしょう(笑)。
嶋田さん曰く。
バイトに持ち込めないのは,魚が食う「間」に合っていないということ。だからといって,リトリーブ・スピードを遅くしたり,アクションの付け方を変えてもバイトが出る訳ではない。そこで,魚が食ってくる「間」に合わせるためには,ワーム(又はプラグ)が有効とのこと。
そして,嶋田さんが,みんなにもう一言。
「潮目が遠のきましたね。チャンスですよ。」
(この言葉の意味を聞くのを忘れました・・・)
ボクは,漁港でのヒラメ狙いの時しかワームを持ち込まないので,裂波のジャークを繰り返しましたが,反応無く,暗くなる前に,バチが抜けるはずのポイントに移動しました。
+++
暗くなるまで少し時間があったので,バチ抜けを待ちながら記念撮影!
しかし,ほんの少ししかバチが抜けないばかりか,確認できたライズは1回のみ。そして,移動を決断。
ヒロ兄さんとネレイデスさんは,南風を受けるポイントを考えていました。一方ボクは,東京湾奥ストラクチャー打ちの典型のような小運河を考えていました。
本来であれば,経験値の高い先輩についていくのが常道。しかし,ボクは初めてヒロ兄さんに背き,二手に分かれ,ヒロ兄さんとネレイデスさんは,湾岸エリアへ。ボクは,嶋田さんを小運河に案内することになりました。
+++
出発前に,「嶋田さん,ボクと玉砕して頂けますか?」と尋ねると,
笑顔で「いいですよ。」と答えてくださいました。
ボクには自信がありました。根拠は以下のとおりです。
(1)当日の明るい時間帯に魚が入っていることを確認していたこと。
(2)前日の夜にクルクルバチの大量発生を確認していたこと。
(3)昨秋から通っているボクのHGで,潮位に関係なく,魚さえいればコンスタントに魚を出せてきたポイントであること。
(4)先行者がいる可能性が極めて低いこと。
その小運河は,常夜灯,明暗,橋脚,三角柱が絡む,「東京湾奥ストラクチャー打ち」の典型のようなポイントであり,広島ではそういうポイントがほとんどないとのことだったので,嶋田さんに是非見て頂きたかったという思いもありました。
会場への帰着時刻は21:00。移動時間を考えると,実釣時間は30分。いちかばちかの賭けでした。
そして,その自信が過信であったことを知ることになるのです。
+++
ポイントに到着すると,昨夜よりバチの量が少ない。
嫌な予感がしながらも,ポイントの説明をして,マニック95とカーム80とにょろ85をお貸ししました。
嶋田さんは数投して一言。
「この場所には時合がありそうですね。」
自分の経験では,考えもしなかった言葉でした。
しかし,思いこみや予断の無い言葉だけに,
ボクの心の中に深く刻み込まれました。
rattlehead師匠から教わった,魚の活性を上げる「秘技」を使っても,ライズが出ません。嫌な予感がいよいよ現実になりつつあります。
10分後,嶋田さんが「あぁ~」と残念そうな声を漏らしました。
マニック95を使って,手前3m先にある橋脚と三角柱の隙間を攻めていてバイトが出ましたが,フッキングにまでは至らなかったようでした。
しばらくすると明暗の内側に向かって風が吹いてきました。
嶋田さんが一言。
「風が吹いてきましたね。こういうときはオープンエリアから。」
なるほど,なるほど。
嶋田さんは,オープンエリアにルアーを着水させ,明暗に流し込んでいきます。普段なら,明暗の際にピンで付いている場所にルアーが通っているのに,ライズが出ません。
時計を見ると20:30。21:00にお台場に戻るにはあと10分しか釣りができません。嶋田さんにラスト10分であることを伝えると,再びストラクチャー打ちを開始。しかし,無念のタイムアップ。
やはり,ボクの自信は過信でした。
本当に,嶋田さんをホゲらせてしまいました。
まさに,「昨日までは良かったんだけどねぇ」状態でした。
ポイント選択を誤ったことをお詫びすると,
嶋田さんは屈託のない笑顔で,一言。
「楽しかったですよ。東京にシーバスがいることも分かりましたから。」
ボクの心が救われた瞬間でした。
+++
お台場に戻ってノーフィッシュの報告。
そして表彰式。
南風の当たる湾岸エリアを選択したヒロ兄さん,ネレイデスさん,そして,トークショーには出てなかったのに,釣り大会だけ参加したかんがるーさんはきっちり魚を出していました。バラシも含め,かなりのバイトがあったそうです。
やはり,ボクの判断は誤っていました。
ヒロ兄さんの判断に背いたことを素直に詫びると,「気にしない,気にしない。嶋田さんはストラクチャーや明暗を打ちたいって仰ってたんだから,良かったと思うよ。」と優しい言葉をかけてくれました。
翌日に至っては,「おいらは大人。小さいことは気にしない。ワカチコ,ワカチコ!」というメールまで来ました(笑)。この人,大人なんだか,子供なんだか(笑)。
当日ソル友になっていただいたKeisukeさんの奥様は,リアフックにきっちりフッキングしたイワシをエントリー。
茂手木プロは,アサリと思われる貝をエントリー。
会場は爆笑の渦でした。
ネレイデスさんは,3本獲ったにもかかわらず,撮影の際にエントリーカードを写し込むのを忘れてしまいました。
もし,ちゃんとカードを写していたら,1位から3位までを仲間が独占するはずだったのに・・・・
セイゴ2本をきっちりとったヒロ兄さんが準優勝!
60弱と50upを揃えたかんがるーさんが優勝!
記念撮影の時に,フットボールアワー後藤バリの「どや顔」を要求しましたが,二人とも満面の笑顔。
賞品を受け取って戻ってきたヒロ兄さんは,
「kazuさん,キャップ欲しいっていってたよね。」といって,
自分がもらった賞品の中から,BOILのキャップをプレゼントしてくれました。
ヒロ兄さんの判断に背いたにもかかわらず・・・・
ボクは,また,涙ぐんでしまいました。
連敗脱出の時といい,この日といい,ヒロ兄さんの優しさに泣かされてばっかりです。
+++
それにしても,主催者,協賛者からの賞品は物凄い量でした。総額数百万円じゃきかないんじゃないか!くらいの量でした。
それでも,僕たちが払った2000円のエントリー・フィーのほとんどが赤十字を通じて被災地支援のために寄付されるとのこと。
大人の懐の深さと人間の大きさを感じさせてもらいました。
最後にみんなで記念撮影。
ゆったりとして,のんびりして,学べて,笑いの絶えない時間を満喫することができました。
みなさん,本当にありがとうございました!
+++
その後,嶋田さんと一緒に釣りに行こうということで,湾岸エリアに移動しましたが,あまりの風の強さに負けて早々に撤収。
マッスルさんからプレゼントされた黄色いパーカーを着た嶋田さんは,いつのまにか,阪神タイガース伝説の助っ人外人・バースの応援トランペットのメロディーを口ずさみながら,壊れていきました(笑)。
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ボクは,この日を決して忘れません。
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