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アカメ対決奮闘記(1) 戸惑い・驚愕・爽快編

<プロローグ>


高校を卒業したばかりの19歳の青年は,41歳のオジサンのために,ボクが高知入りする数日前から,夜を徹し,全力で調査釣行を続け,万全の準備をしてボクを迎え入れてくれました。



<序>


高知の岡ちゃんが調理師学校に合格したことを,「食べる!」コミュ『居酒屋 やわら』で報告してくれたときのことでした。


ボク 「合格祝いは何がいい?」
岡ちゃん 「高知にアカメを釣りに来てください!」


これがすべての始まりでした。


+++


4月の下旬から岡ちゃんと連絡を取り始め,高知入りする時期を決め,メールと電話を繰り返し,タックルを含むあらゆる準備を進めていきました。


6月下旬,大阪の松原ムツミさんも同じ時期に高知に入ることを知ってからは,ムツミさんとも何度も連絡をとりあい,貴重なアドバイスをもらいました。


二人からの「指令」を受けて釣具の準備をするに当たっては,キャスティング・錦糸町プラザ小出さんが,ボクのワガママを受けとめてくれ,小出さん自身の経験も踏まえて,東京で出来る全ての準備を実現してくださいました。


信用できる店員さんがいるお店ほど頼りになるところはありませんね。


ただ,アカメのことを知れば知るほど,期待と恐怖が交錯する感覚を,毎日のように味わうことになったのです。


+++


8月12日(金) 夕刻 出発当日 羽田空港 出発ロビー。




高知遠征予告のログにコメントしてくださったみなさんにレスを付けながら搭乗開始を待っていました。その時です。




「もしかして,ボクは,分不相応で,とんでもないことに挑もうとしているのではないか」




そんな気持ちがボクの心を支配しつつありました。この気持ちが,高知に滞在している間,ずっと続くとも知らずに・・・


+++


20時半過ぎに高知空港に到着すると,岡ちゃんとお父さんが迎えてくれました。


岡ちゃんのお父さんには,レンタカーを格安で手配して頂いたり,タックルを自宅に送らせて頂いたり,高知に入る前からお世話になりっぱなしでした。本当にありがとうございました。


+++


いったん岡ちゃんの家に寄って,車にタックルを積み込み,いざ出発です。


ちなみに,岡ちゃんのお父さんに手配して頂いた日産・ラフェスタが,高知滞在中のボク達の釣りを支えてくれました。








<アカメ対決 第1日目> 8月12日夜~13日朝


まずは,ムツミさんと合流です。国道沿いのファミレス・Joyfull。


高知遠征釣行は,ここから始まったのです。





ムツミさんは,取材釣行になったとのことで,NEKO VISION研究員Kさんが撮影スタッフとして同行されていました。


お互いに挨拶を交わし,駐車場でダベリング。初対面とは思えないこの感覚。なんて素敵! 


そして,ムツミさんって,イケメンで,なんて爽やか!


「神様はずるい!」と本気で思ってしまいました(爆)


そんなずるいイケメンに,阪神タイガースのゴーフルをお土産に頂きました(*^_^*)




十分に情報交換をした後,それぞれ別々のポイントに向かって出発しました。


+++


岡ちゃんは,数日前からの綿密な調査釣行の結果を踏まえ,実績ポイントを周りながら,ローカルルールをきっちり説明してくれました


岡ちゃんのホームグラウンドである河川に到着すると,良型のシーバスに混じって大型のアカメの姿を確認! 


岡ちゃんのアドバイスに従って(るつもりで),オグルやスライトエッジのリフト&フォールを試みました。


一応,スライトエッジでバイトをもらいましたが,どうしても頭と体がシーバス・モードから切り替わらず,合わせを入れてしまうのです。


岡ちゃんから,「合わせちゃいけない。向こう合わせの釣りです。」とアドバイスされているのに,頭と体が切り替わらず,戸惑うばかりでした。


初日は,ポイントを見て回ることと,雰囲気を感じることが目的だったので,あまり粘らずに移動することにしましたが,その直前のことでした。










バシャ!!!











聞いたことのない物凄い音と,見たこともない水の動きでした(水が大きく盛り上がるんです)。


おそらく僕たちが視認したであろう大型のアカメが,対岸のゴロタの切れ目に向かって物凄い勢いでベイトを追い込んでいたのです。


果たして,あんな魚が獲れるのだろうか・・・


その驚愕の光景に,ボクの背筋に冷や汗が流れました。


その後も驚愕の連続であることも知らずに・・・・


+++


移動先のポイントで,大型のアカメの群れを発見。10匹くらいはいたでしょうか。







その全てが80UPという事実。








ボクは,鳥肌が収まらず,背筋を冷や汗が流れ続けていました。






アカメは表層を意識しているようでした。


息を殺し,静かに静かにアプローチし,岡ちゃんの指示に従って(いるつもりで),着水音を最小限に抑え,レッド・ペッパーを投げてみましたが,ルアーが着水した瞬間,群れが散りました。





お前らなんかに釣られてたまる
( ̄皿 ̄)うししし♪






アカメ達に,そんなふうに言われているような気がしました。


その後,あの大型のアカメの群れの残像が頭から離れず,ずっと鳥肌を立ったまま,初日の「対決」を終了しました。



<岡ちゃんからのプレゼント>


夜が明け,岡ちゃんと二人で,高知名物「チョイショ」(チキン南蛮+豚の生姜焼きのお弁当)を食べながら,ダベリング。改めて,岡ちゃんからアカメのことを色々と聞かせてもらいました。





その後,港に向かい,岡ちゃんが操船する船に乗せてもらい,土佐の海へと船出しました。


船の上の岡ちゃんは,海の男そのものでした。






格好良すぎです。


ムツミさんに続いて,「神様はずるい!」と思ってしまいました(笑)


ちなみに,土佐の海の男が,本気の土佐弁で話し始めると,何を言っているのかさっぱり分かりませんでした(^_^;) 船の無線の声にいたっては,まるで外国語ですw(°o°)w 一言も聞き取れませんでした(^_^;)


ボクの本気の広島弁も,そんな感じなのかなぁ・・・(笑)


そうこうしているうちに,さすがに丸一日以上寝ていなかったので,穏やかな海上にもかかわらず,少々船に酔ってきてしまいました。


そこで,「今までで一番気持ちよかったことって何だろう?」と考えながら水平線を見つめていたら,船酔いも回復しました(笑)


しばらくすると,岡ちゃんとお祖父さんが,どんどんシラスを水揚げしていきます(高知では「ジャコ」といいます)。




kazuさん,試食して!


岡ちゃんの声が響きました。ボクは(不躾にも)遠慮しないで,とれたての生シラスをたくさん食べさせてもらいました。



激ウマ!



あんなに美味しい生シラスを食べたのは生まれて初めてでした。


岡ちゃんは,お祖父さんのシラス漁のお手伝いをしながら,カツオのトローリングをしてくれたり,ジギングもさせてくれました。


おかげさまで,生まれて初めてネイリ(ショゴ)を釣り上げることができました(40弱ですが…ボクには十分なサイズです)。





高知に出発する直前まで,仕事でややこしいことが続いていたこともあり,ボクは,少々精神的に疲れていました。


しかし,太平洋の遙か彼方の水平線・青い空・美しすぎる青い海を眺めていると,自分の心が解放されていくのを感じました。


これほどまでの爽快感を味わったのは,何年ぶりだろうか・・・





そして,岡ちゃんがどれだけボクを歓迎してくれているかが伝わってきました。


気が付くと,涙が頬を伝っていました。


+++


岡ちゃんとお祖父さんにお礼を言って船を下りた後,ポイントのチェックも兼ねて,河川でトップチヌゲームを試しましたが,コトヒキのチェイスがあっただけで,バイトをとることはできませんでした。


でも,素足に触れる川の水の心地よさは今でも忘れられません。やっぱり,浅い川に入るのは,ビーサンに限るね(^o^)


魚が釣れないので,こんなこと↓をして遊んでみました♪

岡ちゃんが村田基氏の真似をしてみるの図



これにて一日目の釣行を終了し,ムツミさんと研究員Kさんの待つ,「ぽかぽか温泉」へと向かいました。


アカメ対決奮闘記(2) 愕然・更なる驚愕編 に続く・・・)

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