こんにちは。



新しいロッドを作る時にはプロトロッドを全国に持って行って僕がテストします。



これが重要でスタッフにはスタッフそれぞれの釣り方が有るので同じ様な釣り方をしていてもそれぞれが違う感覚を持っているので当然ながら異なる感想を言われます。



それはそれ当然良いのですが、地域性が出るので全国何処でも通用する物になり難いのです。



自分だけは何処に行っても同じなので状況が変わる中で使いこなせるかどうかが直ぐに分かる訳で欠点も自ずと分かります。



海にしても全国には色々なパターンが有ります、当然シャローからディープ迄ありとあらゆるパターンが有りアジもそれぞれの地域によって性格の違いが有ってバイトの仕方も変わってきます。



どの様な場所でも使えなければならずその地域限定では難しい。



今迄、色々な地域でアジングをした結果、意外とかなりの数の居着きのヒラアジが居る事が分かりました。



ポイントにある程度のパターンが有ってそれを元に探して行くと殆どの地域に生息している事が確認出来た。



メソッドも大体同じでスローなメソッドでどうしても軽量ジグヘッドの釣りになってきて如何に動かさないで釣るかが重要なキーになるのも全国で共通した所でした。



それならそのヒラアジを釣る為に最大限の工夫をしたロッドが有ったらもっとアジング楽しくなるのではないかと考え作ったのがPSR−６０なのです。



港内の微妙な潮の流れのタイトな場所に潜み僅かなバイトしか出さない居着きの平アジ。



その微妙なポイントを探る為にロッドバランスが重要でジョイント部分を後ろにずらす事でより重心を後ろに持ってこれるのでロッドバランスが非常に良くなった。



このロッドなら居着きの平アジ独特の微妙なテンションが抜ける様な妙な違和感の様なアタリを完璧に捉える事が出来る。



勿論回遊のセグロに対しても平アジが対応出来れば、殆ど平アジ程難しくないので問題ない。



後は強度面なんですが、今迄シーバスの８０オーバーや４０オーバーのチヌ、５０オーバーのギンガメ等を掛けてやり取りをしたのですが何の問題も無く余裕でやり取りが出来、ディープでのリグの操作感の方も奄美の２０m超の超ディープでもリグが遅れる事無く操作が出来た。



平アジをディープで釣った事が無かったので、一昨日愛媛のディープゾーンに入ってロッド性能を試した！



尺アジを含めかなりの数を釣る事が出来たのですが、やり取りも此方の思いのままに誘導する事が出来、何の不安も無くこのロッドなら細いラインでヨンマル超えもジグヘッド単体で釣る事が可能ではないかと思える位のゆとりでやり取りが出来た！




　　　　　　　




使っていてメッチャ楽しかった！



ラインスペックはピンキー０．４号位迄がベストで出来れば０．２号か０．３号が良くジグヘッドも１．８g迄使用可能です。



次回は、HSR−７３に付いて書きます。