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history of LBCG pt.2

このスタイルに必要なロッドとは?

僅か1gの荷重すらも十分に乗せられる程のしなやかなティップ アンド ベリー。

ストレス無く美しく弧を描くレギュラーテーパーブランクス。

そして、全てのパワーを受け止める強靭なバット。

海藻の中から
ゴロタの隙間から
牡蠣殻から
荒磯から
消波ブロックから
蛇籠から
杭から
立木から
オダから
そして、すべての障壁から

強引に引き抜けるパワー。

我々がこの釣りで相手にしているのは、せいぜい30cm未満のロックフィッシュであるが、不意に掛かったランカーサイズのシーバスだからとか、座布団だからとか、果てはスティングレイだから獲れ無くて当たり前とはならない。
最終的には、ラインとドラグ性能、リール本体の巻き上げ性能だけでも、強引に寄せ切り平然とバットを水平線から90度以上立てられるポテンシャルと信頼感が必須である。

それは、何故かって?
それは、我々が挑んだモノが自然だからだ。

これらの要素を満たしたロッドは残念ながら、既存ではなかなかお目にかかれないし、全ての市販品を試す程の財力も持ち合わせていない。

ならば自分で創り出すしかないと。



イメージは出来ている。
グラスソリッドのトップウォーターロッドのそれに近いイメージで、バットパワーを上げた様な感じ。
それは最早、感覚でしか無い世界。
しかし、自重はグラスソリッドの1/3以下で7ft以上8ft以下。

そんな物が出来るのか!?



正に戦争に等しい。
己との戦い。

これが最終到達点なのか?

様々なプロトタイプでのテストを繰り返し、トライアンドエラーを乗り越え、以下の仕様に至る。

ベリーやや上辺り(所謂ティップと呼ばれる部分を長く取る)から軟質グラスソリッドとし、トップガイドを3.5mm、1番から4番ガイドまでをマイクロガイドとし(ガイドセッティングにはかなりの労力を費やして此処で落ち着いた)スパイラルガイドセッティングとした。
ベリーからバットまでを低弾性の中空カーボンとしてグラスソリッドティップからベリーまで違和感なく滑らかに美しい弧を描くセッティングとした。更にバットには、4軸カーボンシートを巻きつけ強靭なパワーを身に纏い、後端にグラスソリッドティップとのバランスを取るためにウエイトを仕込み(あくまでリトリーブ時にフロントヘヴィにならない為に)、私の溺愛するロッド、スミス スーパーストライクのガングリップにセット。


イメージカラーはエヴァンゲリオン初号機。

そして、void 初号機と名付けられた。

理想とまでは行かずとも、それでも3gのジグ単でまともな釣りになる程度(とは言えティップの柔軟性から操作感や感度はジグ単ではイマイチ、あくまでプラッギングスペシャル)のセッティングまで研ぎ澄まされた。

このタックルでのファーストフィッシュ。

しかし、お別れは突然やって来た。

このタックルをウチのガレージから盗んだ輩は直ちに返しなさい!!

もー怒ってないから!!

返してくれれば許すから!!

な!!

頼むよ!!


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