▼ 努力の賜物

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努力に勝る天才はなし



そんな言葉がありますが

実際は

やはり天才には勝てない

そう思った時期もありました。



生まれながらにその道の天性の素質を持った者は

凡人が少しの努力をしたところで

到底追いつけるレベルではないという事を

過去、何度か経験してからの自らの答えでした。








長男カイタは




幼い頃からおっとりとした性格で

争い事が嫌いで

親が言うのも何ですが

生まれながらにしてLOVE＆PEACEな子供でした。







保育園や学校で喧嘩をしたという話は皆無で

いつも笑顔で

友達も多く天真爛漫に育ってくれました。





ところが

保育園のマラソン大会で思わぬ彼の本性が現れます。

古くからUPMブログを観てくださっている方はご存じと思いますが

あれは保育園年長組の保育園最後のマラソン大会での出来事



保育園でのマラソン大会は

毎年優勝していたカイタは走る事に自信を持っていました。


ところが

思わぬライバルの出現により

保育園最後のレースは想いもしない展開を迎えます。




いきなりのハイペースの展開




ライバル三つ巴のデッドヒート




しかしホームストレートに一番で帰ってきたのはカイタではなく

ライバルの子でした。



二位のカイタとは１０メートルくらいの差でした。

が、しかし

カイタは最後まで一位の子に追いつく事が出来ずに

予想外の二位でゴール











ゴールしてカミサンの顔を見るなり

大粒の涙が溢れだしてきました。





その悔しさに涙が次から次へと頬をつたい









大号泣を通り越して

激しく嗚咽する様は











彼の人生初めての敗北に対し

毅然として対応しないといけないボクの涙腺も直撃しました。









二位と書かれたゴールドの札をくしゃくしゃにしながら

涙を拭うカイタ










類稀な

カイタの悔し涙伝説は


ここから始まりました。










当然、

１年生から始めた柔道でも

たくさん悔し涙を流し

「悔しかったら強くなれ」を座右の銘に

日々努力し頑張っています。









そんなカイタ

柔道ではまだまだなのですが

日々の鍛錬の結果の影響か？

同級生よりも運動能力、身体能力が長けていると

１学期の通知表に先生が書かれておりました。



この春、

新しい小学校に転校したので

子供たちのレベルは未知数


前の学校でも運動能力は上位だった為

この学校での初めての運動会も

ボクの母校でもある為

かなり期待しておりました。





運動会といえば

やはりリレー

前の学校でも全校リレーだったので

今度の学校でもぜひ！


その想いは親子一緒

転校してきてからのあのエピソード

http://www.fimosw.com/u/upm2010/hhcogi1575a3em

を経て




ついに

全校リレー代表の座をゲット！

http://www.fimosw.com/u/upm2010/hhcogi19gadc8i



柔道の練習も兼ねて

毎日ランニングをした夏休み





いよいよ

新しい学校でカイタが活躍する

その時が来ました！














およそ30年ぶりとなる

ボクの母校の小学校での運動会





校舎も運動場も

ほぼ３０年前と同じ


秋風と共に香る金木犀の香りが

タイムスリップしたかのように感じてしまう。



そんな中

カイタの出番はしょっぱなからです。




プログラム１番

３年生１００メートル徒競争








我が家の応援団長であるセイカイも

お菓子に夢中ですが

とりあえず

応援しています。







ヨーイ　　　ドン！




１レーンからの出走で




後半にスピードを増してくるカイタは

グングンと加速し







顔を歪ませながらも

ブッチギリの一位でゴール！！






まあ、こんなものだよ




的な


余裕のドヤ顔



その後


新しい学校の仲間たちと

競技やダンスを楽しみました！！



















地元の小学校に帰ってきて想像以上に驚いたのは

新旧問わず、知人の多さです。

運動場内を歩こうものなら

次から次へと

知人に声をかけられます。


そして気が付いたのは

カイタが全校リレーに選ばれた事をそのほとんどの方が

祝福してくださった事。





ボクは足は速いほうではなかったので

全校リレーに選ばれた事は皆無。

カミサンも皆無


突然変異的にカイタは全校リレー代表を勝ち取ってきましたが、前の学校ではあまりもてはやされなかった代表の座も

生徒数も多いボクの母校である新しい学校では

全校リレーに選ばれる事のステイタスは非常に高く

多くの方から羨望の眼差しと応援の声を頂きました。





そして改めて


カイタ頑張れ！！


そう心の中で呟きました。









ところで

午前中に一生懸命兄貴の応援・・・

いや

暴れまくっていた我が家の応援団長は





いつの間にか

ラジオフライヤーの中で燃え尽きてます。







運動会も夕方に近づき

いよいよメインイベントである

全校リレーの番です。




カイタ一世一代の大勝負！





順番を待つカイタの表情は

意外な事にとても落ち着いてます。





いつも緊張すると

顔が引きつった硬い表情になるのですが

柔道の試合で修羅場を重ねているせいか

自信に溢れた表情にボクもビックリ。





出番を前に

もんじゃ五平さんからアドバイスを頂いた

速く走る方法のコツである

走る前に身体のバランスをリセットする動きである

軽い肩幅のジャンプをしているし




表情は本当に柔らかい








そして二年生の走者から一位でバトンを受け取って





激走！！！


一瞬、バトンパスに慣れている陸上部の青団の選手に詰め寄られるが






後半の伸びで引き離す！








気が付くと

燃え尽きていた

応援団長セイカイも

観客席で、ばあばに抱かれながら

兄貴を応援してます。





ガンバレ！にいにぃ！！




　
そして

最後まで

追い抜かされる事もなく

４年生の代表の待つゴールへ










無事一位を譲る事なく

バトンをパス致しました！





いやぁ

我が子ながら

見事な走り

良いレースでした。



おそらく

来年の運動会は

日々、走りの特訓をしている

陸上部の選手たちが

全校リレーを占拠する事になりそうですが

柔道を頑張りながらも

いつしか身体能力が向上し

立派に全校リレー、そして運動会で活躍したカイタ

今回はたくさん誉めてあげたいです。






良く頑張ったね！

日々のキミの努力が実ったんだよ。

おめでとうカイタ！！





次は

柔道で一番を狙おう！！



















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