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★2018 春マサに夢を追う‼︎‼︎

雑木林のトンネルを抜けると
ひんやりとした潮風が
額の汗を拭いてくれる
月夜に照らされて
一本大きな潮目が出来ている
その日の海はいつもの海と違っていた


2018年 春

例年に比べて水温が低く
安定しない為か
3月の一発目の平政の後
反応が得られない日が続いていた
秋とは違い 春は平政の回遊量は少なく
ショア(地磯)に居着く事はほぼ無い
回遊してくるとすれば
低水温にも強く
産卵を控えた型の良い平政

3月はとりあえず魚の顔が見たかったので
ベイトを絞りこまず
潮がぶっ飛ぶポイントで
回遊してくる平政に臨機応変に対応して
誘い出す作戦だったが

4月に入り
一発大型狙いで
ベイトを絞り込んで
接岸のタイミング
効率良く食べれるであろう
回遊ルートを考え
海況を見ながら
先回りして
待ち伏せする作戦に変更した

全て僕の中の妄想の中の話で
あったらいいなぁ〜的なパターン
ただでさえ難しい春マサ
パターンを検証しだして
平政からの反応が全くないまま
ボウズの日が続いていた


自分の思い描いたパターンを成立させて
運ではなく狙って釣り
次に繋げていきたい
パターンが成立しなかった場合は
次のパターンを考え
来年試したらいいかぐらいの考えで
ワンシーズンやり続けなければ
何にもわからないまま
無駄に時間を過ごしてしまう事になる

長く付き合っていきたい

それだけ僕の中では魅力的な魚の平政

潮目に導かれるように
まだ明けきらない海にプラグを投げ入れる
少しずつ明るくなっていく空
視認性の良いプラグを選択し
潮目にクロスさせるように
丁寧にダイブ
潮目の中に入ったところで
水柱が上がる
こちらが反応するより先に
ロッドがひったくられ
6キロに設定したドラグが滑り出す
ハンドドラグで止めるより先に
平政は根にからみ
根ズレの感触が手元に伝わってきた
反応が遅れ
完全に魚に主導権を握られた

ここから持久戦に突入する事になる

ベールをおこして
ラインフリーにして
ライン切れを防ぐのでやっと
ラインが止まるまで待ち
ロッドを立てラインを少し張っておくと
ロッドに伝わる魚の動き
運良く
まだ魚と繋がっている

魚が動くのを
しばらく待つ

ラインにテンションがかかっていると
その場所から離れない為
昔やっていたトントンはやめました‼︎w
トントンがわからない場合は過去ログ読んでね。

ラインにテンションをかけずに待っていると
ラインが動き出す
平政が根から離れた
一瞬の隙を狙って
8キロまでドラグを閉め
一気にポンピングする
少し根ズレの感触が伝わってきたが
魚は根から離れ
ラインも瀬から外れた

形勢逆転か⁈

どうやら
フックのかかりどころは良いみたい
少しリールを巻いたとこで
セカンドラン
8キロのドラグが滑る
魚の体力を考えると

すぐに止まると思っていた…


今までの経験上
5キロの平政なら
8キロのドラグを少し出すぐらい

もうすでに
6キロのドラグを引きずり出して
走った後だし
安心していた

これが大きな間違いだった…

止まるどころか

加速して

凄い勢いで

引きずり出される

8キロドラグ…

根ズレの感触

想定外

すぐにベールフリーに

再び走り終わるまで待ち
ロッドを立て
少しラインを張ると
根ズレの先に
まだ
魚の感触がある

助かった…

まだ
勝負は
終わってない


レギュラーサイズじゃない事はわかった


ドキドキとファイトで


動悸息切れ
心臓が痛い

ドラグをマックスまで閉めて
魚が動くのを
ひたすら待つ


もう一度
チャンスを…

奇跡的に魚がまた動き出した

根から移動を開始したみたい

すぐに
腰を落として
ドラグマックス
フルポンピング開始

魚も疲れてきたのか
少し抵抗したが
抵抗をやめた

ふわーっとラインテンションがなくなる

嫌な予感

すぐにリールを高速で巻く

こっちに向いて走っている

どんだけ早く巻いても追いつかない

手前に張り出した岩の下に潜られて

またまた根ズレの感触

間に合わなかった

どんだけ手強いのよ

すぐにベールフリー

魚は根に入って止まっている

ラインを少し張ると

たまにティップが動く事から

魚はまだついてる

しばらく待つが

もう出て来るはずもなく

強引に引きずり出すしか

方法がなくなった

この立ち位置からでは

ラインの角度が悪過ぎる

ここでラインの角度を変える為

少し移動する

ラインの角度を変えて

ロッドを真っ直ぐにして

強引に引っ張る

ズルズルズルズル

根ズレしても御構い無しに

少しずつラインを回収していく

もう切れても仕方ない

そもそも最初に

根に入られた時点で魚に優先の状態

引っ張ってはライン回収

引っ張ってはライン回収

激しい根ズレの後

また奇跡が起こる

ラインが根から外れ

魚が根から出てきた

これが本当に最後のチャンスか

腰を落として

フルポンピングで浮かす

魚も完全に弱って

ほとんど抵抗しない

水中でキラキラ光りながら

浮いてきた魚を見て

率直に思った感想

この平政が

こんなに抵抗したの⁇

自己記録更新…
10キロオーバーが頭をよぎっていた…
もの凄いモンスターが上がってくると
そう思っていた…

ファイト時間30分ぐらい
完全にまわりは明るくなっていた

リーダーを掴んで
磯に引きずり上げ
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呼吸を整える
一息ついて
冷静に魚を見ると
それでも大きい

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最大限
地形を利用して
必死に抵抗した平政
普通なら獲れてない魚

魚にとっては運が悪かった
僕にとっては運が良かった

かけた場所が浅いって事もあるが
反省点だらけのファイトで
問題が山積み

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40号のリーダーが2ヒロ
のびきってグニャグニャで
ところどころ
スレてはいたが海藻のおかげで
思ったよりはマシ

3年前まで5キロの壁があった
それから5キロクラスは
コンスタントに釣れるように
一匹の魚から
得られる情報を引き出し
地道にやってきた
狙って誘い出した魚だが
運よく獲れた一匹
得られた情報は多い
いろんな思いがこみ上げて
忘れられない一匹になった



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ヒラマサ94cm
7.45キロ

想定外が想定内に

今10キロオーバーかけても

勝てるスキルはもってない

こうやって
一歩ずつ進んで
いつか夢の10キロオーバーを
山陰のショアから狙って獲りに

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まだまだ夢半ば

いつか会える日に向けて

鍛錬あるのみ















































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