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第9回 オランダ釣行記 後編 (レインボーとの壮絶な戦い)

  • ジャンル:日記/一般


夕闇の中で、大きな口を開け、横たわっている砲弾を見つめていた。






ズシリと重たい魚体を手にすると、フツフツと感動が込み上げてきた。






うおおおおおおおおおおおおおおっつーーーーーーーーーーー!!!






ついに俺はやったんだ!!!






オランダの寒空に大きな咆哮を轟かせたのであった。







第9回オランダ釣行記 (レインボーとの壮絶な戦い)




昨日 気温が氷点下に急激に下がったこと。

一昨日に、同じポイントで10バイト 7ヒット 5ゲットと、反応が良すぎて場スレしたこと。

この要因が影響したのか、昨日は朝マズメにノーバイトだった。






そのまま見切りをつけ、午後から終日 ホテルで静養と、新たにFGノットを組み、リーダーを換えて翌日の最終日に臨んだ。






そして翌朝は、日の出前の暗闇の3投目で、いきなりヒット。







ソル友の荒井さんが送ってくれた、この月歩というルアーは凄い。

ウイードの上、脇をフラフラと這わすと、必ず時合には反応がある。

きっと、藻の中に潜むエビかベイトにそっくりなのだろう。





50UPサイズだが、計測せず、そのままリリース。








でも、その後がいけない。

3回 ヒットがあるが、すべてバラシ。







目の前 1mでスーパージャンプをかまされ、ルアーがすっぽ抜けて、こっちに吹っ飛んで、小生の胸に当たった。







レインボーなのに、走るは、ジャンプはするは、シーバスのようにヘッドシェイクをするは。

まるでフックの外し方を心得ているようだ。







厳冬期よりバラシが多くなっているが、それだけ魚たちにパワーとスピードが出てきた証拠と捉え、深く考えすぎないようにしている。







意地になって、思いっきり合わせても、いつも必ずスッポ抜けなのだ。

シングルフックということもあり、うまくフッキングしないのである。







その3バラシで、まったく反応がなくなってしまった。







またまたホテルに戻り、しばらく静養。

そして、別にFGノットが解れていた訳ではないが、再びリーダーを組み直した。

何かそうさせる直感があったとしか、言わざるを得ない。

さらに、昨日 手持ちのネットでは50UPがせいぜいだったので、近くの釣り具屋でネットも大きいものを購入した。







さて、態勢を整え、夕マズメに再出発すると、同じポイントに3-4人の先行者が浸かっていた。







別に魚は回遊している訳だから、問題はないのだが、やはり、その時間にそこしか通らないという、魚道がある。







ところが幸いなことに、風も雨も強くなってきたところ、日没寸前に皆 撤収してしまった。







よし、1匹 釣ったら引き上げよう!!








ベストポイントに入った一投目


ロールスイマーのスプーンに






ゴツ!!

ヒット!

50UPの引き、右に左に走り、ジャンプもいなして、近くまで寄ってきた。




手もかじかんで、浸かっている足も痺れてきた、これで帰れるぞ!

と思いきや





目の前の大ジャンプで、フックオフ。。。。








ちくしょう!!

せっかく撤収出来たのに。







日没を迎え、ロールスイマーから月歩にルアーをチェンジ。







扇形にキャストしていくが、風も雨も強くなり、まったく反応がない。







波に負けないくらい、ロッドを垂直に立て、月歩の頭が水面に出るくらいに表層をデッドスローで巻いてくる。







目の前までルアーが来て抜き上げようとした瞬間








ゆーっくりと、モワーッと目の前の水面が盛り上がった!!







ロッドを寝かして、月歩を水面に戻し、スーッと横に泳がせてみると








バッコーン!!!!








目の前で水爆が起き、愛竿のSavage Gearが満月のように絞り込まれた。






身体をねじって、ロッドを斜めに首の高さにして、最後の泳がせをルアーにさせていたため、ちょうど小生の首に巻きつくようにロッドが絞り込まれている。





ううううぅぅぅ、うっー、苦しい!!!


なっ、なんなんだ、この体勢は!!






ちょうど首の前で、ステラのドラグが逆転し始めた。







ギャイーン!!!







体を開き、首に巻きついていたロッドを解放すると、初めてファイティング・ポーズがとれた。






さー、かかってこい!!

東京は荒川仕込の基地外アングラーが相手になってやる!!!







ギャイーン!!!

ギャイーン!!!

ドラグは泣き叫び、留まる気配すらない。







ピュイーン、ピュイーン!!

PEもロッドも風を切って鳴っている。

何もすることが出来ない。






右に左に、ものすごいスピードで突っ走り、トルクもある!!


うぅぅぅぅー、強烈だ!!!







どれだけの魚がかかったのか、今はまったく想像が出来ない。

ただひたすら、相棒のステラと愛竿を信じて、テンションかけて耐え忍ぶだけである。







20分ほどたっているだろうか。

喉がカラカラになり、心臓がバクバクして、あごが上がってきた。

やっやばい、こっちの体力が持たないぞ、これは!!







スプールを見ると、ぞっとした。

150mに巻いたばかりのPEラインが残り半分以下になっている。

むぅー、こっこれは何者なのか?







ドラグがようやく鳴らなくなり、慎重にかつ素早くラインを巻きとる。







魚も随分 遠く行ったようだ。

これだけラインが出ると、巻くのにも随分時間がかかる。






巻いては走り、巻いては走りを数回繰り返し、さらに何分かかっただろうか。









ドドドドーン!!



手前15mほどで、テールウオークをかまされた。











フッと、テンションなくなった。


あー、やってしまったか???







と思いきや、猛スピードで足元に突っ込んできた。

大慌てでリールを巻くと、まだ掛かっている!!







背中からネットを取り出し、慎重に見極め、一発でネットに。


あー、失敗!!

ギャイーン!!

大きく反転して、またまた ドラグが泣き叫ぶ!!






ドドドドーン!!!!


ドラグが鳴り続け、一気に20m先まで走られ、テールウオークをかまされる。






なんとか もう一度 寄せてきて、ネットへ入れると




バババババーン!!


網に月歩のフロントフックが引っかかっている。


やっ、やばい!!






再びネットから飛び出した魚を、なんとかハンドランディングで網に無理やり押し込んだ!!




ドバドバドバーバーン!!!!


水しぶきが凄くて、どうなったのか???



ん?











やったぞー!!

ついにやったぞー!!!







横たわった魚を見て、唖然としてしまった。

すっ、凄い魚だ!!!

野生化すると、こんなにも獰猛な顔つきになるのか。







目頭もジーンと熱くなった。







この1匹に会いたいばかりに、毎度 ドイツからオランダまで、往復530kmもかけて、基地外釣行している。







このキングサーモンのようなヒレピンが、20分間も、相棒のステラを苦しめたのだった。






サイズは実測、72cm


なんという凄まじい戦いだったんだ!!!







ヒットしたのが日没 20時30分ごろ。

獲り込んだ時には1m先も見えないくらい真っ暗闇。

最初の写真の時刻は、ちょうど21時になっていた。







暗闇で一人のファイトはとても恐ろしく、闇が襲ってくるような錯覚にとらわれ、途中で逃げ出したくなっていた。








本当にやったのか、夢ではないだろうか??

魚臭い手で、頬を思いっきりツネッテみたが、ペコちゃんのようにほっぺは赤く腫れ上がるばかり。







やったんだ、本当にやったんだ!!!!







うおおおおおおぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!


水辺に身を潜めていた水鳥たちが、基地外のような咆哮に驚き、一斉に飛び立った!!







全身全霊を捧げて戦ってくれた戦士は、体力が切れ、なかなか蘇生しなかった。






痛いほど冷たい湖水に手をいれ、懸命に両手で支えて前後に動かし、一生懸命にエラに新鮮な水を送り続けた。


こんな素晴らしいファイター、なんとか無事に戻したい!!

小生も必死だった!





蘇生するのに、10分ぐらいを費やした。






大丈夫だ、元気に帰っていった。


次ぎ会うときは、90UPになっててくれよ!







レインボーよ、最高のファイトをありがとう!

OVの女神よ、最高の魚をありがとう!!

最高の釣りをありがとう!!







これまで、OVのことを惜しげなく教えていただいた、OVの神 IKUさん、OV大先輩 MRTさん、欧州 渓流の達人 SKTさん、ありがとう!! 本当に感謝です!!






そして、多数のルアーやホッカイロを送ってくれた、チームAKB69のみんな、 ソル友のみなさん、本当にありがとう!!







この一匹はみなさんと一緒に釣りあげた魚だと感謝します!







釣りが出来ることさえ幸せなのに、こんな素晴らしい1匹を与えていただき、本当にありがとう!!







今後も感謝しながら、気力・体力の続く限り、基地外釣行 続けて参ります!!







使用タックルは。

Rod: Savage Gear(Sweden), Parabellum Spin 9.2ft 7-23gr
Reel 1:Shimano Stella C3000HG
Reel 2: Shimano Stradic 2500FD (Europen Model)
Line: Spool 1 : Rapala Sufix 832 0.8号
          Spool 2: YGK G-Soul X3 1.2号
Leadr:Spool 1 : Trabucco T-Force Japan 6.95kg ( Nylon ) 0.22mm
           Spool 2 : Barkley Trilene 6.3kg ( Florocarbone ) 0.24mm
Hit Lure: 月歩、ロールスイマー5g、スリムスイマー5g、
      Squirrel minnow80SP



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