ども‼
この日は平日でしたが…
夜からの雨予報。
しかも結構降りそうな予報が出ていたので、チャンスはその雨が降る前。
低気圧が来るとどの釣りでもチャンスが広がる‼…はず(笑)

気合いを入れて3時半起床。
ゴソゴソと起き出して朝飯を食べて4時過ぎに家を出る。

もう4時ともなれば薄明かるくなってきますね～(^^;
もう少し早く起きなければ…
急いで川へと向かう。

第一候補…先行者
第二候補…先行者(てっちゃんさんだった(笑))
第三候補…水高い
第四候補…先行者なし。
ここに入ろうかな～…
でも、あっちも気になるな…
とりあえず第五候補へと向かう。

この水位だともしかしたらいい感じかもしれないと思ったが的中(*^^*)
もう夜が明けてしまったのですぐ準備して川へ入る。
いつもと変わらない。
ウェーダーを履いて、ジャケット着てベストを着て。
ナイロンラインにナイロンリーダーを結束して、スナップを結ぶ。
もう何年と変わらないことを的確に。
ここで何かひとつでも変えるとリズムが狂っちゃいますしねf(^_^;

川に立ち、深呼吸。
一礼してキャスト開始。

まずはシュガーディープ90Fから。
いつも通りアップでキャストして流れに馴染ませてからターンで探っていく。
3投してから次はクロス気味にキャスト。
ジックリとレンジを入れて流れを切っていき、手前側のヨレで喰わせるイメージでルアーを引く。
少しコースを変えた次のキャスト。

流芯を横切らせ、ヨレに差し掛かるタイミングでジャーク。

『カンッ‼カンッ‼』

2回何かが当たった…？
そこにはなにも沈んでないはず…
まさか？

グリグリッとスピードを上げて巻いてルアーが見えた瞬間もう一度ジャークを入れると、銀色の影が現れてでかい口を開け、ルアーに襲いかかった。

『ガツンッ‼』

喰った瞬間反転して元いた流れに戻ろうとする魚に思いっきりアワセて止める。
グングンと頭を振ってからファーストランが始まる。
足元だけじゃなく一面沈みテトラでガチャガチャしてるのでこれ以上ラインを出されるとヤバい。
ギリギリのドラグ設定で必死に耐えて寄せ、また流芯に戻ろうとして悶絶…
寄せれば足元のテトラに突っ込むし、流芯にいかせればこっちに帰ってこなくなるだろう…
一進二退のファイト。
圧倒的にこちらが不利な状況。
…ヤバい。
楽しすぎる。(笑)

それにしても凄まじいパワー(^^;
かなり強めのドラグ設定だがそれでも走ればズルズルと引っ張られる。
空気を吸わせるため浮かせようにも浮かない。
そして何よりフックポイントが危うい。
早く勝負をつけなければ…
思いきって強引に寄せてみる。
魚もやはり必死の抵抗を見せるがこちらも必死に耐える。
浮かせては戻られ、沈みテトラの向こう側にいかれてブッチ切られそうになっても必死にかわして寄せる。
徐々に浮くようになってきた。
いける…
思いっきりネットを差し出し、一瞬浮いたところを一気に掬い上げる。


やった…
やったぞ…
獲った…‼




解禁してから通い詰め、釣行19日目…
ヒットの瞬間からランディングまで全部が見える悶絶ファイト。
水中にギラつく銀色の魚体。
もうなにも言うことはない。
手足が震えて立っていられなくなりその場に座り込む(笑)
近くのポイントにいたてっちゃんさん・sskさんが駆けつけてくれた。




63センチ。
去年62センチで自己記録を更新したが、それを更に1センチ塗り替えることができた。




堂々の魚体。




網から逃げ出して生き延びたのか、かなり傷がついていたが…それでもあのファイト。
凄まじいファイトだった…f(^_^;



やっと自分自身も落ち着きを取り戻し(笑)、魚の処理をして一旦仕事へ。


午後から用事があったので午前中で上がらせてもらい、サッサと用事を済ませる。
そして黒翔さん夫妻をお迎え(*^^*)
お花見いってらっしゃい～♪と送り出し…
俺は再び川へ。

家から数分のポイントにエントリー。
あっ‼




家でウェーダー干してたの忘れた(>_<)
今日はさすがにサンダルウェーディングしたくなかったので一旦家に戻る(=_=)
そして再び川へ。

もう濁りは完全に取れてクリアな水質。
前々から気になっていた瀬に入る。

瀬の頭からリュウキ80Sで流していく。
流芯の向こうでルアーを沈めてから流れを横切らせつつトゥイッチ・ジャークを織り混ぜながら探る。
イメージとしては表層から中層を流して底に張り付いた個体に飛び付かせる作戦。
活性の高いやつを拾えればいい。
活性の低い魚は無視。
そんな釣りが好きでここに入ったのだが…

『ノソ…』

なんだ⁉とアワセる。
…動かない？
根掛かりか？

『グーン…』

いや、引いてる⁉
もう一発アワセる。

『グングンッ‼』

やっぱり魚だったf(^_^;
なんだあのビミョーなバイトは…(笑)
しかしすげぇ～走る‼
やっぱり瀬にいる魚はパワフルだなぁ～(*^^*)

ド派手なジャンプ‼
ガッチリ口に掛かってる。
これなら安心だな…
と思った瞬間、着水して流れに入っていった瞬間に引きが変わった…？
さっきまで出なかったドラグがギャンギャン出る。

なんだ？
何が起きた？
走る走る…
上流に向かって走っていく(^^;
そして次のジャンプをしたときゾッとした。
ルアーが…背中についてる(((((゜゜;)⁉
なんで⁉
さっき口に掛かってたのに…？？
もう一発ジャンプ。
やっぱり…背鰭のとこに掛かってる(^^;
この瀬で背掛かりはマズいだろ～(T_T)
なかなか寄ってこないが慎重に寄せ、何度も抵抗されたがタイミングを見計らってランディング。




はぁ～危なかった…
本日二本目。
まさか口から外れたルアーが背中に掛かるとは思わなかった…
運がいいのか悪いのかf(^_^;笑




54センチ。
瀬だからただでさえ引くのに背中に掛かってたから朝と同様悶絶でした(笑)


ここでシロ平さんが近くのポイントに着いたと連絡があったのでそちらに行くと、あちらこちらでサクラがモジッてる(((((゜゜;)
そしてシロ平さんもバイトをもらったが乗らなかったと…
当初今日はもう釣りするつもりはなかったけど、変なスイッチが入ってもう一度竿を出すことに。(笑)

馬の瀬を重点的に探ると
『ゴンッ‼』とバイト‼
…が、残念ながら乗らずf(^_^;
もうクタクタになってしまったので終了としました。

釣行を重ねること19日目にしてやっと念願の桜鱒をキャッチすることができました。
まさかの2本目は完全に想定外だし、本当に奇跡的にキャッチできたのが凄く嬉しかったですね。
口から外れて背中に…って、聞いたことありませんからねf(^_^;笑
これだから釣りは、というか桜鱒はやめられない。
一本の価値。
アプローチの戦略から悶絶するような凄まじいファイト、心臓バクバクのランディング、そしてその感動はランディング後に訪れる全身の震えが自分自身に教えてくれるようです。
やっぱりこの魚は特別な魚です。

あくまでここまで書いた内容は結果論です。
でも、それも間違ってなかった。
今年もこの魚をキャッチできたこと。
それがただ純粋に嬉しいです。




はぁ～、この日のビールは格別にうめがったなぁ(T_T)‼





さて、もう少し追いかけてみますか…
感動の旅はもう少し続きます(*^^*)



お約束の‼



バキューーーンッ‼