内地に帰る日の朝6時、僕は港にいた。
なぜかって？
父島ジギング三日目は釣り船を変えてポコフィッシングスタジオさんに乗せてもらうことになったからだ！

チャーターしていた二日間が終わってしまったけど不完全燃焼な感じは否めず。
急遽だが乗れる船を探していたところ、ポコさんが乗せてくれることになったのだ。

なかなか来られない小笠原、釣りする時間がとれるなら釣りしていたい。
とにかく燃え尽きるまで釣ってやる！
そんな思いに応えてくれて、本当に感謝の気持ちしかない。

荷物を積み込み出航！ヽ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ

兄島瀬戸を抜けて東側へ。
この日も潮の流れはいまいちのようだ…。
一流し、二流し、反応はなかなか出ないが…

三流し目だったか？
スローなワンピッチにバイト。
非常に重々しい引き。

瀬に擦られないように必死でフットポンピングをしつつドラグも締め込んでいく。
魚はボトムへ行けないことを悟ったのか？横方向に泳いでいく。
非常にトルクのある引きだ…。

トルクがあって横走り…、これでわかる人には分かるかも？
多分シャークだろう…(^o^;)

くっそ重い引きだが巻き上げないことにはどうにもならないので必死で浮かせる。
腕ではどうにもならないので、背筋とスクワットで引っこ抜いて浮かせる。

途中、竿を投げ捨てたい衝動に駆られるが、頑張る(笑)

見えてきたのは2mオーバーのサメ。
上げられないのでリーダーカットでサヨナラ。
15分くらいファイトしてしまったか？
膝が笑っている。








サメは引っ張れば寄るので当たり前ではあるが、けっこうでかいサメをちゃんと引っ張りあげられたタックルと自分の体には少し自信が持てた。

釣りを再開し、ポイントを転々とうち変えていく。
潮の流れや水深に合わせてジグを変えていく。
なるべく最適化した状態でジグを入れたい。

正解ならば魚からはすぐに反応がある。
アカハタやシモフリハタ、チギなどが釣れてくる。
やや潮がタルいポイントで軽めのジグを投入するとなにかが掛かった。
大して暴れず重量感もあまりないが、上げてくると途中で猛烈にラン！
なんだコレ、カツオか！？
と思いきやまた大人しくなったので巻き上げてくると…
再び猛烈なラン(笑)
なんだコレー(笑)(笑)

頭の中？マークでいっぱいになりながら上げてきたらコイツだった。





カチョウだそう。
部長でも係長でもありません。
標準和名タキベラという魚らしい。
カチョウは、針がかりするとカチョウダッシュする。
覚えました(´･ω･)

島の南側までやって来ると潮が複雑に流れているいい感じのポイントがあった。

スローワンピッチでVBW250gだったかな？をシャクっていると何かがヒット。
多少の重量感とそこそこの暴れ感。
おそらくカンパチだろう。
ドラグをなるべく出さずポンピングしていると、
急に、魚が、ト、ル、ク、を増して走り始めたーーーー(笑)
サメに変わりましたね(;´∀｀)

またサメファイト、頑張ります。
先程よりはタイム短縮で10分くらいで寄ったかなぁ。
サイズは同じく2mオーバーくらい。

サメもくたびれただろうけど僕もくたびれたよ。
サメファイト二発はさすがに燃やし尽くせたよ。

でも釣りの時間はまだ少し残っていたから、CXWL300gを投入。
ワンピッチで10mくらい上げたところで違和感。
ロングジャークを一発入れて、続けざまにショートジャークを入れたところでドン！と乗った。
いい感じに誘えて食わせたので気分がいい。

が、サメファイト二発でヘロヘロの足腰…。
気合いを入れ直して、頑張って上げてくると…
アベレージより気持ち大きい7キロくらいのカンパチだった。





コイツはフロントがかんぬきに入っていて、狙い通り理想的な掛かり方をしていた。
サイズはほどほどだけど満足な一本。

これでタイムアップ。
燃やし尽くせました。

帰港して、急いで撤収作業だ！
最後にオナガの刺身と沖アカバのソテーをごちそうになって、土産物を買って、慌てておが丸に乗った。
出航するといつものお見送り。



おが丸は速度を上げて北へ。
ケータの辺りではカツオドリの大群がお見送り。
ではなく、おが丸が蹴散らしたトビウオを補食している。
餌を食いやすいことを学習して、おが丸が通ると着いてくるんだね。
魚も賢いが鳥も賢い。
餌を食べてねぐらのケータに帰るんだろうな。




僕も住み処へ帰るよ。
ちょっぴりセンチになりながら、酒飲んで、そして、寝た。





今回の釣りの模様を、ポコフィッシングスタジオのノブちゃんがブログに上げてくれてるので見てみてくださいね。
ホントにお世話になりました。感謝。
https://ameblo.jp/poco-fishing-studio/entry-12498331362.html