まだボーナス支給されてないのに物欲祭りです(笑)

これまで紹介してきたリール記事から、薄々察している人もいるかもしれませんが、私は海外モデルが好きです。むしろ海外メーカーのマイナーなタックルこそ最高だと思っています。

そんな私ですが、久しぶりに両軸リールを買いました。ジギング目的に購入したわけではありませんが、ジギング用のリールを検討している人にも参考になるかもと思い、記事にしておきます。

もともと買うつもりは無かったのですが(笑)、海外のサイトでとあるリールのパーツを探していたときに何気なく見つけてしまい、あまりにもお買い得だったので衝動買いしちゃいました。

ソルト用の両軸リールといえば、オシアジガーやソルティガがメジャーどころで、ガチ勢の方々がブルーヘブンやアキュレートといったレバードラグのリールを求めるイメージで、レバードラグは高級リールの代名詞といった先入観があります。
高いものだと10万円以上、AVETのリーズナブルなモデルでも4万円くらいはするでしょうか？かといって安価なチャイナリールで大物に挑むのは無謀な気がしますよね。

話は変わって、レバードラグのリールといえば、もともとはトローリングでのビッグゲーム用として造られたものでした。巨大なカジキやマグロを釣り上げる為の道具です。松方弘樹の世界ですね！
そんなトローリングリールといえば、PENNのインターナショナルや、シマノのティアグラ、Fin-norのサンティアゴあたりが歴史と実績で有名かと思います。
そんなレバードラグリールの実績十分なFin-norが今回の主役なのです！



購入したのはPrimalというライトタックル用のレバードラグリールで、#10（PE30lb/415yds）,#12（PE50lb/440yds）という2サイズのうち、小さい方の#10です。ちなみにラインキャパ2サイズに対して、ギヤ比も5.8:1と7.3:1の2種類があります。ジギングならハイギヤですかね？
私が購入したのはローギヤの方で、正式な型式はPR10LSとなっています。

Fin-Nor Primal™ Lever Drag Reel - YouTube

手にしてみるとカルカッタ400くらいのサイズ感かな。かなりコンパクトです。重量は実測386ｇでした。
購入価格は1.7万円ほどと激安でした。

何気に遠心ブレーキも付いていて、キャスティングもOKらしいです。（海外ではオーバーヘッドリールと表現されています。）

ブレーキブロックがグリスでベトベトだけど大丈夫なのか？
一応グリスふき取っておきました(笑)



最近の設計らしく、オフセットした大きなギアボックスで、メインギヤがかなり大きいことが分ります。巻き上げトルクがかなりありそうな見た目が購入の決め手のひとつでした。
ハンドルもEVAの大型ラウンドノブが付いていますし、ハンドルピッチも73mmくらいあって長さも十分ですから、改造無しでジギングにも使えそうですね。

ドラグワッシャーはカーボンで、30ポンド（13.5kg）というかなり強力なドラグを備えています。
ギヤはステンレス製です。海外の両軸リールというとPENNのジグマスターを触ったことがありますが、新品でもゴロゴロした巻き心地のあの時代のリールのイメージでいたら、良いほうに大きく裏切られました。巻き感はかなりスムーズで良いです。
いろいろ触った感じでは悪くない感じですけど、実際にライン巻いて釣りで使ってみないと何とも言えませんね。

ちなみに、レバードラグリールというとメカニカルブレーキが無いので、慣れないとフォール中のバックラッシュという問題があるのですが

このリール、レバー操作のFreeとStrikeの間隔がかなり広くて、しかもその中間くらいの位置で一度引っかかるような感触があって、その位置だと軽くブレーキを掛けた状態でのフォーリングができるようなので、上手く活用すると武器になるかもしれません。

写真で見て分かる通り、マシンカットではなくダイキャストのボディに塗装仕上げです。コストダウンの為ですが、機能的には何の問題もないから個人的には大歓迎。USブランドにはこういうリールが多いですね。
レバードラグ欲しいけど高価で手が出ないという人は、海外ブランドに目を向けて欲しいです。最近はアジア圏のリールに注目が集まっている感じがありますけど、個人的にはそういう新興ブランドよりもUSブランドのこういう質実剛健なモデルが良いと思ってます。

Fin-norといえば、かつてマミヤOPが代理店をしていましたね。20年以上のキャリアがある人なら知っていると思いますが、私もAHABというスピニングリールを所有していたこともありました。やっぱりUSブランドのリールは独特の雰囲気があってカッコいいですね。

さて、そんなリールですが、私はマダイやワラサのコマセ釣りで使う予定です。
今年の冬は真面目にコマセマダイに取り組もうと考えているのです。大鯛釣りたい…