TSSTでの惨敗に「なぜ、釣れなかったのか」
を検証しに大会で３ヶ所目に行った隅田系運河へ行ってみました

ここは春以降、バチパターンでほとんどホゲること無く魚を出せていた場所
バチが終わっても魚はブレイクに着いているようで

ベイトパターンでも出せるはず

大会の時とは時間が違うが、満潮からの下げに合わせて釣行
20時半頃にポイントへ着くと、表層に雰囲気アリ

行き交う屋形船がコースを変える場所で
立てる引き波が足下のブレイクに当たり、活性が上がるポイント

岸から3m程のブレイク上にはイナッコの群れが少し
船の往来が終わるまでのフィーディングタイム

おそらくメインベイトはイナッコと最近釣れだしたハゼ
ハゼパターンならボトムなので、まずはチャ－ト系RB77

反応ないのでPHイワシカラーに替えるとバイト
魚は上なんだろうか？イナッコパターン？

どっちにしてもバイトしてきた魚は小さそうなので
RB66にチェンジしてうまくブレイクを通すと
タイミング良く引き波でルアーがヨレたところにヒット


エラ洗いでフックオフ、あらら


ポイントを休ませて今度はホロ系のスーサン
どうやらイナッコを意識しているよう

南風が強く下流側からのキャストだったが
風も治まってきたので上流側から通してみる

するとやはりブレイクの真上でヒット
これも30くらいのフッコサイズだけど
群れから引き離そうとしたらバレた

魚はいる

しかし食いが浅く、どちらもテールに喰っている
おそらくブレイクの上の水深が浅いので食い上げられないのか

ブレイクに乗っているベイトが降りざるを得なくなるまで待ち
あえてブレイクからこぼれ落ちる演出で喰わせられないか

さっきコンクリートにラインを引っ掛け、PEがやばそうなので
屋形船が通るのを眺めながらシステムを組み直す

引き波が直接当たるときより、岸からの反射波がベイトを流す
つまり、船が通った後の波が落ち着く間際が食いの間

時間的にそろそろ船の往来も終わるので最後のチャンスと予想
TSSTで村岡さんがX-80のジャークで喰わせていたので真似る


小場所なのでスレも早いが時合いはもうすぐ終わり

アップに投げ、南風で滑っている上の潮は無視して
ジャークで沈めて下層のしっかり効いている下げに乗せる

そのままいったんブレイクに乗せてからショートジャークで
横に飛ばしブレイクの下から見ているはずのシーバスを誘う

２投目を通したときに、良い引き波でルアーがヨレたのか
ピックアップ間際までフッコがチェイス

抜き上げ寸前で、ツンと喰ったがフッキングならず
魚はしばらくそこにぼんやり漂っていたが暗闇に消えていった

見切られたか

ここで焦ってすぐさまルアーを入れてもダメだろう
同じ波動で、もう少しアピールさせるべきか


ビーフリーズとブラストで迷ったが横のスライド幅でブラスト

最後の船が通過するのを待ってキャスト
少し下流に立ち位置を変えて、先程と同じアプローチで通していく

潮位も下がり、さすがにブレイクの上にイナッコの姿はない
グリグリと巻いてショートジャークの後に一瞬止める

ここ、と言う場所を通過しても反応がなく
岸に向かってルアーが戻り始めた時

後ろにヌラリと黒い影

そのまま喰うかと期待したが魚は等距離でチェイス

足下まで5m無いのでロッドを目一杯壁際に寄せて
壁際に追い詰められて逃げ場のないパニックベイトを演出

壁に10cmまで来たところをおもむろにショートジャーク
ルアーが壁に軽く当たりジャラッと音が鳴る

そこでスイッチが入ったのか後ろの影が猛然と喰らいついた

ガボガボッとシャロー上で派手なエラ洗い
魚は間違いなくイナッコを追い詰めて喰ったつもりなんだろうが

残念、それは私のルアーだ

しかしテール一本、ドラグを出してブレイク下に逃げようとするが
蛎殻ブレイクに触れたら一瞬で終わり

魚の頭を水平に向かせて、向こうに走るときだけドラグを締めて酸素を奪う
そのまま8の字を書いてフロントフックをえら蓋の硬いところに掛ける

ここまでくればもう安心、何度かエラ洗いにもルアーが飛ぶことはなく
ネットを降ろしてランディング


60cm　22時25分　中潮下3 167cm 晴27度 南4m
風神号フライハイ86ML　REVROS 2506
シーバスPE1号　リーダー20lb
オルタネイティブ　ブラスト　ハッピーレモン

あまりにも思い通りの展開に、つい高笑いしてしまい
近くで散歩していた人にギョッとされる

デジカメを出した時点で、今月のダービー用キーアイテムの
カップヌードルカレー味の蓋を忘れたことに気がつき意気消沈

場が荒れたので、少し下流のストラクチャを攻めてみるが
船が通らなくなったためかビーフリで1バイトのみ

満足したので、竿を畳みました。

ルアーを横っ飛びさせて魚を出すのは苦手なのだけど
今年は克服して行かないと、真夏の難しいパターンで獲れないですね。