ヌシはそこにいる

  • ジャンル:釣行記
時は9月の夜

少し涼しい風が長かった夏の終わりを感じさせる

とはいえまだ海水温も高いため、山から水温の低い水が流れてくる河口に狙いを定める

海側にイワシのような小魚を確認

川の中にはイナッコ、そしてコノシロも少し入っているようだ


時々水面がざわつく


おそらく本命はこのベイトの下


だがすぐにそこに打ち込むような安易な事はしない

大人の余裕でまずはトップで出るような奴がいないか試してみよう

色々な釣り方ができるのも鱸釣りの面白さだ




うむ、やはり上には出てこないか

これは予想通り



余興はこれぐらいにしてそろそろ獲りに行くとするか



川幅が広がった脇の反転流

そこの深みで流れから外れたベイトを待ち伏せているんだろう?


ここに違和感なく流し込んでこの川の主を引きずり出す相棒はスネコン130だ


さぁ頼むぞ


シュッ

パシャ


よし、思い通りのキャスト


あとはスルスルと自然の流れに任せて少し潜りながらヤツの目の前へ行くはず


このあたりだ・・・

来るぞ・・・



ガンッ!


きた!



重みを感じたその瞬間そいつは一気に走り出す


重厚なトルクは只者ではない気配を十分に感じさせる

こちらも負けるわけにはいかない
必死に走りを止めにかかる


そして一進一退の攻防を制しついにその姿を現した



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腕パンパン

勘弁して

ルアー回収できて良かった・・・


このヌシはそこらじゅうにいる


その後の海は沈黙を貫き、木っ端微塵になって帰路についた。。

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